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きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

ブロードウェイと銃弾

2018-03-06 20:39:05 | 観劇・ミュージカル
2月のパンまとめを挟んだので、少し前になりますが、日生劇場でブロードウェイと銃弾を観てきた話を。





都合の付くときに1度は観ようと思っていたミュージカルですが、シャンハイムーンと合わせての観劇が叶ったので、久しぶりに日生劇場に行けました。

日生は好きな劇場の一つでコンパンクトで見やすくてストレスが無いのがいいですね。


さて、今回の「ブロ銃」。

一言で言えば、微妙だという感じかな。

ミュージカルとして見た場合は、歌とダンスのバランスも取れてて、テンポも良く、昨今の歌だけミュージカルより、ずっとミュージカルの醍醐味が味わえるとは思います。

そう、典型的なブロードウエイのミュージカルという感じ。

でも、内容がかなり下品で引いてしまうのと簡単に人を殺すのって、いくらコメディだと言われても、受け入れにくいな。

裏社会の話ではなくて一応、エンタメ界のお話だし・・・。


出演されている役者さんは、どの方も本当に上手くて、演技にも歌にもダンスにもストレス無いだけに、もっと別のお話で観たかったなという思いの方が強かったです。

ダンスを観るのが大好きな私にはタップもチャールストンもあるなんて楽しいはずなのに、手放しで拍手しづらい内容で残念でした。


「エニシングゴーズ」や「ガイズ&ドールズ」のようなお話だったら良かったのに。


そういえば、幕開きのダンサーさん達のお衣装がガイズのアデレイドっぽかったのが印象に残っています。


Endless SHOCK 2018

2018-02-12 19:52:12 | 観劇・ミュージカル
今年も帝劇で「Endless SHOCK」を観る機会を得られました。




今回は主人公のコウイチの周りのキャストが一新されるという事でどんな仕上がりなのかワクワク感が一杯で客席に座りました。


客電が落ちて始まったオーバーチュアからこれまでと違うアレンジで、「エー違う」が頭の中でスタートして、結局最後まで色々な変化に付いていけてるような、そうでないような不思議な感覚での観劇でした。


でも、全体的に観て言える事は「今年も観られて良かった。元気や勇気を沢山いただいた」という事に尽きますね。


やはり、座長の光一さんの舞台にかける思いがキャストに浸透して新しい方が入ってもその精神が揺るがないから、毎年進化し続ける事が出来るんだろうなと強く感じたキャスト変更のSHOCKでした。



新しいキャストの中でやはり注目はライバル役の中山優馬君ですよね。

まだ若いですが、舞台経験は豊富な感じだし、どんな役作りをしてくるのかが楽しみでした。

私の中の勝手なイメージでは華やかでキラキラしてる人という感じだったのですが、彼の登場シーンで感じたのは、思ったよりも地味な感じというものでした。

そう感じた自分が凄く意外だったのですが、パンフレットで光一さんと優馬君の対談を読んだら、光一さんが優馬君の中の影の部分を役に投影させたらと思うという発言をされてて、なるほどと思うと同時に光一さんが出演者の個性を掴んで演出をされているのがわかって流石だなと思いました。

実際、2幕のリチャードのお芝居とかもとても良くて思わず身を乗り出しそうになりましたから、まだ、ライバル役の見せ方を模索されている部分もあるとは思いますが、回を重ねてより進化される事を楽しみにしています。と言っても何度も観れないんですけどね。


ヒロインのリカ役はほぼ毎年違う女優さんが演じられいるので、その部分では違和感は全くないのですが、今回の瀧本美織さんは久しぶりにというか初めてかもしれないですが、ダンスが大好きという方で、動きが綺麗で観ていて楽しかったです。

公演が始まったばかりなのでまだ遠慮されている所もあるかもしれないですが、カンパニーの成長とともにリカ役もどんどん深まってゆくのでしょうね。


舞台の演出面でも色々細かい変更があって、もしかしたら気づかないで過ごしてしまっているかもしれないですが、印象的だったのはラストのショーの扇の場面でコーラスが入っていた事や夜の海で踊るコウイチに向かって仲間が語るセリフが変更されていた事でしょうか。

