夏、セミの幼虫(その 2)

2013-07-19 23:49:55 | 日記
今晩は、なぜか涼しい夜です。窓からは、少し隣の家の話し声が聞こえます。今日は、うれしい一日でした。なぜ?朝、昨日のセミの幼虫が、無事に空へ飛べたようだから。昨日、その幼虫をとまらせた桜の樹、確か、昨日見上げたときは、葉にとまったぬけがらは、並んで二つだったはず。でも、その上にもう一つ、今朝はぬけがらがありまた。きっと、昨日出会ったセミくんのものかと。そう、今朝、いつもの桜並木を通るとき、一帯でセミが本当にうるさいくらい鳴いていました。そして、あの桜の樹を見上げた時、確かに、あのセミくんが今日の陽を浴びることができたのを、私は知ることができたのです。今日はあのセミくんの誕生日になったのです。だから、今日のうるさいくらいのセミの鳴き声は、そのよろこびの歌だったのです。セミくんの再び誕生する場に、私もほんの少し立ち合うことができ、そして、彼が命のうたを歌っているのを聞くことができたのです。今日は私にとって、とてもいいことのあった「うれしい一日」だったのです。