goo blog サービス終了のお知らせ 

きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

エリザベート 千秋楽

2019-08-28 21:26:53 | 観劇・ミュージカル
2019年版のエリザベートの千秋楽公演に行ってきました。




当たらないとは思いつつも抽選販売に応募した千秋楽のチケット。



「ご用意できました。」メールが届いた時の驚きは今でも忘れないほど。

そのうえに、チケット発券したら希望してた2階の席で、もう、しばらくチケット運は期待できそうにありませんね。


さて、その千秋楽ですが、2階からだとトートダンサーの動きがつぶさに観れて楽しい。

とにかく、皆さん凄いんですよね。ダンスもちろんですが、重力無いように現れたりはけたりするのも。

それに実は舞台の装置を動かしたりするのも結構されてて、追ってると目が足りないです。本当に。

こんなにじっくりとダンスが観られたのは久しぶりで2階席バンザイでした。

他にカフェの定員さんのダンスもキレがあって素敵なのをこの日、初めて気づきました。


出演者で、千秋楽にして初めましてだったのがルドルフの三浦さんとフランツの平方さん。

お2人についての感想は色々、目にしてたんですが、この日、私的には平方さんと愛希さんの「夜のボート」が素晴らしかったなあと感じました。

お互い、相手を愛しているのにすれ違ってしまう切なさが溢れていました。

三浦さんのルドルフもシシィに見捨てられた時の、絶望感が凄くて、死に向かってしまう気持ちの変化が見て取れる感じでした。

この日で、2019年の新しいプリンシパルキャストさんはすべて観られたと思います。


カーテンコールで来年の四大都市公演が発表になりましたが、演出の小池先生が「誰がどこに出てるか把握してない」みたいな発言をされて、会場がざわつく場面も。

全員が続投だとしても、会場によっては出ないキャストもいるという事なのか、キャストの入れ替わりを示唆しているのか気になるところですが、とにもかくにも、来年もチケットが手に入れば、エリザベートの世界に浸ることができそうです。

キャスト、スタッフの皆さん、素晴らしい舞台をありがとうございました。

ノートルダムの鐘

2019-08-24 20:04:00 | 観劇・ミュージカル
京都劇場で劇団四季の「ノートルダムの鐘」を観て来ました。

 


京都劇場に入るのはかなり久しぶりで多分2度目。

四季の作品を観るのも久しぶり。


「ノートルダムの鐘」は、名古屋でも少し前まで上演されてましたが、名古屋の劇場の場所が微妙でなかなか行く気にならず過ごしていたら、京都に戻って上演があるとの事だったので、それなら京都に行こうかなと思い立ちました。


物語は知っているようで実は知らない部分もあったんですが、ディズニーの明るい印象の作品とは異なり、人間の闇の部分も描いていて、人間とは、生きるとはという事を問いかけてくる感じでした。

聖火隊の歌声が強く美しく響き、修道服を着て登場した人々が修道服を脱ぎ捨てて、別の人物を演じたりする展開がテンポが良くて素敵でした。


不幸な宿命を背負った、カジモドの姿はファントムのエリックやリチャード三世を思い起こさせる部分もありましたが、彼の最後は不幸ではなかったように感じました。


出演者の皆さんの歌やダンスの水準は高く、ミュージカルを観たという実感が持てる時間でしたが、ときめきは少なかった気がしたのは個性のきらめきが感じられなかったからなのかも。

これは四季の舞台だから仕方が無いのだけど、いつも、ここに行き着いてしまいます。

でも、会場はスタオベだったし、これまで観た四季作品の中では好きな部類の作品でした。

ON THE TOWN

2019-08-10 20:14:57 | 観劇・ミュージカル
梅田芸術劇場で宝塚月組の「ON THE TOWN」を観て来ました。



バースタインの音楽と多くのダンス場面が楽しめる作品との事でしたので、1度観てみようかなと思いました。

実は少し前にも兵芸で別のプロダクションによる公演もあって、こちらでも良いかなと考えましたが、梅芸の方が近かったので大阪にしました。


結論から言いますと、音楽とダンスは楽しいけれど、作品的にはオーソドックスなミュージカルというか、ちょっと古い感じの作品で、コメディタッチなのだけど、ドタバタというほど振り切れていないので評価が難しい。

