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きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

日本の歴史

2019-01-10 20:33:16 | 観劇・ミュージカル
大阪のシアタードラマシティでミュージカル「日本の歴史」を観て来ました。

例年は名古屋での伝芸公演が観劇はじめになる事が多いのですが、今年はこの三谷作品が私の観劇始めです。



会場のドラマシティに入るのがかなり久しぶりで、多分10年以上入ってないかも・・・。メインホールは毎年来てるので不思議な感覚でした。


さて、今回の作品は三谷幸喜さんの久しぶりのミュージカル作品で、日本の歴史を古代から現代までを2時間ほどでまとめるとの事。

昨今、ストプレだと思って行っても歌が入るお芝居が結構多いので、ミュージカルとの違いはよく分からない気もしますが、この作品はミュージカルで間違いない印象でした。

日本の歴史というタイトルなのに幕開きがアメリカの移民家族で、頭の中で?が飛び交いましたが、この家族の人生からと日本の歴史を絡めて、今、悩んでいる事は、自分だけの悩みじゃなくて、きっと誰かも同じ悩みと向き合っていた。だから、前を向こうという思いと、歴史は繰り返すし、トップが代わっても、実は何も変わらない世の中なんだという批判も込めた物語になっていて、楽しさと感動を味わう事が出来ました。

出演者の皆さんはほとんどがミュージカルの舞台で拝見した事のある方ばかりで、上手いのは分かっていましたが、次から次へと違う役を演じ分けるというハードな舞台を楽しんで演じておられるのが素晴らしかったです。

こんなつわもの揃いの中で、特に凄いなと思ったのがシルビアさん。

歌の安定感はもちろんですが、お芝居の押しの強さが光ってました。

7人の出演者の方の中で、中井貴一さんだけは舞台で拝見するのは初めてでしたが、さすがにお芝居が上手くて、初ミュージカルとの事ですが、歌も動きもとても初めてとは思えなかったです。

その中井さんと香取さんの頼朝と義経の二重唱はとても印象に残る場面でした。

歴史好きの三谷さんらしい、視点が各所に感じられて楽しい観劇でした。

ファントム ライブビューイング

2018-12-15 20:25:30 | 観劇・ミュージカル
宝塚雪組公演・ファントムのライブビューイングに行って来ました。



宝塚のファントムは好きな作品だけど、何故か縁が無くて、実はこれまでに1度しか観劇したことが無い。

今回も劇場には行けないのでライブビューイングには絶対に行くと決めていました。

通常は東京の楽日のライブビューイングのみの場合が多いのですが、今回は大劇場公演の楽日の中継もあるという事で行って来ました。

実は東京の楽日は行けないかもという状態だったので、助かりました。



今回のファントム役の望海さんの歌の上手さは有名ですし、相手役の真彩さんも歌が上手いのが決め手でトップ娘役に就任された方だと聞いていましたので、お2人にぴったりな演目だと思いますし、今、宝塚でファントムを上演するなら、雪組さんしかないと思います。

そして、主演のお2人は評判に違わぬ歌の表現力で、素晴らしいファントムとクリスティーヌでした。

こんなに歌のストレスの無いファントムは初めて(宝塚は過去1回しか観てませんが、梅芸のファントムは何度か観劇)。

特にクリスティーヌは初めて説得力のある歌声だったかも。


そして、そのお2人以上に私の心に残ったのは、劇場の元支配人でエリック(ファントム)の父であるキャリエールを演じた彩風さん。

この役は立ち位置的に難しい役だと思うのですが、父であることを隠して息子を見守る事の苦悩を自然に表現されてて素敵でした。

ラスト近くに、父であることを明かした後に、エリックが「僕の顔をどう思うか」と問う場面があり、その時「もっと良かったら良かったのに」と答えたキャリエールの言葉や表情に息子への愛と懺悔の気持ちが込められているようで、グッときてしまいました。

劇場には行けなかったけれど、ライブビューイングのおかげで感動を味わうことができて嬉しかったです。


ただ、この作品、娘役さんは見せ場が無くてかなり気の毒。

そして、やはりラインダンスはミスマッチな気がするんですけど、宝塚だから仕方が無いのかな・・・。

メタルマクベス disc3 ライブビューイング

2018-12-11 21:05:30 | 観劇・ミュージカル
劇団新感線のメタルマクベスのライブビューイングに行って来ました。



作品は好きだけど、豊洲の劇場には行きたくないのと初演コンビが大好きだったので、生で観るよりライブビューイングかなという思いもあって参加しました。

disc1、2のライブビューイングは予定が合わずに見送っていたので、やっと行けて良かったです。


会場は名駅のミッドランドスクエアシネマ。ここに来るのも久しぶり。上演時間が4時間もあるので会場が便利なところで助かりました。

宝塚以外のライブビューイングは初めてですね。


さて、disc3の主演は浦井健治さんで、奥様役は長澤まさみさん。

お二人のコンビネーションはとても良くて楽しく観ることができ、4時間があっという間にでしたが、やはり、初演の内野さん、松さんのイメージが強すぎるのかな、思い出してしまうことが多かったです。

