信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

11月の降雪

2016年11月24日 13時31分41秒 | Weblog







気象予報が大当たり。

冬タイヤに履き替える予約を少し早いが、まあいいか。
と11月22日に予約を入れ夕方タイヤを持参しスタンドへ行った。

明後日は大雪になるそうです。
ということだが、日中気温が高く汗をかき、着ているものを薄着にしても
まだ暑いというような日だ。

一転して雪が降るという話には気持ちが乗らず、言う方も聞く方も笑顔だ。
冬タイヤに履き替え気持ちは安心感が強く、翌日はチャンスは今日しかないと
原村まで遠出する。
毎年友人に送っている季節のシクラメンは原村に移住してから恒例になった。

こうして毎年のことだが、これも時代の変化を感じ取ることが出来る。
その年の天候の影響、シクラメンの花の品種改良、人気種が年々変わる、栽培農家は市場も」
大型のスーパーに押され安かろう悪かろうの花が流出とか何も気づかず季節になると訪れる
栽培農家の苦労話を聞くことになる。

何の仕事でも表向き、いいですね~きれいでとか簡単に言葉を出せる時代ではなくなった。
苦労がないのはおそらくこの世には存在しないと思われる。

シクラメンは昨年と同じ日に訪れたが、今年は遅かった。
もうあらかた出荷が終わり、来年は11月初めにおいで下さいと言われた。

温暖化はこの業界にも影を落としている。

その後マゴと滅多にない奮発で農家レストランで昼食をとったが、大半を横取りされ
食の良さに満足する。

原村は八ヶ岳の阿弥陀岳の麓にあるが、既に山は雪化粧をして、5年間も見慣れた
景色だが近くの八ヶ岳農業実践大学校の芝生から見るとやはりいつになっても感嘆する。











寒さに震えるが寒さなんか、なんのその、石の上を飛び回っている。
マゴはその後公園を梯子して、ドングリ拾いに熱中する。
ビニール袋一杯に詰め込んでも欲張りマゴは満足せず、寒さで手がかじかんだおばあさんに要求は厳しく
まるで修行僧だ。



夕方、やっとなだめて車に乗せ伊那に帰る途中の温泉に立ち寄って体を温めた。

こうして一日原村を走り回り、かって5年間住んだ思い出が蘇り、思いがけない機会で
移住してきた場所に温泉のお湯と同じ位に温かい気持ちに浸ることが出来た。

記憶が残るようになった3歳近いマゴは原村の大ファンで、原村に行こうと誘うと
大袈裟に喜んで見せるようになった。

面白い話

2016年11月20日 13時44分25秒 | Weblog
いつだって笑ってしまう時間ってあるものだ。
伊那に住んでAMもFM放送も電波障害で聴取できなくなりつまらなかった。

神奈川へ車で行くと途中からAMで懐かしい、懐かしいTBSラジオが聞けてとても嬉しい時間が流れた。
永六輔の声も長らく聴けず、きたやまおさむの声など聴けたときは
太平洋の中からダイヤを見つけたような気分だった。
2年ほど前からradikoで放送が聞けるようになり便利になった。
しかし放送界も時代とともに放送内容の編成が行われ、若い世代の話がつまらなくなった。

ただ、楽しみにしているのが土曜日の午後の久米宏と大沢悠里、日曜日の安住紳一郎のにち10
で結構週末は予定が入り聞き逃すことが多く、残念無念といつも思っていた。

しかし救われる道はさらに続く。
1週間前の放送が遡って聞けることになった。
ただし、安住さんのだけは放送されないが。

この3人の番組の共通点はゲスト出演から知らなかった知識を得ることだ。
知らない世界で仕事をしている人を選んだ話題は全く新鮮で嬉しくなる。

安住紳一郎の番組でもそうだが、面白いのがテーマを決めて投稿を募り
紹介される話が、必ず笑ってしまう。
世の中こんな考え方をする人がいるとか、そうそうと、うなずく。

