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conscience

my diary

意味のないJアラートは止めたらどうか。

2022年11月04日 | 日記
 北朝鮮が連日にわたり複数のミサイルを発射し、そのうち日本上空を通過する可能性があるとして、政府は、関係すると思われる地域に対してJアラートを出したが、果たして、今の段階でJアラートを出す意味とは何なんだろうかと疑問に思う。もし、仮にそれが日本領土内を狙ったものとして、ミサイルの探知から着弾までには短時間しかかからないだろうし、その上、核爆弾などを搭載していたとしたら、避難する時間などは到底ないだろう。まして、他国とは異なって、我が国は敗戦時に防空壕を全て埋めてしまったので、ほんの一握りの金持ちが用心の為に防空壕を設置している以外には見当たらないので、Jアラートを聞いても逃げ込む場所が無い。したがって、現時点でJアラートを出しても、混乱を招くだけで意味がないのではなかろうか。それでも、政府がJアラートを出し続けるのには、国民の間に危機感を煽り、憲法改正や国防費の増額を図る為の機運を作ろうとする意図があるか、それとも、単に形式的なお役所仕事を責任逃れの為だけにしているだけなのかが分からない。
 オオカミ少年の故事にもあるように、警報ばかり乱発していると、誰もまともに聞こうとはしないということもある。本当に今なすべきことは、軍事基地周辺の住宅地などに国民の為の防空壕を整備することと、ミサイルから原発を守る為の備えをしておくことだろうし、対ミサイル防空網や反撃能力を実効あるものにすべきだろう。
 第二次世界大戦の敗北から今に至るまで、我が国に深く根付いてしまっている負け犬根性と、敗戦時にアメリカなどが我が国に仕掛けた、非武装中立・国連中心主義の幻想的平和思想によって、一部の知識人や野党からは、未だに、防衛力よりも外交交渉に重きを置けとの発言を聞くことがあるが、そういう人達にも、ロシアがウクライナに仕掛けた戦争のように、権威主義に凝り固まった国に対しての外交は何の意味もないということを、良い加減にわかって欲しいものだ。
 結論として、Jアラートの発出は、防空壕の整備や確実なミサイル防衛能力が整備されるか、実際にミサイルが着弾して被害が確認された後まで待ってはどうかと思う。
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