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ヤクルト山田内野手の進化に、堂林と会沢を憂う

2012年02月23日 16時59分06秒 | カープ

ヤクルト入団2年目の山田内野手がブレークしそうである。

昨年高卒一年目で、中日とのクライマックスシリーズで大抜擢され、その勢いでここまできたのだろうが、彼の素質をバックアップした池山コーチの存在が大きい。

恐らく、彼の短所には目をつむり、大型打者の素質を見込み、とにかく振り込ませる指導に徹したのであろう。

高校時代甲子園を沸かせたときと同様に、パワフルな打撃は健在。

 

カープにも彼より一歳上の堂林がいる。

こちらは入団して2年間、試行錯誤の連続で、昨年はファームで打撃フォームが安定せず、早くもプロの壁にあたったようである。

チーム事情からか、サードに固定されることなく、ショートを守らされたり、持ち前の打撃を伸ばす方針ではなく、プロの内野手としての育成教育が、堂林を右往左往させたように感じるのは私ひとりであろうか?

今年は春キャンプから一軍入りし、大いに期待されているようだが、ヤクルトの山田と比較すると、首脳陣が相当な覚悟を持たない限り、一軍スタメンは遠いかもしれない。

ここまで見ると、ヤクルトとカープでは首脳陣の育成ビジョンが明確でないことが、選手を遠回りさせていると思われる。

また、ヤクルトには捕手で入団4年目の中村という選手がいる。

福井商業で、天谷や斎藤の後輩になる選手であり、昨年から一軍に抜擢されている。この選手も相川、川本につぐ第三捕手どころか、レギュラーを獲得する可能性が高い。

小川監督と野村監督では、ここまでのところ指導者として、小川監督に軍配があがる。

小川監督には明確な指導方針があり、コーチ陣に全幅の信頼を置いている。

カープも本当であれば、石原や倉につぐ第三捕手候補の育成が急務である。その筆頭は会沢。

彼の打撃のよさは、石原や倉より上である。

それを捕手だけでなく外野の練習もさせているのだが、これも出場機会を増やす大義かもしれないのだが、我々には遠回りな育成にしか見えない気がする。

堂林や会沢の天性の素質を殺すことなく、監督生命をかけて起用する覚悟を持ち、短所に目をつむり 長所を伸ばす方針を野村監督に貫ける日はやってくるのだろうか?



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