園芸ケアの模索~based on Horticultural Therapy~2nd season

ひとと緑のコラボレーション 園芸療法。ひととコミュニケートするツールとしての園芸のかたちを模索中です。

桜の前線より

2011-04-03 18:20:03 | 2011年への想い
このブログの数少ない読者のおひとりから、

陸前高田市へ医療支援に行った看護師さんがつづったブログを紹介していただきました。

(ひとつ前の記事のコメントをご参照ください)

目を惹いたのは、その内容もさることながら、500ものコメントが寄せられていることでした。

たしかに、その最初の記事に残されているメッセージは、被災地から離れている者にとって、

ぐいぐいと、覚えておかねばと、突かれる気持ちになります。


市内では、もうこれくらい見頃のソメイヨシノもあって、山肌の山桜はすでに葉桜。

私事ながら、団地の駐車場係りを無事に1年終えられた今日、駐車場の桜の樹を記念に撮った一枚です。

平穏に暮らせているなかで起こる日々の出来事、

「あとどれくらいもつかは分からない」と告げられている入院中の利用者さん、

人員不足にあえぎながらも利用者を支えている職員たち、

それぞれに目の前で起こっていることは傍らにおけることではないのだけれど、

東北で起きた地震と津波の大きさは何百年何千年の時間の流れの中でも地球規模で歴史に刻まれるもので、

それに比べるととてもささいな出来事に見えてくるものだな、と感じたりもします。


若い看護師の方が発信されたあのブログの影響力には及ばずとも、

園芸ケアを探究し続けることで、いつか、なにか深いメッセージが自分に湧きでてくるといいな、

と思っています。