幼稚園の前で(つややかな緑の葉)

2013-07-03 23:57:28 | 日記
今朝、幼稚園の門を、数人の中学生の女の子たちが入っていくのを見た。少し緊張した感じ、でも何か楽しそうに話しをしながら。ふふん、ピンときた。中学生の職場体験だと。うちの子も、中学生のときに「職場体験」があった。子よりも、親の私が「うちの子はどこ、何を希望し、そして実際に何をするのだろう」と、興味深々だった。結局、美容室に行かせてもらったっけ。あまり、普段は話しない娘が、体験の日、家に帰ってからは、多弁だったことを思い出す。娘は美容師さんにはならないようだが、スタッフさんが一生懸命に仕事されていたことを話してくれた。そんな娘を見ながら、娘が大人への入り口に確かに立っているのを感じ、うれしかった。今日、この子たちは、何を見つけるだろうか?親子で登園する姿に、自分を思い出すのだろうか?そうそう、プールのかばんを持って歩く子を見かけたっけ。親と手をつないで歩いている園児を見ると、自分の子の手をしっかり握って歩いただろうか、と不安になる。親子で手をつないだ、その時を、私はかけがえのない時として、大切に思っていただろうか。もう、子と手をつなぐことはない。子の手の温もりを私の手は、しっかり覚えているのでしょうか?

むらさきカタバミ

2013-07-03 00:57:58 | 日記
庭の片隅に咲いている、小さなピンクの花。子どものとき、私がとても好きだった花。小さな花ラッパ型がかわいい。花を摘むと、すっとのびた茎は細く、花を幾つか摘むと、すぐに花束ができた。濃い(むらさき)ピンクの色が好き。ちょっと気取ったクローバーという言葉も、口にすると何か物語の本の入り口を入るときの、合い言葉のように感じられた。そうそう、葉っぱの柄には、中に硬いすじのようなものが通っていて、そっとそれを柄から取り出し、それ以外を爪で切り捨てると、三つ葉がぷらんと、そのすじのようなものの先にぶら下がった。その三つ葉と三つ葉をからませ、引っ張り合い、葉っぱの相撲をとった。もちろん、すじが切れた方が負け。このむらさきカタバミの花と、本当によく遊んだ。時には、この花は葉っぱの皿にのせるご馳走にもなった。きれいな上等のご馳走になった。いっぱい、この花と遊んだよ。その頃、私はこの花をクローバーと呼んでいた。