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HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

待望の日本画の巨匠に!「手塚雄二展」

2011-01-09 15:05:03 | 展覧会

 

尊敬する大先輩からチケットをいただきました。

何時も慎み深くしとやかで、それでいうベきときはいうきっちりと決めて

おまけに美人で。声がとってもきれい!

大学教授をなさってました。

誘ってくださったのですが、日程が合わずチケットをいただいて、

私も、やっとみに行く時間ができて、いきました。

「手塚雄二展、」

「一瞬と永遠のはざまで」という副題がついていて

30年以上の画業から厳選された作品70点を

「寂」「「雅」「塊」「謐」「燦」というテーマのもとで展示されていました。

わたしは今まで多くの日本画をみてきました。

この展覧会で初めて彼の作品に接したのですが、

素人の私が見ても、なみでない技量と美術感覚の持ち主だということを感じました。

平山郁夫さんという日本画の重鎮なき後、どういう方向に日本画は流れていくのかと

注目しておりましたが、彼がその担い手のひとりなんですね。。

1953年生まれと、今一番の方ですね。

それは初めて公開されたという素描からもみてとれます。

この線の鋭さと性格なデッサン、それでいて花の持つやさしさ、美しさを感じますよね。

東京練馬で父が友禅職人であった事など

才能をさらに豊かにしているんでしょうね~

金を使った華やかなもの

(風宴2004)

また一見無彩色にみえるものでも、眼を近づけて見るとどれくらい

下地に手を入れて作品を仕上げているか。

感嘆の声をあげてしまいます。

(画集からとったもので不鮮明ですが・・海霧2003)

 

大きな海の絵に波がある。

そのちいさな波がしらの一つ一つが下地で作られているんです。

これほど素人の絵とプロの絵の違いを感じることは初めてです

多分これは匠の技という分野なのかしら。

それは彼の持つ日本画の装飾性の探求という表現の一端でしょう

写真からは、ほとんど表現を感じられないのは残念です。

(雨明2010)

今日はみっちゃんは新年最初の油絵を制作しました。

もうがっかりでしょげてしまいます。もちろん比較するほうがおかしくて・・

私はたのしんで、描けばいいのですが・・

それくらい彼の作品には圧倒されました。

(蔦模様2010)

天下の松坂屋の美術館、お正月のギャラリーを飾るのにさわしい作品群でした。

機会があったらごらんくださいね~

よんでくださってありがとう

コメント
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