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きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

エリザベート 2019

2019-06-23 20:03:35 | 観劇・ミュージカル
帝国劇場で2019年版の「エリザベート」を観て来ました。




私の今期のエリザベート観劇の一番の目的は愛希シシィでコルフ島のシーンを観る事。

昨年、宝塚で愛希さんのシシィを観た時に、彼女のシシィで宝塚版にはないコルフ島でのパパとのやり取りを観たいと強く感じたのでした。

その希望が早々にかなうとあって、この日の観劇をずっと楽しみにしていました。





その愛希さんのエリザベート、天真爛漫な少女が皇室のしきたりに自由を奪われ、心を閉ざしてゆく過程が丁寧に演じられていて、とても良かった。

歌唱も安定していて素敵でしたし、ダンスが上手い方なので、最後のダンスで踊らされている場面の動きがとても綺麗で流石と感じました。

なので、彼女のダンス力をもっと発揮できる作品にも出て欲しいなと強く思いました。


観たかったコルフ島の場面。

パパの魂と語る時にそれまで忘れていた笑顔を少しだけ思い出したような表情で歌う愛希さんのシシィにウルウル。

私この場面のパパとシシィの歌、かなり好き、村井さんのパパ、素敵な歌声だったなあと思い出したりしました。



トートの古川さん。

ビジュアルの美しさは言うまでもないのですが、歌唱もなかなか良くて、全体的に良かったと思いましたが、見た目が華奢なので、帝王とか閣下という感じとは少し違うかなとは思いました。

冷たい美しさで人間味を出さない方が良いのではと感じる場面もあったのですが、色々と考えて役作りをされているかなとは思いました。

一つだけ、結婚式の笑い声は、私的には無理でした。普通でお願いします・・・。


この日のチケットを取ったもう一つの理由が京本くんのルドルフ。

前回よりも声の厚みが増していて、はかなさや憂いの似合うルドルフのイメージにぴったりで、いいなあ、好きだなあと感じられる役作りでした。

今回、客席に背中を向けて踊っておられた場面で、指先が繊細な表現をされている瞬間に出会って、素敵と心の中で叫んでました。


ゾフィーの剣さんは前回、観ることが出来なかったので、今回の再演では絶対に観たいキャストのおひとりでした。

歌は音域的に少し苦しい部分もお見受けしましたが、厳しさの中の優しさや美しさを感じられる演技で、ゾフィーの死の場面はウルウルしてしまいました。


今期はあと2回、観劇予定なので、皆さんの変化が楽しみです。


ところで、今回、メロディーラインが変わったナンバーがいくつかあったのですが、観劇歴の長い、おばさんファンには違和感アリアリ。

振付や演出が変更されるのは構わないのですが、メロディーが変わると慣れるのに時間がかかりそう。

メロディーが変わったことの効果も実感できなかったし、時々、演奏も変だった気がするけど、あれも編曲だったのかなあとかモヤモヤが残っています。

メロディーラインを変えるより滑り台装置変えて欲しかったというのが正直なところです。

でも、キャストの皆さんはとても素敵だったので、次回の観劇を楽しみにしています。

Endless SHOCK 2019 2

2019-03-23 19:58:14 | 観劇・ミュージカル
思わぬところからチケットが届いて3月の帝劇に行けることに。




新しい演出の流れも頭に入ったし、演者の方々も日々結束が高まっているようで、感動の観劇になりました。


改めて思ったのは光一さんの凄さと美しさ。

もう何年も「SHOCK」を観させていただいてるので、光一さんが凄い方なのは知ってはいるのですが、今回、その演出力に感服したというか、想像をはるかに超えてて・・・。

当初はあまり変えないつもりだったとか雑誌で見た時に、短時間でこんなに手を加えて魅せられるって凄いなあと。

光一さんのファンの方は望んではいられないかもしれないですが、この演出力は日本のミュージカル界で活かしていただきたいと感じました。

作曲もされるんだし・・・。

作品の中のワンシーンだけでもとか考えちゃいました。

でも、美しく年を重ねて輝きを増す完璧な舞台姿をこれからも観続けたいという思いも強く持ちました。



共演者の皆さんも輝いてて素敵だったので気づいた事を少しだけ書かせてもらうと・・・。


今年のリカ役の梅田彩佳さんがとても良い。

2月に観た時には歌で不安定なところもあったのですが、今回は歌もダンスも安定していて、コウイチが死んだことを看護師さんが告げにくる場面の「もう二度と~」の歌は胸に刺さります。


今回、初めての川島如恵留くん。かなり華奢な身体に見えるのだけど、動きがキレキレで凄い。

バック転などの回転角度が滅茶苦茶鋭角なの。本当にびっくり。すべて筋肉で出来てるのかしらと思ってしまう。


今年、役割が大きく変わった寺西拓人くん。

これまで、そんなにセリフがあったわけではないので、最初観た時は驚きましたが、お芝居しっかりしてるし、何より舞台映えするのが良いですね。


そして、オーナーの美波里さん。本当に素敵。

楽屋でコウイチを諭す場面のセリフが2月の時と変わってて、その優しさに涙が出そうでした。


他にも色々あったのですが、すべての出演者の方々が、この作品に出演できてる事に誇りをもっておられるように感じられ、素敵な舞台でした。

又、観劇できるといいなと思っています。

感動をありがとうございました。

桜の開花がニュースになる季節。

このニュースが出ると千秋楽が近づいてると挨拶で話されていましたが、皆さん、ラストまで何事もなく走り切ってくださいね。

心から祈っています。

Endless SHOCK 2019

2019-02-21 21:01:14 | 観劇・ミュージカル
先日、NHKのおはよう日本でも紹介された「Endless SHOCK」を帝国劇場で観て来ました。




今回は演出面でいくつかの変更点があると演劇雑誌のインタビューで光一さんが話されていて、楽しみの一方で、自分の好きなシーンが無くなっていたりするかもという淋しさも抱えながらの観劇でした。

