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きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

ビリーエリオット

2017-10-21 19:44:07 | 観劇・ミュージカル
梅田芸術劇場でミュージカル「ビリーエリオット」を観て来ました。


上演が発表された時に絶対に観ると決めていた作品でしたが、ビリー役のキャストスケジュールがチケット発売後にしか発表されないという事でしたので、色々と予定を組むのが大変でした。

キャスト発表を待ってから購入も考えたのですが、地元では無いので、行ける日優先で取り合えず確保と決めて押さえたのですが、出来れば先にスケジュールを出して欲しかったです。

        


で、私が観た日のキャストはこんな感じ。

                


ビリー役の山城力くんは映像作品のビリーを見て感動して、どうしてもこの役がやりたいというので、親御さんの反対を押し切って海外から帰国したという少年で、やりたい事にまっすぐなビリーにぴったり。

ダンス経験もほとんど無かったそうですが、バレエはもちろんタップもアクロバットもこなして小さな身体で舞台を駆け回る姿に感動。


他の子どもたちも大人キャスト方々も皆さん本当に素晴らしくて、良かったという表現しか知らない自分が情けない。


そんな皆さんの中でも特に印象的だったのがビリーのお父さん役をされていた益岡徹さん。

これまでストプレでしかお目にかかったことが無くて、まさかミュージカルの舞台でお目にかかる日が来るなんて思ってもみなかったのですが、不器用だけど愛情溢れるお父さんで、バレエ学校のオーディションの場面のラストの「俺の息子です」というセリフの表情がなんとも言えず心に響きました。

やはり素晴らしい役者さんだなあと改めて思いました。



舞台観劇は一期一会で、同じ作品でも、毎回違うものなのですが、このビリーという役には声変りをしていない少年という条件があり、たとえ再演があっても今の少年たちがビリーを演じる事はおそらく無いでしょう。

だから奇跡の舞台と言われるのですが、この奇跡を何とか映像に残して欲しいなと心から思いました。

ダイジェストでもいいですし、舞台誕生までのドキュメンタリーも放送されたりしていたので、それらも含めて何か残したいなと切なる願いです。


でも今、この作品を上演してくださった事に感謝です。

そして素晴らしいキャストの皆さんとスタッフの皆さんにありがとうを伝えたいです。

梅芸でEndless SHOCK 2017

2017-09-11 21:11:25 | 観劇・ミュージカル
2年ぶりの「Endless SHOCK」の大阪公演を梅田芸術劇場で観て来ました。


チケットの申し込みの時に土日は難しいだろうなと思っていたのですが、なんとかA席ですが、一公演取れてたので、3階の一番後ろでも喜んで観に行かせてもらいますという気持ちでいっぱいでした。

なのでチケット発券の時も何も考えずに受け取ったら3階の1列の記載があって、びっくり。

最初はI列かと思ったくらいでした。




さて、さて、そんなチケットを握りしめてたどり着いた梅芸の客席。

もう何度も観ているし、今年のヴァージョンも東京で観ていますが、幕が上がるワクワク感と上演中のドキドキ感は不思議なくらい変わらない。


今でも1幕ラストのジャパネスクの殺陣の場面は迫力がありすぎて怖い気持ちの方が強いですし、カンパニーの一体感溢れるショー場面は心が揺さぶられます。

ダンスを観るのが大好きな私ですが、色々なタイプのダンスを一度に観られる事も凄いですが、何よりもそれぞれのダンスにドラマがあるのが素敵だなと思います。

そして光一さんのダンスが本当に美しい。

その背中を追うようにカンパニーの全員がより良い作品をと心を込めて作り上げるステージは客席の私たちの心を揺さぶり勇気と感動を与えてくれます。

本当にあっという間の3時間なのですが、集中しすぎて終演後は体と頭が毎回クタクタ。

でも、この疲労感も含めてが私にとってのSHOCKなのかもしれません。


最後に役者さんで印象に残った事を・・・。


大阪と福岡はライバル役が内さんに変わっていますが、私は彼のライバル役へのアプローチの仕方が好きで、後半の告白の場面などその切なさに涙が溢れそうになります。そして、コウイチが死んでしまっては彼は救われないよねと思ってしまうほどです。

リカ役の松浦雅さんはお芝居がナチュラルでとても上手い方だなと思いますし、歌も伸びやかな声で表現力豊かだと感じるので、映像のお仕事が多いようですが、舞台にも出ていただけたらいいなと思いました。
雅リカちゃんの涙、美しかったです。


余談ですが、今、観劇を楽しみにしている作品に「ビリー・エリオット」があります。

その初代ビリーに選ばれた男の子たちへのインタビューの中で前田晴翔くんがレッスン形式のオーデションで印象に残っている事として「ダンスは技術じゃなくて心で踊る」と言われた事と話しているのを読んで、そうか、SHOCKのダンスに感動するのは技術のある人たちが心で踊っているからなのだと改めて思いました。

実はこの前田くん、SHOCKにも縁のある子なのです。色々なところでつながるものですね・・・。

All for One ダルタニアンと太陽王

2017-08-06 19:56:16 | 観劇・ミュージカル
久しぶりに宝塚大劇場で「All for One」を観て来ました。



上演が発表された時、「三銃士」のお話結構好きだし、観てみようかなという思いが強かったです。

でも、その後、三銃士を扱うけれど、お話は全くのオリジナルだと知り、見送る気持ちが強くなって、ギリギリまで迷ったのですが、比較的、観劇が少ない時期だったので、出かけることにしたのでした。


