派閥の力学という言葉は政治の世界でよく耳にする。
しかし、どの世界にもある話で・・・
ある業界の話。
先代時代にも多少の派閥があったらしいが、いまの代になり余計に激しくなったと聞く。
この経営者・・・自分の経験のないことにも口出しや手出しが多く、誰に吹き込まれたのか専門分野にスペシャリストを招きいれたらしい。
そうすることで、社員より実績や実力が上で部下は言うことを聞かざるを得ないと思ったようだ。
しかし物事はそう簡単に収まるものではない。
全権一任したスペシャリストが・・・自分の意のままになる人材を選び派閥を構成したらしい。
そうなると自然の原理で、派閥からはみ出された人材は淘汰されていく。
中には実力や人望のある者もいたのだが、「この様な会社ついていけないよ・・・」と一人去り、二人去りで気がつけば・・・その企業はイエスマンや他社と比較し実力の劣る人材ばかりになったらしい。
しかし不思議なもので・・・倒産はおろか、赤字経営でもなく今日まで発展しているから世の七不思議の一つとなっている。(これ以上は腹立たしいので止めるのだが・・・)
今の政治の世界も・・・派閥の力が右往左往して、いまだ復興に本格的に取り組む姿勢を見せていない。
組織たるもの・・・くだらん人間が上に立つと腐ってしまうのだが、いまこの時点で派閥や利権を考え、わが身の保全ばかり考える政治姿勢には呆れるばかり。
政治家の皆さん・・・派閥ごとでもいいから被災地に行き民の声を聞いてほしい。
それが政治家の仕事だろうと、私は怒っている。
ワシは悪友たちと行って、心で涙したぞ・・・