これは他の役についても同じなんで仕方が無いかもです。初演と同じ役をされている方もいらっしゃるので、その絡みで思い出しも多いのかも・・・。

でも、全体としては楽しい時間を過ごすことが出来て良かったです。


特に長澤さんは以前から1度観てみたいと思っていた方なので、ライブビューイングという形ではありましたが、舞台姿を拝見できて嬉しかったです。

舞台姿もお芝居も素敵で、これからも舞台に出ていただけるといいなと感じました。

それにしても足が長くて衣装がお似合いでした。


エリザベートの闇広のパロディが入れ込まれていたのは、さすが、新感線と思いました。

新感線の公演は東海地方には来てもらえないうえに上演時間が長いものが多いので、ライブビューイングはとても嬉しいので、これからも続けてください。

TOP HAT

2018-12-07 20:55:38 | 観劇・ミュージカル
梅田芸術劇場でTOP HATを観て来ました。



もともとはフレッドアスティアとジンジャーロジャースのミュージカル映画。

宝塚で上演されたものも観ていますが、やはりダンス、特にタップが楽しめるのが魅力。

お話の内容はコメディタッチのラブストーリーで、他愛のないお話ではあります。


主演は坂本昌行さん。

坂本さんの舞台を拝見するのは、かなり久しぶりで2回目かな。

歌もダンスも安定感があって安心して観ていられます。


相手役は多部未華子さん。

ミュージカルは初めてとの事。ストプレは1度拝見してます。


今回、この作品を観てみようかなと思ったのは多部さんがミュージカルに初挑戦されるのが気になったのが一番かな。

あと、浅野和之さんと益岡徹さんを見たかったのもありますね。


で、感想はといいますと、ダンスは群舞がよく揃っていて、観ていて気持ちよくて素敵でした。

多部さんも初ミュージカルなのに思っていた以上にダンスも歌も健闘されてて、良かったです。

ただ、この役が彼女の個性にマッチしているかと言われるとどうかなと思う面もあり、もっと別の役の方が似合うのではとは思いました。

ガイズのサラとか似合いそうって思ったんですけどね・・・。


そして、浅野さんと益岡さんのお二人はお芝居が軽妙で、やり取りがとても楽しかったです。

浅野さんに七変化は本当に毎回、素晴らしいですね。

楽しい観劇でした。

エリザベート ライブビューイング 東京千秋楽

2018-11-21 20:52:05 | 観劇・ミュージカル
11月18日、東京宝塚劇場での月組、エリザベートの千秋楽。そして、トップ娘役の愛希れいかさんの卒業の日。

劇場に入れない人のための全国の映画館のライブビューイングに行って来ました。




今回はいつもライビュで行っている映画館ではなく追加になった会場に行く事になったので、たどり着くまで少々緊張・・・。

でも、何とか迷わず、予定通りに会場入りして、ライビュに参加できました。


大好きな作品だけど、これが終わるとお気に入りの娘役さんがまた一人、私の前から姿を消してしまうという淋しさの中で見つめたスクリーン。

冒頭の愛と死の輪舞でうるうるしてしまい、どうなることかと思いましたが、その後は持ち直して、スクリーンに映し出されるすべてを目に焼き付けようと集中していました。


月組生が一丸となった千秋楽は、出演者すべてが一つの方向に向かっている感が凄くあって、一人、一人の役作りが素晴らしくて、素敵な舞台でした。


大好きなトップコンビさんのデュエットダンス。

珠城さんと愛希さんのコンビネーションは毎回素敵で、観るのが楽しみでしたので、これで見納めとなってしまうのが、本当に残念。

振付としては前作のBADDYの方が好みではありましたが、エリザベートのダンスも美しかったです。

今回の公演で一つだけ、なじめなかったのはフィナーレのラテンアレンジかな・・・。

でも、本当に素敵なエリザベートでした、皆さん、お疲れ様でした。そして、感動をありがとうございました。



本編の後、愛希さんのさよならショーの上演がありました。

愛希さんがこれまで演じてこられた作品の曲を大切そうに心を込めて歌われる姿はとても充実感にあふれ、輝いて見えました。

大劇場の時には笑顔で挨拶をされましたが、この日は美しい涙が溢れていました。

その涙だけでもジーンとしてたのに、初めてのソロ曲が「ひとかけらの勇気」だったというお話をされたので、色々、思い出して、かなりグッと来ました。

大劇場の時は「とにかく必死で卒業する実感が無い」ともおっしゃってましたが、この日は「ホッとした」とも言われてて、長い間、走り続けてこられた凄さを改めて感じました。

本当にお疲れ様。

美しいダンスが、もう観られなくなるだろうなと思うと切ないですが、新しい舞台でも輝いてください。

これまで通り、ゆるく応援しています。


最後に声を大にして言いたい。

彼女のダンス力を生かす作品を是非、上演してください。

優雅に踊る愛希れいかさんの姿をまた、観たいです。