今夜、テレビ朝日で、松本清張生誕100年特別企画のサスペンスドラマを見た。
丁度同じ時間帯で、別番組でも刑事ものがあるが、番組紹介で田村正和が国選弁護人として登場するので、古畑任三郎とどう違うかと何気なく選んだ。
初めの15分は犬と一緒に炬燵で転寝をして、はっと気が付いてボーとした頭で見始めた。
タイトルは、疑惑である。
沢口靖子が悪役の殺人罪で死刑判決を受ける役で、これが又いつもの清清しい役柄ではなく憎憎しい罵詈雑言を周りに浴びせ鬼球磨子という名前でマスコミから記事を書かれ世間から一身に憎まれている。
2時間半のドラマは圧巻だった。
球磨子は富豪の夫を殺して8億円の保険金を手に入れる鬼妻として起訴され1審で死刑の判決を受けた。
それを国選弁護人として田村正和が引き受け、球磨子の背景を調べ上げ隠された事実から逆転勝訴となり、実はマスコミがでっち上げた記事とそれに踊らされた警察のコメント、証人達の曖昧な証言から球磨子が夫を殺したと仕立て上げた冤罪事件だ。
沢口靖子の汚れ役、田村正和の古畑任三郎と全く違った役柄と推理振りに引き込まれて2時間半があっと終わってしまった。
あまり好きではなかった田村正和の陰のある、気迫のある弁護士ぶりに、惹かれた。、
松本清張の作品は生誕100年というがいつまでたっても色あせず、結末は逆転し、主人公を犯罪を通して人間としてその性を暴いていく、どっしりとしたストーリーはずしんと心に響いた。見終わったあとも放心状態に近かった。
自分にも全く縁が無い人生を送って来たわけではない。
これまで生きてきた過去を振り返り、最も辛かった何十年があるが、そのひどかった毎日を、通勤の電車の中で松本清張の単行本を毎日読み、ほとんど読み尽くしていった。
小説に没頭し自分が毎日の現実から逃避できたからであり、多分その時はそのような自己分析は出来ていなかったが、結果的には、だから自分はつぶれず頭がおかしくならなかったんだと思えたのだ。松本清張の作品は偉大だった。
そういえば、松本清張を全部読み終えた頃にマジソン郡の橋の小説が大ベストセラーになったものだ。
今、国民が裁判官を勤めなければならない時代になり、自分にその役割が廻ってきたらどうしようと不安になるが、ドラマを見て死刑判決になり控訴して冤罪とわかり、マスコミ、警察の作りあげた判決の恐ろしさに再び不安になった。
田村正和扮する弁護士の頭の鋭さに、救われる。
弁護士さんは身近にずっと接してきたが、クライアントの人生を変える職業である。
沢山の案件を抱え、激務極まる職業で、丁度最近アメリカの小説で心神喪失という女性検察官の法廷小説を読んでいるが全く逆の立場で犯人を追い詰めていく立場からが描かれているのである。
15年位前の自分の過去の毎日を、今日のドラマによってスーッとその時に引き戻された。
別段その時を思い出しても、悲しくはならないがあの苦い日々があって、それを救ってくれた人があり今の自分がいれるのだと、感謝する気持ちはずっと墓場まで持ち続けなければなるまい。
丁度同じ時間帯で、別番組でも刑事ものがあるが、番組紹介で田村正和が国選弁護人として登場するので、古畑任三郎とどう違うかと何気なく選んだ。
初めの15分は犬と一緒に炬燵で転寝をして、はっと気が付いてボーとした頭で見始めた。
タイトルは、疑惑である。
沢口靖子が悪役の殺人罪で死刑判決を受ける役で、これが又いつもの清清しい役柄ではなく憎憎しい罵詈雑言を周りに浴びせ鬼球磨子という名前でマスコミから記事を書かれ世間から一身に憎まれている。
2時間半のドラマは圧巻だった。
球磨子は富豪の夫を殺して8億円の保険金を手に入れる鬼妻として起訴され1審で死刑の判決を受けた。
それを国選弁護人として田村正和が引き受け、球磨子の背景を調べ上げ隠された事実から逆転勝訴となり、実はマスコミがでっち上げた記事とそれに踊らされた警察のコメント、証人達の曖昧な証言から球磨子が夫を殺したと仕立て上げた冤罪事件だ。
沢口靖子の汚れ役、田村正和の古畑任三郎と全く違った役柄と推理振りに引き込まれて2時間半があっと終わってしまった。
あまり好きではなかった田村正和の陰のある、気迫のある弁護士ぶりに、惹かれた。、
松本清張の作品は生誕100年というがいつまでたっても色あせず、結末は逆転し、主人公を犯罪を通して人間としてその性を暴いていく、どっしりとしたストーリーはずしんと心に響いた。見終わったあとも放心状態に近かった。
自分にも全く縁が無い人生を送って来たわけではない。
これまで生きてきた過去を振り返り、最も辛かった何十年があるが、そのひどかった毎日を、通勤の電車の中で松本清張の単行本を毎日読み、ほとんど読み尽くしていった。
小説に没頭し自分が毎日の現実から逃避できたからであり、多分その時はそのような自己分析は出来ていなかったが、結果的には、だから自分はつぶれず頭がおかしくならなかったんだと思えたのだ。松本清張の作品は偉大だった。
そういえば、松本清張を全部読み終えた頃にマジソン郡の橋の小説が大ベストセラーになったものだ。
今、国民が裁判官を勤めなければならない時代になり、自分にその役割が廻ってきたらどうしようと不安になるが、ドラマを見て死刑判決になり控訴して冤罪とわかり、マスコミ、警察の作りあげた判決の恐ろしさに再び不安になった。
田村正和扮する弁護士の頭の鋭さに、救われる。
弁護士さんは身近にずっと接してきたが、クライアントの人生を変える職業である。
沢山の案件を抱え、激務極まる職業で、丁度最近アメリカの小説で心神喪失という女性検察官の法廷小説を読んでいるが全く逆の立場で犯人を追い詰めていく立場からが描かれているのである。
15年位前の自分の過去の毎日を、今日のドラマによってスーッとその時に引き戻された。
別段その時を思い出しても、悲しくはならないがあの苦い日々があって、それを救ってくれた人があり今の自分がいれるのだと、感謝する気持ちはずっと墓場まで持ち続けなければなるまい。