コメントにもありましたが、中田翔・・・
本当にいい選手になっていますよね。
自分の考えを自身の言葉でハッキリ表現できる。
野球選手である前に、社会人としての自覚をもつ 立派な人間形成ができています。
相当な覚悟をもって、死に物狂いで野球に取り組む姿は、今年また大きな華を咲かすことになると思います。
広島カープは、彼に対して獲得の意思も示しませんでした。
ちょうどあの年・・・新井と黒田が、同時にFAしたにもかかわらず…
当時の中田翔には、広島では色々な噂が飛んでいました。
カープ球団も、今のオーナーになり、悪しき噂のある人物はドラフト前に回避してます。
数年前に退団された村上スカウト部長・・・
有名な逸話があります。
ある選手を獲得するに際し、球団に報告を入れたところ、球団は、「その子の父親、暴力団らしいな。球団としては獲得は認めない」と言ったそうです。
すると村上スカウトは、「親父は確かにヤクザだけれど、それとこの子には何も関係ない。もし何か球団に不都合が起こったら、私が責任をとる。」
球団は、村上さんの熱意に圧倒され、獲得のGoサインを渋々出した。
約束どおりドラフト指名されたその選手の親は、村上さんの男気に、ヤクザの世界から足を洗ったそうです。
昔のカープは、まじめすぎる選手より、少々ヤンチャな選手を獲得し大輪の華を咲かせていました。スカウトはじめ、育成するコーチなどのスタッフも厳しさと情熱を兼ね備えていたものです。
しかし今では・・・
企業経営には、多少のリスクは伴います。
ましてやプロ野球ともなれば、観客動員に不可欠なのは、実力と共に華のある選手がどうしても必要になります。
黄金期に江夏を獲得したとき、夢のようで信じられませんでした。
当然観客動員も増加しましたし、終盤に江夏のコールがされると、球場は大いに沸いたものです。
あの時の夢を膨らせるシーンは、ここ20年・・・広島の地では皆無になりました。
清原がドラフトで注目されたとき、阪神のスカウトをされていた横溝桂さん(カープOB)が、「どうして広島は、清原を指名しなかったんだろうか?清原を指名すれば、毎試合出場する可能性があるから、観客動員に大きく貢献するのに・・・」と話されたものです。
今年のカープの注目は、マエケンや野村などの投手陣です。
セリーグも予告先発が囁かれていますが、これも低迷する観客動員からきたものと言われます。
しかし先発投手で観客動員をアップするのは、正直難しいでしょう。
やはり元気で、魅力あふれる選手がスタメンに名を連ねるようでないと、球場にファンは足を運ばないと思うのですが・・・いかが思われますか?
逃した魚は大きいですが、中田選手には これからも進化し続け、日本プロ野球を盛り上げてほしいものです。
そしてカープも、今以上にファンに夢を与える地元出身の選手・・・獲得に全力をあげてほしいものです。
有原や丸子…数年後に、必ず獲得する気を前面に出してほしいものです。
彼の親や彼の行いにまるで問題があるかのような噂は一体誰が流し始めたんだろうか。
中田翔を指名しないことを正当化するためにカープが流した噂だったりして。