2012年最後の観劇は今年も京都。HANAGATAです。

茂山家の若手狂言師の方達の会なのですが、古典狂言はなくて新作や狂言風のお芝居の上演です。
これまでは1日で2回公演とかでしたが、今年は3日間の連続公演で内容も違いました。
私が出かけたのは最終日で副題に「こうざのよにん」とあるように落語を題材にしたお話3本でした。
1本目が「かけとり」の2012年ヴァージョン。
内容は大晦日に借金の取り立てにくる人たち(丸石さんと正邦さん)を夫婦(逸平さんと茂さん)で追い返すお話のですが、楽器を使用しない能楽のお囃子(島田さんと茂さん)がかなり楽しくて、何度観ても笑えます。
正邦さんの二代目ジュリーも爆笑でした。
2本目は「骨皮」。
とぼけた味の童司さんお新発意がなんとも可笑しい。
ここまでの2本はこれまでにも観た事があったのですが3本目は初めて観る「たちぎれ線香」。
こちらも落語が題材になっているのですが、普段、落語と接する機会がないので「たちぎれ線香」の存在も知らない状態での観劇でした。
一般的に落語といえば、明るく笑えるものというイメージなんですが、この「たちぎれ線香」はそのイメージとは違って、後半はしんみり聞かせる作品でした。
そしてその語りの部分を引き受けておられたのが茂さんで、笑いのない長い語りを的確に表現されていて引き込まれました。
哀しいお話なんですが、それだけではなくてどこか救われた気分になれたのは茂さんの語りとその隣で語りを聞きながら表情を変えてゆく若旦那の逸平さんの姿に亡くなった“こいと”に対する思いが感じられたからなのかもしれません。
カーテンコールには出町のジュリーこと千五郎さんも登場されてにぎやかに楽しい会は幕を閉じました。
とても楽しい公演でしたが、開演時間が15時で、場所も府立文化芸術ホールでしたので帰るのがちょっと大変でした。
駅までの交通手段はバスしかないですし、夕方になればなるほど、バスは満員状態。
実際に1本、満員で通過されてしまいましたし、駅近くはかなりの渋滞でした。
市外から来ている人もいるので、せめて14時ぐらいの開演でお願いしたいなと思いました。


茂山家の若手狂言師の方達の会なのですが、古典狂言はなくて新作や狂言風のお芝居の上演です。
これまでは1日で2回公演とかでしたが、今年は3日間の連続公演で内容も違いました。
私が出かけたのは最終日で副題に「こうざのよにん」とあるように落語を題材にしたお話3本でした。
1本目が「かけとり」の2012年ヴァージョン。
内容は大晦日に借金の取り立てにくる人たち(丸石さんと正邦さん)を夫婦(逸平さんと茂さん)で追い返すお話のですが、楽器を使用しない能楽のお囃子(島田さんと茂さん)がかなり楽しくて、何度観ても笑えます。

正邦さんの二代目ジュリーも爆笑でした。

2本目は「骨皮」。
とぼけた味の童司さんお新発意がなんとも可笑しい。
ここまでの2本はこれまでにも観た事があったのですが3本目は初めて観る「たちぎれ線香」。
こちらも落語が題材になっているのですが、普段、落語と接する機会がないので「たちぎれ線香」の存在も知らない状態での観劇でした。

一般的に落語といえば、明るく笑えるものというイメージなんですが、この「たちぎれ線香」はそのイメージとは違って、後半はしんみり聞かせる作品でした。
そしてその語りの部分を引き受けておられたのが茂さんで、笑いのない長い語りを的確に表現されていて引き込まれました。

哀しいお話なんですが、それだけではなくてどこか救われた気分になれたのは茂さんの語りとその隣で語りを聞きながら表情を変えてゆく若旦那の逸平さんの姿に亡くなった“こいと”に対する思いが感じられたからなのかもしれません。

カーテンコールには出町のジュリーこと千五郎さんも登場されてにぎやかに楽しい会は幕を閉じました。

とても楽しい公演でしたが、開演時間が15時で、場所も府立文化芸術ホールでしたので帰るのがちょっと大変でした。

駅までの交通手段はバスしかないですし、夕方になればなるほど、バスは満員状態。
実際に1本、満員で通過されてしまいましたし、駅近くはかなりの渋滞でした。
市外から来ている人もいるので、せめて14時ぐらいの開演でお願いしたいなと思いました。