ストーリー展開に意外性が無さ過ぎて盛り上がりに欠けてしまうのも残念。

あれだけダンスナンバーがあるのにもったいない気がしました。


出演者は役替わりをされている娘役さんの3人がとても良くて、しっかり物語を動かしている感じがあって好きでした。

総じて月組生はお芝居上手いのですが、今回も至るところで感じました。

特に娘役さんが活躍されているのを観るのは私的には嬉しかったです。

主演の珠城さんを中心とした海軍の3人組はそのキャラクターがマッチしていて好演でしたが、コメディならではの意外性が無かったのも無難な仕上がりになった要因とも思えなくもないかな。

でも、沢山のダンスナンバーが楽しめたのでショーとしては素敵でしたし、宝塚だから楽しめる作品に出来たのかもと思いました。

エリザベート 2019 2

2019-08-04 20:21:25 | 観劇・ミュージカル
暑さの中、2度目のエリザベート観劇で帝国劇場に行ってきました。

キャストボードがブレてますが、この日のキャストはこんな感じ。

 

今期初はルキーニの成河さんとルドルフのお2人、木村さんと陣くん。

実はこの日のチケットが一番最初に取れたチケットで、購入した理由は成河さんのルキーニと剣さんのゾフィーだったからでした。

その成河さんのルキーニは身軽で自由自在に舞台をかけてる感じが素晴らしく、物語を進めながら、物語の中に入りこんだりするのが本当に上手くて自然。

剣さんのゾフィーは2回目になりましたが、ゾフィーの死の場面は秀逸。

今年の新キャスト、ルドルフの木村さん。公演チラシの扮装写真で想像していたより華奢で長身。真面目な皇太子感が強くて、挫折したら弱いかもと思える役作りで納得できました。

少年ルドルフの陣くんは良く伸びる歌声が印象的でした。


シシィの愛希さん、トートの古川さん、フランツの田代さんは前回と同じでしたが、それぞれの進化があって良い公演でした。

古川さんのトートはシシィに寄りそう感じの役作りっぽいですが、これは私の好みのトート像とは少し違うのですよね。

田代さんのフランツは本当に安定してて良いですね。

そして私はやはり、愛希さんのコルフ島の場面が好き。

彼女のシシィは自由を求めて戦った感が強くて、その根底には「パパみたいになりたい」がずっとあって一貫してるのがいいなと思っています。

今回の演出変更にも2度目にして少し慣れたみたいで違和感感じる場面が少なくなったけど、閣下の結婚式後の笑いは無理でした。

不幸の始まりなのに笑ってしまう。何とかして欲しい。

ピピン

2019-07-07 20:16:02 | 観劇・ミュージカル
ミュージカル「ピピン」の名古屋公演に行ってきました。



「ピピン」は自分探しの旅をする若き王子の姿をサーカスアクロバットを取り入れた新演出で魅せる作品。

今回、日本語版が上演されるという事でダンスやアクロバット部分が気になって出かけました。


本当に色々なサーカスアクロバットがあって、客席も盛り上がったのですが、特に凄いと思ったのは、ピピンのおばあちゃんを演じられた前田美波里さん。

空中ブランコのパフォーマンスをしながら、お歌を歌われてて、本当にびっくり。素晴らしかったです。


主人公のピピンを演じられたのは城田優さん。

これまで、私が観た彼の役とは少し系統が違うのですが、確かな歌声と演技で、人生に悩む王子を熱演されていました。


この作品には物語を進行するリーディングプレーヤーという狂言回し的な役があり、この役がかなり重要なのですが、今回、この役をされたのが歌手のクリスタルケイさん。

歌の方はOkだと思いましたが、初ミュージカルとの事でしたので、お芝居とかダンスは未知数だなと思っていたのですが、登場シーンから違和感なく舞台に溶け込まれていて、ダンスやお芝居もとても良くて輝いておられました。

物語は自分探しの旅をしていたピピンが平凡な日常の中に大切なものがある事に気づくことでフィナーレとなりますが、その主題も大切ですが、ミュージカルショーとしても楽しめる作品になっていたと思いました。

個人的には霧矢さんのキレキレのダンスが久しぶりに観られたのも嬉しかったです。


ただ、愛知県の芸術劇場大ホールは本当に段差が多くて、化粧室に行くのにも何度も階段を上り下りしなくてはならないので行きたくない会場の一つです。

今回もギリギリまで、どうしようかと迷ってました。

しばらく改修工事で閉鎖されていたので何か改善されているのかなと思いましたが、利用しやすくなったのは化粧室のトイレの洋式率が高くなった事ぐらいでしたね。

もっとバリアフリー化されてるのかと思ってたのに・・・。