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きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

HANAGATA 2011

2011-12-25 19:29:33 | 観劇・伝芸
2011年のラスト観劇は茂山家の若手狂言師さんたちの会・HANAGATA。

今年も京都の先斗町歌舞練場に行って来ました。

HANAGATAは通常の狂言会とは趣が違っていて、毎年、狂言風のお芝居(と言い切っていいのかはわかりませんが・・・)の上演が行われています。



今年は2人の劇作家の方に脚本を依頼して演出も担当していただいたとか。

4つの独立した物語だったのですが、最終的にどこかしら繋がりのある仕上がりで、お2人とも初めて狂言を取り入れた脚本を書かれたそうなのですが、違和感なくというかこれまでのものより狂言の要素が多く取り入れられていて、個人的にはかなり好きでした。

基本的にセリフや所作は狂言様式なんですが、衣装などは現代的なものもあり、警備員さんや黒いスーツ姿で狂言風のセリフを話したり独特の間がかなり可笑しい。

そして、何といっても5人それぞれが個性的で、一見バラバラっぽく見えるのですが、結構良いチームワークなのが観ていて気持ちが良かったです。
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狂言ござる乃座inNAGOYA14th

2011-09-04 19:32:15 | 観劇・伝芸
野村萬斎さん主催のござる乃座の名古屋公演に行ってきました。



今回のお楽しみは「月見座頭」。

この曲は元来和泉流にはない曲で大蔵流の専有曲として知られていますが、鷺流の台本を基に萬斎さんの祖父・万蔵さんが試演、その後、改作が行われ現在上演が行われています。

「月見座頭」は大蔵流で上演されたのを観た事はありますが、萬斎さんのシテは初めて。

この曲は笑いを主体とする狂言の中では珍しく、笑いが少ないというかどこか哀しい印象のある曲。
こういう哀愁の漂う曲は萬斎さんにとても似合っていて独特の雰囲気に能楽堂が包まれて凝視して疲れるほどでした。
アドの石田さんとのコンビネーションも良くて、美しい「月見座頭」でした。

もうひとつ萬斎さんがシテをされたのが「吹取」。

狂言でよくある神仏に祈って妻を得ようとするお話だったのですが、珍しいのは笛を吹く場面がある事。

そして、その笛を萬斎さんが実際に吹かれました。

演出としては吹く型で演じる方法もあるのだそうですが、実際に吹くことで表現の幅も広がっていたように感じました。それにしても何でもお出来になるんですね・・・。

もう1曲は「蝸牛」。久しぶりの でんでんむし 楽しく拝見しました。
シテをされたのが野村遼太さん。
久しぶりに拝見したのですが、声がとても安定していて驚きました。
万作さんとのやり取りがとても楽しそうでその楽しさが伝わってきました。

台風の影響で名古屋に出るまでにいつもの倍、時間がかかってしまったのですが、素敵な狂言会で楽しく過ごさせていただきました。

「月見座頭」はそのタイトルの通りにお月見の話ですが「吹取」も月見に絡んだお話。もうすぐ中秋の名月という季節も考えての番組作りが嬉しかったです。
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鷹井

2011-08-25 20:26:09 | 観劇・伝芸
夏のこの時期、薪能のポスターをよく見かけます。

私は狂言会には年に数回でかけるのですが、お能は実はあまり観た事がなくて、薪能で数回観たぐらいです。

そんな少ない観能経験の中でとても印象に残っているのが創作能の鷹井。

私が観たのは再演の時で、浅見真州さん、白石加代子さん、野村萬斎さんが中心となって上演されました。



まだ、伝芸を見始めた頃でお能の事は全くわからなかったのですが、浅見さんの鷹の乙女の舞と白石さん、萬斎さんの存在感は今でも心に残っています。

通常のお能よりは上演時間は短いと思うのですが、又、観てみたい作品です。


そういえば、明日は岐阜の長良川の薪能ですね。
お天気は大丈夫なんでしょうか・・・。
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狂言季期

2011-07-03 19:20:17 | 観劇・伝芸
久しぶりの「釣狐」と金剛能楽堂。金剛さんはコンパクトで観やすい能楽堂だけどあまり縁がなくて実は2回目。

前回も狐の時で、茂山童司さんの披きでした。

今回は茂山逸平さんが主催する狂言会の第一回という事で逸平さんが再び「釣狐」を上演される事に・・・。



今回は披きではないのですが、逸平さんの披きが観れなかった私は逸平さんの「釣狐」は初めて。

「釣狐」は演じる側はもちろん大変なんですが、何故か観る側も緊張する。
どうも肩に力を入れて観てしまうようで、終演すると妙に疲れているのです。

初演を観ていないので比べる事はできないですし、人と比較するものでもないのですが、この曲は多分、その時の持てる力をすべて注ぎ込まないと成り立たない曲ではないかと思うのです。
ですから、演者が真摯に曲に向かう姿が観られて大満足。

それに、元来とても良く通る声を持っておられる逸平さんの事。面を付けてのセリフなどもとても良く響いており、安心感を持てました。

それにしてもこれまで観た中で一番大きくて、足の長い狐でした(笑)。

もう1曲は「素袍落」。
この曲も結構、重い曲。こちらのシテは宗彦さん。

今回の会で「素袍落」「釣狐」という重い曲を演じているのが少年隊だった4人。
なんだか時の流れを感じてちょっと感慨に浸ってしまいました。

そして思った事は、狂言以外の事にも色々挑戦されている逸平さん達ですが、やはり狂言をされているのを観るのが私は好きだという事。

観客としてはあまり成長できていないのですが、これからも狂言を観て行きたいなと思っています。
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万作を観る会

2011-01-16 19:57:26 | 観劇・伝芸
今年最初の狂言会。

毎年1月に開催される名古屋での「万作を観る会」。
お正月を意識した演目が織り込まれているのが特徴でもあります。

しかし今回は年末に万之介さんが亡くなった事もあり、少し雰囲気が違う感じもありました。

万之介さんが演じる予定だった「鈍太郎」を万作さんが演じられる事になり、三曲のすべてに万作さんが出演され、正しく「万作を観る会」ではありました。

その「鈍太郎」について、万作さんは「万之介の芸風にぴったりの曲で、私には合わない部分があり、ご覧になっているお客様にも不満はあると思いますが」とおっしゃっていましたが、全くそんな感じは受けず、万作さんの色の「鈍太郎」で、楽しませていただきました。

鈍太郎は途中、衣装かえがあるので、曲は三曲でしたが、衣装は4パターンという忙しさの中、素敵な狂言会でした。

万作さんは今年80歳を迎えられるのだそうで、そのお祝いの狂言会が秋に国立能楽堂で予定されており、そのお話を伺っていたら、久しぶりに国立能楽堂に行きたくなりました。

それにしても今日は雪が降る1日でした。

狂言会が今日でなくて本当に良かった。
こんな雪の日だったら、動けたかどうか・・・。
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