きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

北大路魯山人展

2010-02-28 20:40:13 | 日常の出来事
バレンタインの催事の時に招待券を頂いていたので、「サ・ビ・タ」観劇前に立ち寄りました。



魯山人と聞いて、思いつくのは美食家、陶芸家という所なのですが、今回のメインは壁画。

その壁画はパナマ船籍の貨客船「アンドレ・ディロン号」の喫煙室と食堂用に制作されたもので、船の解体後ポルトガルに渡っていたものなのだそうです。



作品の一つは「桜」。

琳派の作品っぽいなというのが、いただいたチケットを見た時の印象だったのですが、魯山人自身も光悦・光琳に倣ったという事でしたので、素人の私の印象も間違いではなかったみたい・・・。
この作品は3枚掛けの木版壁画で、桜の花びらを焼き物や貝を象嵌技法で表現した作品で、棗の蒔絵のようでした。

もう一つは「富士」。
こちらは漆絵で、朝焼けの富士を純金板に描いたものです。
漆に油絵の具を混ぜて描かれているのだそうで、立体感を感じる作品でした。

展示品はやはり陶芸作品が最も多かったです。
個人的な感想としては、器だけよりも写真ですが、料理が盛られたものが時々展示されていて、そのマッチ感が素敵だなと思いました。

チョコレートを買ったおかげで、少しだけ芸術の世界に触れられたのでした。
コメント
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