原発事故後、インターネットでは色々なデマが拡散されていますね
そんな話を聞いて思い出したこと
大正時代に起きた関東大震災の時も
「朝鮮人が井戸に毒を入れた」とか
「朝鮮人が日本人を襲ってくる」などのデマに惑わされ
多くの一般市民が、日本にいる朝鮮人の方達に危害を加え
それによって亡くなった朝鮮人の方達がたくさんいたそうです
そんな話を聞いて思うことは
『あぁ、人間は恐怖に陥れられると、とんでもない行動を起こすんだな』
ということ
「急いで対処しないと私達が殺される」とか
「子供達に危害が加わる前に何とかしなくては」
と焦った上での行為だったんでしょうね
不安に思ってる本人達にとっては
一分でも一秒でも早く行動しなくてはいけないことだったのでしょう
ましてや可愛い子供達にかかわること、
正しい情報収集をするよりもまず
最悪の事態にならない前に子供を守らなければ
と情報収集など後回しでもいい、と考えたんだと思います
なんか、今の日本の状況に似ていますよね
もしかして、怖がっている人たちにとっては
正しい情報なんて、ホントは要らないのかもしれない
10万分の1、100万分の1の確率で起こるかもしれない怖いことでも
それから逃れるためだったら、何はさておき行動しないと
落ち着いた気持ちを取り戻せないのかもしれない
今はインターネットの時代だから、大正時代と違い、
あっという間に日本中、世界中にデマが蔓延してしまいます
更に困ったことには、悪意を持ってデマを作り上げる人たちが
簡単に入り込むことが出来てしまうから
いつまで経ってもデマは拡散されます
ん・・・なんだかなぁ
同じような轍を踏まないよう、人間は深く考え
行動していかなければいけない、と思うのですが
なかなか、難しい問題なのかもしれませんね
「被曝発病」デマがネットで拡散 「原発周辺で釣った魚食べ死亡」 「福島にいたから急性白血病に」
「白血病患者急増」医師会がネット書き込み否定
関 東 大 震 災 ・ 朝 鮮 人 虐 殺 流 言
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後半に非常に残虐な描写部分があるので
嫌な方は読まないでください