これからの時代・・・独居の方が多数亡くなられると想定されるデーターがある。
これまでは、たかがデーターとバカにしていたが、最近みじかに接する機会が起こり、つくづく大変なコトだと感じた。
弁護士・司法書士・税理士の方が盛んに・・・CMなどで、相続に関することはと売り込んでいるが、本当に需要は多いのであろう・・・
さて・・・その中でも特に困るのが、親戚の存在がわからない人である。
老人施設などでよくあるのが、数年前まで親戚が存在していたが、入居者の預貯金通帳を持ち消息不明になってしまう方がいること・・・
我々もボランティアでないので、お金をいただけない方が存在すると・・・途方に暮れてしまう。
施設もいつまでも、遺体を置いていくわけにはいかないので、葬儀社に委ねてくるのだが、故人となった人が・・・年金を受給していれば、生活保護も申請できない。
役所に相談すれど・・・「事情はわかりますが、年金を受給されていた人は原則生活保護の適用にはなりませんから・・・」との返事。
施設からいただいた情報を頼りに、親戚を探すことになる。
役所に行き、戸籍を引っ張る作業を行うのだが・・・そこには大きな壁が存在する。
委任状である。
この委任状は、原則故人の親族が委任するのであるから、また厄介な問題が発生する。
窓口で・・・冷静に穏やかにと・・・最初は我慢できるのであるが、法律の壁が存在し、しまいにはヒートアップしてしまい、「あんたら、遺体をいつまでも放置しておけェ~言うんかい・・・」となってしまう。
親族が存在すれば、スンナリと行く火葬手続も、不明でおまけに生活保護の申請もままならないケースは本当に難題が起こってしまう。
本当は、法律に詳しい人にお願いすればいいのであろうが、如何せん・・・お金が発生する。
それでなくても、葬式代がもらえるか・・・もらえないかの瀬戸際作業の連続。
終いには・・・「何でワシが見ず知らずの他人さん、それも亡くなって出会った縁もゆかりもない人の面倒を、こうして見んといけんのかい・・・」と心の中で愚痴ってしまう。
このブログをご覧の皆様の周りで、ワシは天涯孤独じゃ~~~死んだら好きにしてくれ~~~などと言われる人がおられたら、声を大にして言ってほしい・・・
「死んだら好きにならんよ・・・迷惑をこうむる人が出るんヨ・・・身元はハッキリして葬式代くらい残しんさいよ・・・そうでなければ・・・早めに役所に相談しんさい・・・」と・・・