舞台の感想ですが、制作発表の時にまだ脚本が出来上がっていないとの話だったので、大丈夫?と思いましたが、色々、突っ込みどころはあるのですが、充分楽しめる舞台に仕上がっていて出かける選択をして良かったです。

何より物語がテンポよく展開し、殺陣もスピーディーで迫力もあり見ごたえがあったのが印象的。

1幕のラストにそれぞれがその思いを歌う重唱の場面はミュージカルとして見ごたえがあって好きな場面でした。

ただ、恋愛要素が強いのは原作の三銃士好きとしては微妙ではあったのですが、娯楽作と考えれば、許せる範囲内かなと思いました。


出演者で一番印象に残ったのはアトス役の宇月さん。

特に2幕でボーフォール公爵を擁立してマザラン枢機卿を追放しようと歌う場面は力強くて素敵でした。

アラミスの美弥さん、ポルトスの暁さんもそれぞれに個性的な人物像を的確に表現されていて素敵な三銃士でしたし、まじめなダルタニアンは珠城さんにぴったりでした。


そして女性である事を隠して国王として表に立たなければならない王女をメリハリのある演技で見せていた愛希さんはさすがの出来栄え。この作品ももしかしたら彼女ありきで書かれたのかなとも思えるくらいでした。

女性に戻って王宮を抜け出すところとか、名前の誤魔化し方とか「ローマの休日」っぽいなと思いながら楽しませていただきました。


愛希さんは大活躍でしたが、やはり男性中心の物語で1本立てのお芝居という事で娘役さんの活躍の場が少なかったのは少し残念ではありました。

そしてモンパンシェ公爵夫人は原作のミレディのような役なのかなと思っていたら、全く違っていて驚きましたが、沙央さんの押しの強い女性もなかなか素敵でした。


最後に一言、世間の流行に疎い私が言うのもなんですが、壁ドンって、もう死語の部類に入るのでは?と思ってしまったのは私だけでしょうか・・・。

王家の紋章

2017-05-28 20:19:02 | 観劇・ミュージカル
梅田芸術劇場でミュージカル化された「王家の紋章」を観て来ました。


原作のコミックがあるのですが、タイトルを聞いた事がある程度の知識しかなくて、大丈夫かなと思いつつも、スタッフ、キャストともに魅力のある陣容だったので出かけて来ました。




結論から言いますと、原作を知らなくても充分楽しめたのですが、疑問なところもいくつかあって、原作を知っていたらもっと理解できたのかなと思ったりもしました。

それぞれの場面が途切れて見えるところもあったので・・・。



でも、出演者の皆さんはそれぞれに素晴らしくて、まとまっているなと感じました。

特にアイシスの濱田さんとこの日のキャロル役の新妻さんの歌声は劇場を包み込んでいました。


なので、少しもったいないなと思ったのは耳に残るミュージカルナンバーが無かった事と特に1幕は拍手をするタイミングがなくて寂しかったです。

それから、身体能力の高そうなダンサーさんが何人かおられたので、もっとがっつり踊れる場面があったらなあとダンス好きな私は思ってしまいましたし、逆にここのダンスって必要?と思ったところもありました。

ダンスに関しては振り付けも好みじゃない部分もあったかも。

でも、全体的にみたら、しっかりミュージカルしてました。




最後にもう一言、メンフィスが主役となっていますが、やはり、これはキャロルの物語ではと感じました。

メンフィス王のマントさばきは美しかったです。

きみはいい人、チャーリー・ブラウン

2017-05-08 20:15:53 | 観劇・ミュージカル
大阪のサンケイホールプリーゼでミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」を観て来ました。



コミック「ピーナッツ」をもとにしたミュージカルで、コミックに登場するキャラクター達の日常をオムニバス形式で舞台化した作品です。


かなり前に上演された事があるのですが、その際は観る機会が無かったですし、コミックも読んだことがない私がかろうじで知っているのは主人公のチャーリー・ブラウンとその飼い犬スヌーピーの存在くらい。


奇しくもこの二人というか一人と一匹は今回のキャストさん達の中で、事前に私が知っていた人と一致。


キャスト発表があった時は知らない方ばかりで、どんな仕上がりになるのか想像できない状態でしたが、スヌーピーを中川さんがされるというのが気になってチケット購入しました。


さてその舞台の仕上がりはとても良くて、6人がそれぞれ個性的で輝いていて素敵でした。


日常生活とその中にある小さな幸せ、それに、「こういう子供いたよね」という懐かしさ。

そして、自分が子供の頃もこうだったよねと思える場面もいくつかあって、自然と笑顔になれる作品で、GWの観劇にはぴったりでした。


出演者ではやはりスヌーピー役の中川晃教さんの歌声が圧巻でした。

こんなに笑顔で動き回る役を観たのは初めてだったかも。

主演の村井さんもチャーリーにぴったり。


明日と明後日の名古屋公演ですべての公演日程は終了です。

本当は名古屋で観たかったけど、日程的に行けない日だったので、大阪までプチ遠征になりましたが、楽しい観劇でした。