園芸ケアの模索~based on Horticultural Therapy~2nd season

ひとと緑のコラボレーション 園芸療法。ひととコミュニケートするツールとしての園芸のかたちを模索中です。

園芸ケアで再開

2008-11-28 19:16:00 | 実践記録2008年
霜月も終わろうという今日、久しぶりに園芸療法のひとときを持ちました。

題して『園芸のじかん』。
S棟にて参加者5名。
プランター3つにそれぞれかぶ、ほうれん草の種を蒔き、チューリップの球根を植えました。
Kさん曰わく、かぶは根っこを三杯酢に漬けて食べるということです。
初めて参加したSiさんは、慣れない作業に疲れも見られましたが、動きにくい右手で土を移したり肥料と混ぜたり、熱心に取り組んだ証拠でもあると思います。

「次はいつですか?」と、サポートしてくれたスタッフの言葉と、「名前はわからないけど顔は覚えているよ。」と言ってくれたSeさんの一言が嬉しかったなぁ♪

゛園芸ケア゛というスタンスでやってみるのが私なりの園芸療法かもしれない…まだ?の域ですが、そんな思いがよぎった再開の日でした。

〔写真は、チューリップ担当のTさん〕

中間報告会を終えて

2008-11-01 18:32:29 | 触発される出来事や出会い
何週間振りかな?ブログも気になりながら、修士論文に没頭していました。つくづく、追い込まれないとエンジンがかからない質だな…と自分を再確認した気がしています。
ともあれ、先生のご指導のおかげで、無事ハードルのひとつを乗り越えて、ひと息ついてます。
季節はすでに秋も深まっているはずですが、最近は紅葉を目一杯感じることもないなぁ~と団地の隅で落葉した桜の幹に絡みついた蔦の、僅かに染まった葉を見つけて思うことでした。
そういえば、数年前は吉田の研修センターにホームの利用者さん達ともみじ狩りに行ったものですが、あのとき一緒だった方の半分はもう行くことがかないません。本当に、何でもできるときにできることを支援していかなければ、認知症や老化は待ったなしです。
先日、先生の紹介で『音楽ケア』を読みました。筆者である音楽療法士の、数多くの実践活動に裏付けられた内容は、園芸療法にも置き換えて考えることが出来て、大変参考になりました。もっと貪欲に、心理的な理解を深めるための勉強や、生活に即した実践(でありながらケアの視点で)を重ねることが大事だと、課題を投げかけられた気がしています。もし興味のある方は、“音縁”のホームページをご覧ください。
それから、報告会の中である先生から「失自然症」という症状のことをうかがったのですが、何かご存知の方がこれを読んでいたら、どうぞコメントをお願いします。私も調べてみようと思っています。

〈音楽ケア〉ならぬ園芸ケア?…私としてはもう少しひねりたいけれど、今のところ決定打がない…という方向性は、ひとつの光明です。
論文の仕上げでまたお留守になるやもしれませんが、思い付くままに書いていきたいと思っていますので、また立ち寄ってください。