大体台所での仕事中なので手を濡らしているから、大慌てで書いておかなくちゃぁ
とメモに取るが間に合わないことが多い。

最近気に入った投稿。読むたびに一人で大笑いする。
安住さんが読むから面白みが100倍違うのだが、アナウンサーのキャラは大きいと思う。

家族についての投稿

● 母から娘の自分が出掛ける際、後ろから声をかけられた、
  頭をドレッシングして出かけなさいと。(ブラッシングのことらしい)

● 息子の投稿
  70歳の父親はPCもスマホもやらないが話しには常に参加してくる。
  しかし難しい話になると詳しくはWebでと逃げてしまう(どこまでわかっているのか聞けない)

● 幼児の母親

   最近の心配
   3歳近くなったムスコが言葉を覚え始めた。
   先日から突然、寝る前にさあ、カネ、かんじょうするかなぁと立ち上がるようになった。
   ぎょっとして一体、どこから覚えてきたのかと考える。
   と、同居している姑がいつも寝る前によっこらしょっと立ち上がるときに
   さあ、カネ勘定して寝るかな・・・・といっているの   を思い出した。
   3歳にどう説明して止めさせようかと悩む。

● アルバイトの経験の投稿

   20年前、動物病院でバイトをした。
   男性が診察を希望し、元気がないので相談するところを知らないからやって来たと
   亀を見せた。
   カルテを作るので亀の名前を聞いたら、男性はのっそり君と答えた。

   医師は患蓄を呼び出す時に、名前を呼ぶがのっそり君とドアをあけて呼んだら
   待っている人たちが皆下を見て笑いをかみ殺していた。
   医師は慎重に診察した後、これは病気でなく冬眠ですと言った。
   自分はそばにいて笑いたいのを我慢して自分の足を強くつねっていた。
   そのあとトイレを駆け込んで大笑いした。
   20年経っても今でも思い出す話だそうだ。

  テレビでは拾えない面白さもラジオならではのものである。


  


こんな日もある

2016年11月20日 12時47分41秒 | Weblog
昨日の土曜日は予定が珍しく3つ続いた。
勤務していれば過密スケジュール当たり前でそれに慣れ切った日々を送り、
いざ退職して地域に引っ込めばカレンダーはぽつんぽつんと埋まっていく。

面倒くさい、家でゆっくりしていたいを選べば認知症への道は距離が縮んでいくので
なるべく外出の予定は入れていく。

朝から雨の予報は当たり強く降っている。
月例の高遠のバラ園のボランティアの集会が9時にバラ園に集合する。



折から雨の降り方が強いので、近くにある高遠閣に移動し冬のバラの管理の
講義になり、その後会員の中にそばを打つ男性がいるので、新そばの出来立てを頂く。
花を愛する男性は趣味も豊富で、そば打ち10年との経歴の人もおり、では
人生の楽園のようにそばのお店を開いては?と言われていやいや、本職がありますからとか
まだ修業が足りませんからとか謙遜する。

新そばは9月からPRされるが実は11月ごろからがおいしくなるという。
茹で時間はストップウォッチで計り、きっかり90秒、おいしい秘訣の一つだ。
すぐに冷水で洗う。

雨が降りもみじの葉が色鮮やかで、そばでお腹一杯になったがさらに盛り上がった会員のおしゃべりは
延々続き、3時間が経ったときに遂に追い出された。
お互い碌に名前も覚えられず話が続くというのは素晴らしい。

次は3時からこれも例会のかやぶき倶楽部の音楽のコンサート。
雨は続き、高台にあるお寺の庭園はこれもまたもみじが美しく、
本堂でクラリネットコンサートが開かれた。





クラリネットの演奏会は初めてで、地元の中学生の吹奏楽部2校も参加し賑わった。
アンコール2回も応えての大サービスでその後1時間ほど合唱をする。

かやぶき倶楽部の会員は大半が50代以上の女性で中学生は孫かひ孫くらいの年齢差が
あり
歌う曲目ではリンゴの唄とか唱歌とか出てくるとコドモたちは全く知らないときょとんとしている。
70代の老女は大声を張り上げて歌っているが、狭い日本の中でも時代の差は外国人並みだ。

