宇治 金毘羅さんの夜店

2013-07-10 23:44:53 | 日記
7月 10日、(宇治)円蔵院、金毘羅さんの夜店。暑い1日が終わりかけ、夕方になると、人が夜店へ出かける時になる。夜、7時を回ると、日が暮れ、暗くなってくる。暗くなり、電球に灯りがつくと、店店は急に輝き始める。汗の浮かんだ顔が通り過ぎ、へたっと肌につく汗のまとわる腕が膚を撫でていく。小さな男の子たちがのぞき込むのは、亀すくい…小さなミドリカメがふらはらと、一生懸命に泳いでいる。でも、この小さな亀たちが本当にかわいい。今日の一番人気は何だ?やはり、かき氷?スムージー?昔は女の子だった私は、宝石のつかみ取りに目がいく。「光るもの必ずしも金ならず」の宝石、ガラスでもなく、本当にプラスチック。でも、巻き貝のかたちもあるし、ハイビスカスのようなラメ入りの赤い花もある。電球の光にキラキラ輝く。魔法の杖から光がぱっと出るならば、何に変身するだろう。「魔法使いがひとつだけ、願いを叶えようと言った」なら、欲張りばあさん、あるいは夢を忘れた者は何を願うのだろう。「私を魔法使いにて」と。笑えない、だって私の願うべき夢は、小さい、でもいっぱいあるから。(今日も、毎年そうしているように、ごま木に家内安全と書いて、炎にくべる。願うことを一言にすれば、家内安全になるような気がするから)