赤坂の変貌

一昨日は久しぶりに赤坂に行きましたが
なんというか、昔とのあまりの変貌振りにちょっとショックを受けてしまいました

赤坂界隈には、数年に1度位の割合で、夜の宴会をしに行きますが
その度その度、柄が悪くなって、今回は特に最悪
店の雰囲気や、お店の前で客引きをしている人たちの雰囲気
歩いている人たちの雰囲気が、なんというか歌舞伎町並みで
まあ、こんな年齢だから今更怖いとは思わないけど
昔の赤坂を知っている人間にとっては結構がっかりなな風景でした

赤坂と言えば、天下のTBS城下町で
大手企業もいっぱいあるし、議員会館もあるし、霞ヶ関も近いし
昔はその関係者が使う高級料亭や、高級ホテル、
オシャレなレストランがいっぱいあって大人の街、という感じで
もちろんお値段もお高めだったから
私の小さい頃や若い頃は、めったに行けない所、という感じだったのですが・・・

テレビ業界も厳しい状態のようだし、
国家議員や高級官僚も料亭や高級レストランで派手にお金を使わなくなったし
大手企業も同じですよね

お陰で高級料亭はどんどん潰れちゃったし
落ち着いた雰囲気は全く無くなってしまいましたし
なんだかホント、場末の歓楽街になってしまって
淋しい、というか悲しい

私の父は港区の職員で、私が小学生の時は赤坂支所に勤務していて
ボーナスをもらった時はいつも家族で、ちょっと豪華な外食、ということで
TBS地下にあった「ざくろ」に行ったり、
隣の「TOPS」でチョコレートケーキを食べたりしていました
小さい私にとって赤坂は物凄く高級な雰囲気で
いつもちょっと緊張して出かけていたものです

でも変わってしまったんですねぇ

昨日泊まった赤坂グランドプリンスも1泊朝食付きで7400円だったしなぁ・・・
すっかり庶民の街になってしまいました
昭和は遠くなりにけり、ですね

とちょっと悲しい私なのでした