自分も声を張り上げて上を向いて歩こうや夕焼け小焼けをうたいいったん家に帰る。

夕方6時から地元自治会の常会の婦人部の総会とやらに出席する。
まだ常会に加入して2年目だが、毎月の定例の集金常会には夫が出席するから
その妻とは無縁だった。
近くで顔を合わしても名前も知らない、顔も知らないという大変失礼なことになっている。

役員を決め事業報告し、会食になったが、女性ばかりとなるとこの場も普段知らない
顔ぶれでも同じ地域に住んでいることから賑やかなおしゃべりの場となり、
遂に最終家に帰ったのが夜の10時近く。
個人的に作った栗ご飯やキノコ入りの野菜の煮物、とりどりの自慢の漬物など
食べきれないほど登場し、持ち帰りになるほどだった。

決して無口ではないためおしゃべりに参加し、大笑いを繰り返し、今朝起きたら
声がガサガサ声になり果て、仕事ではなく一日中喋るとこういうことになるのだ。

信州へ移住し9年目だが話し相手ができたことはラッキーだった。


多肉植物を撮ってみたら

2016年11月16日 22時55分17秒 | Weblog
先日、日曜日のNHKの趣味の園芸で多肉植物の写真の撮り方を学んだ。

撮ろうとする被写体にに向かって45度の角度で撮影する。
植木鉢など気にせずなるべく大きく撮る。
その際、光の取り入れ方を考える。

など、植物はただ自分の感性で撮ればいいという訳ではない。
多肉植物を集めて育てるのは10年以上前から始めていたが、水遣りが難しい。
つい、乾燥させ過ぎが心配で水を与えては失敗する。

1年に2枚しか葉っぱが増えない種類もある。
きれいな写真を撮るには大切に、元気に育てることが必要だという。




















緑の野菜たち

2016年11月15日 18時05分07秒 | Weblog
地方でも野菜は高い。

田舎は野菜は安いのが当たり前と思っていたが、どうして、どうして。
11月に入り気候が安定し日中は風がない日は暖かく、毎日続いてほしいと願う。

昨日、日曜農家のご近所から白菜が届いた。
玄関前に置いてあるのでお礼の言いようがない。

半日干して白菜漬けを作る。
ふんわりとして柔らかい白菜は翌日は重石の下で半分の量に減っていた。
2個は抱えきれない大きい巨大な白菜だったのに。


霜が降りると甘みが出ておいしさが増すというが、最近は霜が降りるのは抜き打ちだ。

周囲が農家なので夏から野菜を頂き、たまに直売所で買うことはあるが
野菜をスーパーで買っていた忙しかった自分が懐かしい。

頂いた白菜には程遠い我が家の菜園の白菜....
10月の長雨の頃苗を頂いたが、植える土地も準備してなく、毎日降る雨に苗は腐ってしまうと気をもんだ。

ようやく育ち始めたがベテランの農家には見せたくない成長途上の姿に、このまま果たして
白菜らしく育つかどうか怪しい。



冬野菜の種を蒔いたが芽が出始め、とてもかわいらしい姿だ。
日差しが柔らかい暖かい日は、野菜作りをする環境に住めて良かったと心から思う。

自分が都会のコンクリートのビル街で働いていた日々を忘れつつあるこの頃は、関心の的は
菜園とバラ作りだ。
福島弁で言えばがんばっぺぇだ。



   京菜




  冬菜




  春菊





   
  ほうれん草



 人参






今年の女王様

2016年11月13日 18時13分07秒 | Weblog
9月から10月の週末はサイクルが雨模様だった。

やっと小春日和のああ幸せとうきうきする気分になれたのがこの週末。
朝から布団干し、庭仕事とはかどること。





今年はこの秋から庭の作業に目覚め土づくりや植え替え作業に専念している。
今日も2年目のつるバラを場所が手狭になり植え替えをしたが、掘り返して自分の昨年やっている
ことがいかにいい加減だったかバラに謝った。

