やぶこうじ(藪柑子)

2013-07-01 23:59:20 | 日記
ふと見れば、花が咲いている。藪柑子(やぶこうじ)が花を付けている。丈が小さいけれども、冬になる赤い実は美しい。足元にひっそりある赤い実に気がつけば、とても幸せな気分になれる。どうして、冬になる実は赤いのだろう?雪が降っても目立つから?冬の鳥に実をやって、遠くへ運んで欲しいから。寒い季節は、赤い色を見ると、ほっとします。
赤は炎の色、血の色。「皆、人間は赤い血が流れている。だから、皆、等しく平等」と教えられたような気がする。でも母の血が自分に流れ、血を遡れば、時の流れのように太古に行くことができることを思うならば、自身が大きな河の中に漂う一片の木葉のように感じられ、また流れる河を思えば、「遥か」という言葉が心に浮かぶ。