あまりに色々ありすぎて目が足りないし、覚えきれない観劇になってしまいましたが、舞台からのパワーはこれまで以上に感じられて素晴らしい舞台でした。

又、是非観たいです。

うたかたの恋

2018-02-06 20:54:56 | 観劇・ミュージカル
2018年の3月末でビルの建て替えのために閉鎖になる中日劇場で宝塚星組の公演を観て来ました。




当初、中日劇場のラスト観劇は2016年のエリザベートになるかなと思っていたのですが、やはりもう一度足を運ぼうと思い立ち、今回の観劇になりました。


今回の公演は「うたかたの恋」と「Bouquet de TAKARAZUKA」

お芝居の「うたかたの恋」はエリザベートの息子ルドルフとマリーの悲恋を描いたものなのも何だか不思議な縁。
ルドルフの悩める姿にハムレットを重ねたりして面白いなと感じる部分もあったのですが、全体の流れがつかみにくい印象はぬぐえませんでした。

ショーの方は実はあまり期待していなかったのですが、テンポも良く、楽しい構成で宝塚らしくて良かったです。特にラスト近くの3組のデュエットダンスは素敵で、あっという間でした。


終演が近づいてくると、もうここに来る事もないんだなあといつもとは違う感情が沸き上がってしんみりしてしまいました。

私が最初に生の舞台に触れたのがこの中日劇場でした。

初めてのミュージカルも四季の公演も、文楽も京舞も宝塚も、すべてここで観て来ました。

中日劇場が無ければ舞台の楽しさを知らない人生だったと思います。

おかげでずっと観劇貧乏だけど、心は豊かに過ごせています。

本当にお世話になりました。

ありがとう。中日劇場・・・。

ビリーエリオット 2

2017-10-29 20:06:51 | 観劇・ミュージカル
2度目の「ビリーエリオット」観劇。


前回のビリー観劇時のブログにキャストスケジュールを早く出して欲しかったと書いたのには理由があって、ビリー役の5人の中に一人だけ名前を知っている少年がいたので、出来れば彼のビリーが観かったのです。


それが前田晴翔くんで、たまたま、ニューヨークのダンスコンテストで優勝したネットの記事を見ていて、キャスト発表の時に聞いた事のある名前だなあと調べたら、その記事の男の子だったのです。


それから自分の行ける日のチケット戻りは無いかなあと時々調べていたら、戻りが見つかって観る事ができました。


この日のキャストはこんな感じ。劇場の入り口にあった公演のパネルも写してきました。

  

楽しみしていた晴翔くんのビリー。

身体能力が高いのは分かっていましたが、ただ、ダンスに躍動感があるだけではなく、指先のしなやかな動きもとても綺麗で、何よりも、キラキラオーラが凄かった。

本当に楽しそうに舞台で舞ってて、Angry DanceやElectricityでは観てて泣きそうになるくらい感動。

ダンスで涙が出そうになったり泣いてしまうなんて事、そうそう無い。

会場の拍手も凄くて、会場全体が引き込まれてゆくのが共有出来て心地よい観劇でした。


公演が終わってしまうのが本当に寂しい。

作品の再演はあっても、今回のビリー君達にはもう会えない・・・。

全員のビリーが観たかったなあ。

しばらくはビリーの曲が頭の中をぐるぐるしそうです。

博多座でEndless SHOCK

2017-10-27 21:39:31 | 観劇・ミュージカル
今年も博多座で観て来ました。


博多座でのSHOCKは2年ぶりですが、私が博多座にお邪魔するのは去年の「エリザベート」以来です。




エリザベートの時にも思いましたが、博多座はとても音響の良い劇場で歌声の響きはもちろんなのですが、打楽器の響きも素晴らしくて、SHOCKには和太鼓などの打楽器を使用した場面がいくつかあり、その迫力に圧倒されました。

特にジャパネスクの殺陣の場面ではついつい和太鼓に耳だけじゃなく目も奪われていました。



2月に幕を開けた2017年版のSHOCKですが、観るたびにスキルが上がっていて、カンパニーの結びつきも強くなっている感じがあって観ていて何故か嬉しくて仕方がありませんでした。

とにかくすべての出演者の皆さんが輝いているんですよね。本当に素晴らしい。


今年のSHOCK観劇はこの日がラストでしたが、今まで観た中で一番良かったと思える舞台でした。

毎回、その日の公演がベストであるようにと座長の光一さんはおっしゃっていますが、それを実際にされている事にただ、ただ、拍手でした。

これからも見続けたい舞台です。

観られたらいいなと思っています。

今年も感動をありがとうございました。



余談ですが、この日、東京でライバル役をされていた屋良さんが観劇されていて、カーテンコールで登壇されていました。

それから、珍しく座長さんが歌詞を飛ばされた場面や傘フライングの傘の装着がスムーズではなかったような感じがあったりしましたが、そういったハプニングも対応力で乗り越えられるのがこのカンパニーの強さなんでしょうね。