木漏れ日のさすガーデン

兵庫県北播磨の山あいの集落で庭づくり、畑作り、ガーデン木工などを楽しんでいる夫婦の生活日記。

尾瀬を歩く

2011-09-09 | ガーデン見学



ご来訪ありがとうございます。
暫らくの間、字体を活字体に、文体を「です・ます調」に
改めていましたが
もとの「である調」に、そして字体をペン字に戻しました。
読む人の感情からすると思い上がっているような印象や
偉そうな主張のように感じられこともあろうかと思います。
けっしてそうではなく、慣れと字数を減らすためですので
悪しからずご理解を戴きたく思います。




兵庫県北播磨地方の本日の天気は
曇りから雨になる予報だ。
一方、奈良県や和歌山県の被災地では
台風のもたらした土砂崩れで
川の上流に堰き止め湖が出来ている。
今後まとまった雨量があると
堰き止められた大量の土砂や水が
下流域に土石流となって流れ出る恐れが
あると専門家はみている。

地域住民の方々は今回の台風による
豪雨の凄まじさを経験して
自然災害の怖さは十分解っている。
しかし危険の予測をして避難勧告がでても
住み慣れた家、土地を離れて
避難することはとてもつらい事なのだ。
避難の間、自分の家、田畑を
自然のなすがままにさせることは
耐え難い屈辱であるに違いない。
出来ることなら自分の手で守りたい。
誰もがそう思うだろう。

上流域を堰止めている大量の土砂は
映像で見ると一山を形成するに値する。
今後時間をかけて修復するしかなく
修復工事が完了するまでには
かなりの年月が必要になるだろう。
その間、自然のなすがままになる訳で
地域住民の方々のジレンマは
極限に達していることと思う。

地球の温暖化に伴う異常気象は
途轍もない豪雨や竜巻を発生させ
これまで想像だにしなかった
自然災害を発生させている。
また近年は地震の活動期に
入ったと言われている、
東海、東南海、南海地震の
起きる可能性は30年以内では50%、
50年以内では80%の確率とも言われている。
私たちはこうした自然の激動期に
いかに向き合っていくか、
防災面を含めて国民的議論が必要だろう。

脱原発に関しても
電力会社、産業界、政府だけの
議論になっていては地震多発国の
わが国の将来は如何なものかと
不安を抱かざるを得ない。

さて本題にいこう。
家庭菜園では今、冬野菜の大根、白菜の
植え付け時期になっている。
スイカや梨ウリ、きゅうりなどの
後片付けに追われ、今日は苦土石灰を
撒いて耕運をした。
幾分涼しくなったとはいえ、
戸外での作業はかなり暑くきつい。
当分は庭の方にはかかれないので
その分、外の題材を使わねばならない。
今回は私がかつて尾瀬や長野県へ
行った時の花の写真をブログで
紹介することにする。

尾瀬は福島県、新潟県、群馬県の
県境に位置する大自然の中の広大な湿原であり、
そうした環境でしか存在し得ない
植物が繁茂する。
画像は前方の遠くに燧ケ岳がそびえ
背後には至仏山が対峙する
この二峰に挟まれるようにして
尾瀬ヶ原という広大な湿原がある。
木道は湿原の中を遥か遠くどこまでも伸びる。
実際に歩いていても終わりのない
木道のような錯覚に陥る。
尾瀬ヶ原は雪解けの頃は水芭蕉、
盛夏のニッコウキスゲ、
そして秋は草もみじと
四季折々の表情を見せてくれる。
画像は人影もないがこの時期は
時折ツアーの団体が行列をなして
通り過ぎてゆき、暫らく経つと
再び人影もない尾瀬の静寂が戻る


尾瀬沼湿原の朝五時ごろの風景である。
このあたりは長蔵小屋のすぐ近くにあって
朝もやが立ち込める時間帯は
プロ、アマを問わずカメラマンが立ち並ぶ。
日の出前は絶好のシャッターチャンスだが
少し暗いので三脚は必携である。
ニッコウキスゲの中にクルマユリが
溶け込むように咲いていた。


尾瀬沼湿原の朝もやが立ち込める風景。
このあたりの風景は尾瀬のガイド本などで
よく見られる風景である。
ニッコウキスゲは一日花、朝開いて夜に萎む。
日の出前なのでほとんどが蕾の状態である。
尾瀬に行く機会があれば
山小屋には早めに到着して
周辺の撮影に時間をとりたい。


尾瀬の群馬県側最高峰「至仏山」に登る途中
高山植物の群落に出会った。
鳩待ち峠から登り始めておよそ1時間、
コバイケイソウ、ウサギギク、
チングルマ、キンポウゲなどや
ヨーロッパのエーデルワイスでお馴染みの
ホソバヒナウスユキソウなどを見ることが出来た。




ご来訪ありがとうございました。

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