秋の古墳公園

今朝のお散歩の時の写真です


秋真っ盛りの東深井地区公園、通称「古墳の森」



地面が落ち葉で埋め尽くされ
コンクリートの小径が見えなくなる程で
何処を歩いていいかわからないくらい(笑)
でも、いいよね、こういう風景

私は都心で生まれ育ったけど
こんな風景が身近にたくさんありました
慶應大学・女子高・中等部、三井倶楽部、
イタリア大使館、オーストラリア大使館、芝公園
そしてたくさんの大きなお寺や
旧武家屋敷の大きな邸宅

何処も大きな木がいっぱいあって
たくさんの緑に覆われて
鬱蒼とした森のようになっている所もありました

特に三井倶楽部とイタリア大使館の間の坂道は
私の小学校と高校の通学路で
両方の敷地から覆いかぶさるように木の枝が繁って
春夏は濃い緑に、秋は赤や黄色に色を変えて
葉っぱやどんぐりを落としていました

風の強い日には木々が大きく揺れ、葉っぱや枝の揺れる音が
まるでさざ波のように、ザワザワ、ザワザワって聞こえて
『海のそばを歩いてるみたい』って思いながら歩いていたものです

結婚して、24年間住んだ東京を離れ
茅ヶ崎、平塚、柏と移り住み
何処も郊外の都市として
それなりに緑を感じて住んでいたけど…

流山に引っ越してきて、駅からの道を歩いて来て
途中の林のそばを通った時
強い風に揺られた木々の揺れる音がザワザワ、ザワザワって聞こえて
『あ、さざ波の音みたい』と思って
昔々の港区三田に住んでいた頃のことを思い出して
物凄く懐かしい思いが甦って来たのです

これは茅ヶ崎や平塚や柏では経験したことの無い感動で
『あぁ、ここは私の故郷に似ている場所かも』
と思ったことを思い出します

流山は人情も風景も、
昔々の東京の良い所が残っている街だと、私は思うんですよね

特に江戸川台や東深井周辺は
良い時代の昔の東京人の移民が多いから
隣近所と仲良しで、それでいて外から来る人も広く受け入れて
変な干渉もしないし、かといって冷たいわけじゃなくて
挨拶したり気軽に話しかけたりと、とっても温かい

だから、ホント、暮しやすい街だと、私は思うんですよね
こんな流山のいい所を、これからも紹介していきたいな
と、古墳の森を歩きながら思った私なのです

そして「東京は冷たい街だ」っていうのは
地方から東京に来た人たちが、
同じような人たち同志で住んでいるからであって
本当の東京人はあったかいんだぞ！
ってことも、ついでに言いたい私なのでした