掘り返しは力もいるし、根気よく根を痛めないように掘るが、よくぞこんな硬い土に根を張ったと
驚きだ。
願わくば、この休眠期に根を新しく伸ばしてほしいが、バラは相当大きく深く土を掘らねばならず
毎回疲労困憊する。

そして今年もまた断崖の女王を根が張って一杯になった鉢から植え替えす。
新宿の小田キューの花屋さんで見つけてもう6年目。
芋のような根茎はこの信州で多肉植物なのに相性が良いらしく年々大きくなる。
南アフリカ産だが運よく3年目にはコドモをうみ今やどちらが親なのかわからない。
大体1月過ぎから2月に花が咲いていたが、今年は早くから花が終わった茎を切り取って
夏の間外で育てた。
いつもより早く芽が出て数本の茎が伸び始めた。
今回は何本の花が咲いてくれるのか、不思議な形の女王様だが、南アフリカでは断崖に
育つという。
もはや我が家では大事な大事な財産状態となっている。




寒い朝

2016年11月09日 09時33分07秒 | Weblog
昨日は午後から予報より早く雨が降り始めた。
北海道は雪、ニュースはこぞって気温が低下、木枯らしの予報も。

朝起きて山を見てうっ、やはり寒かったはずだ。
紅葉を見て感激した数日後は雪景色になるとは・・・・・。

北アルプスはさぞすごい景色になっているに違いない。



   空木岳 2864m



   熊沢岳 2778m





   伊那前岳 2883m 木曽駒ヶ岳 2956m

行楽3日間

2016年11月08日 12時50分22秒 | Weblog
週末、疲れたムスコがゆっくりしたいと里帰り。

通常ならこの穏やかな生活に埋もれ、土を掘り返しているのであろうと思われるが
チャンスは来るものだ。

ムスコに促され4日はマゴを伴い、駒ケ根の高台にあるふるさとの丘へ向かいお弁当持参で小春日和の
広い芝生の感触と色づき始めた紅葉を愛でた。





5日の土曜日は最近足が遠のいた安曇野へ出かける。
丁度安曇野に住む文化人の活動がこの季節に開催され安曇野スタイルという安曇野の広い地域を巡る
のが11月3日から6日までの期間だ。

中央アルプスの雪化粧に驚いたが、北アルプスはその比ではなかった。
気温は上がり、上着を必要とせず、森の中を歩き回った。







6日の日曜日、朝土地の自治会の講習会の当番で午前中の役割を済ませ栄養診断で
たんぱく質が過剰、塩分が過剰という結果に愕然とし反省をし知らず知らずに塩分の摂取が
多くなっていたと良い機会をもらった。

午後からまたお弁当を持って小耳にはさんだ近くの箕輪村にあるもみじ湖へもう機会はないと
急いだ。

箕輪ダムに沿って植樹されたこんなに赤いもみじの木々のボリュームに圧倒され
貧弱な語彙しか持ちえない自分には誉め言葉も出てこない。

伊那に住み3年目になったが近くにこれほどの美しい名勝地があることを知ったが
今年は紅葉がいまいちと言われて出かける気分も失っていたので、また訪れたい場所を手に入れ
これほど嬉しいことはない。

茅野市でのお寺のもみじも風景に合った美しさだったが、川に沿って植えられた大自然の中に同じ姿の木がなく
葉っぱの量が多くグラデーションが見事だった。

























中央アルプス 初冠雪

2016年11月01日 11時51分23秒 | Weblog





昨夜から雨が降り始め、朝起きてふと見上げた山の姿にぎょっとした。
もうこの時期に雪が降るか?

昨年の日記を読み返したがまだだ…
雲が切れて瞬間に様子が変わる山の面白さに見とれたがどんどん雲海が山の姿を変えていく。

昨日は一日出かけていたが、今日は時間を追ってカメラに収める運の良さ。
そうか、今日から11月に入ったが今年の冬は寒いという情報はどのように変化していくか。

どうだんつつじは相変わらず真っ赤に引き続き楽しませてくれている。