でも、結論から言いますと、これまでの方が良かったと思う場面は全く無くて、すんなり新演出を受け入れることができました。


作品としては、よりミュージカル的になったというのが全体の印象で、物語の流れとしては、より分かりやすくなった分、ライバル役が追い込まれてる感が強くて、これを表現するライバル役の演技が重要な役割を担っている気がしました。

もともと、コウイチが主人公ではありますが、物語を動かしているのはライバル役なので、気持ちの変化が激しいんですよね。

そのライバル役は帝劇では久しぶりの内さん。

コウイチの事は大好きで尊敬もしてるし、超えられないのかもしれないと思いながらも、追い越したいという気持ちもあって、そのセメギあいで疲れてゆく感じが観て取れて、私的にはとても良かったと思いました。

コウイチとウチの心の動きを「戻れない日々」という曲を歌詞を変えて繰り返し使用しているのも効果的だと感じましたし、何よりもこの曲、大好きなので、何度も聞けるのが単純に嬉しかったです。

ブロードウェイでのショーシーンではジャングルが無くなって、スローな新曲に変わりましたが、大人な感じで違和感なく楽しめましたし、ジャパネスクでは、舞台の中央に陣取る太鼓の迫力と、演者の気迫が相まって、これまで以上の緊迫感を感じました。

他にも、ここを歌にしたのかとか、セリフが変わってるとか、色々あって1度ではわからない部分も沢山あったんだろうなとは思っていますが、一番、大きなものはオーケストラの演奏者を20名に増やしたことで、それによって、これまでと同じナンバーでも音の厚みが違い、かなり新鮮に聞こえたのが、驚きでもありました。

それにしても主演をしながら、演出面の効果を考えて舞台造りをする光一さんの凄さを感じました。

そして、改めて「夜の海」と「CONTINUE」は名曲だなあと感じました。

どちらも光一さんの作曲だというのも凄いなと思うし、ついでに私の大好きな「戻れない日々」の作曲も光一さんでした。


この東京公演の千秋楽には1700回の公演数になるようですが、これだけ公演を重ねられるのは、たゆまぬ努力と精進があるのでしょうね。

その舞台に対する真摯な姿に心から称賛を送りたいと思います。

これで今年のSHOCK観劇は終わりと思っていたのですが、思わぬところからチケットが舞い降りて来月も観劇できることになったので、今回、見逃しているだろう細部を少しでも鑑賞できたらと思っています。

アンナカレーニナ ライブビューイング

2019-01-26 19:53:13 | 観劇・ミュージカル
宝塚バウホール公演の「アンナカレーニナ」のライブビューイングに行って来ました。



宝塚のバウホール公演なので観れないと諦めていたけど、ライブビューイングに感謝。ずっと観たいと思ってた作品です。


題材的に宝塚らしくないというか内容的に肯定しづらい部分もあったりするのですが、それぞれのキャストの頑張りで良いお芝居の流れになっていて集中して観ることができました。

思っていたよりもダンスが散りばめられていて、美しいドレスで優雅に踊る娘役さんが観られたのが何より嬉しかったです。

出演者の中ではカレーニン役の月城さんの演技が印象的で、感情を表には出さないけれど、アンナへの愛を感じる演技で、とても素敵でした。

美弥さんのヴィロンスキー伯爵は美しくて立ち姿だけでも説得力があるし、海乃さんもとても頑張っておられたと思います。

ただ、アンナという役は娘役に求められるものとは少し違う部分もあるので、難しい役だとは思いました。

今回の作品はアンナ以外にも娘役さんが重要な役割を担っていて、そこもいつもの宝塚作品とは違う感じでしたが、楽しい観劇でした。

毎回言ってますが、宝塚以外でもライブビューイング開催して欲しいです。

サムシングロッテン

2019-01-16 20:38:29 | 観劇・ミュージカル
中川晃教さんと西川貴教さんが共演される事で話題だった「サムシングロッテン」をオリックス劇場で観て来ました。



オリックス劇場はかつて大阪の厚生年金会館だったところですが、オリックス劇場になってからは初めて行きました。

舞台はコメディタッチのバックステージもの。

色んな舞台の要素が散りばめられているという事だったので、舞台好きは楽しめそうだし、出演者にも苦手な名前が無かったのですが、演出家が苦手でかなりギリギリまで観劇を迷っていたのですが、東京公演の評判がそれほど悪くなかったので行く事にしました。

想像していたよりは舞台のパロディ的な場面は無くて、セリフでチョコチョコ出てくる感じ。

メインのキャストの方々が上手いので、笑いを押し付けてくるようなところが無くて楽しめました。

そして、ダンス、とりわけタップが思っていたより多くて、アンサンブルの方のタップが楽しめたのが嬉しかったです。

中川さんと西川さんの歌はもちろん素晴らしいのですが、お二人の歌唱力を生かすようなナンバーがもっとあればさらに盛り上がったのになあとは思いましたが、作品としては歌、ダンスのバランスもとれてて、ドタバタ感も少なくて良かったと思います。

もっと舞台のパロディがあると思っていたので作品の印象は違いましたが楽しい観劇でした。

個人的にキャストの方々に苦手な方がいらっしゃらなかったのが良かったかなと思っています。