蓮畑(その2)

2013-07-22 23:11:58 | 日記
蓮畑で、小さなアマガエルくんに出会った。蓮の花は、もうすぐ見頃。この蓮畑の蓮は、たいてい、薄い桃色。この色が一番、よくある色なのでしようか。「蓮は、根は泥の中にあるが、美しい花を咲かす」(いくら根は泥にまみれようと、咲かす花は汚れない清らかな花)というような文章を見てから、ますます、蓮が好きになりました。仏の居ます蓮華座は、満開の蓮の花びらを表すのでしたっけ。その片手に、蓮のつぼみの茎を持つ如来もいらしたような気がする。
鑑賞用に鉢にある蓮は、確かにきれい。でも、この蓮畑の蓮は、大きな葉が水面から空に突き出ていて、力強く、濃い緑が太陽を取り合いするように、葉を広げている。蓮花も花咲こうとしている花、花びらが散ろうとしている花、あるいは、花の後の蓮の実となるもの、花は思い思い、自由に、空を抜け、その花を天上に向けている。「畑」の蓮、あるいは池にある蓮の自由な強さに、私は惹かれるのかもしれません。花も葉も、真っ直ぐ空に向かっている。蓮のように、強く、そしてただ清らかに生きることができれば、きっと幸せ。