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家族がガンを宣告されて…7

2009年12月22日 12時55分45秒 | 広島

入院した父の病状は

毎日変化が激しかった。

良かったり…

悪かったり…

その繰り返しで

毎日見舞う妹の電話が鳴るたびに

ドキドキの連続であった。

 

「お兄ちゃん…来てくれん(来い)」

そのように言われた時は…

毎回何かしら良くない時であり

病院までの道中はとても気分が冴えなかった。

 

主治医の先生から話がある場合・・・

 

いい話は少なく、最悪の場合・・・とかの

決断を求められるケースばかりで

正直…苦しかった。

 

父の体力はどんどんなくなり

そのころは…自力で立てなくなっていた。

 

某総合病院に約40日入院していたが

正直…最悪であった。

 

父の検査を、何日の何時に行いますと言われ

近親者が行くと、もうすでに終わっていたり

手続き上の諸連絡は通っていないやら

小さなことをあげればキリがないが

私たち家族は…不信感が多かった。

 

父も入院中…対応に激怒し、退院すると言い出した。

些細なことかもしれないが、点滴やトイレ…

看護師不足?か、対応は良くなかった。

 

一度は、私もキレそうになった。

父からも事情を聴き、看護師さんにも聞こうとしたが

そこは患者は生贄(言葉は悪いが)

私は父を諭した。

 

子どもの私が父を諭す…

正直…辛かった。

内心…「お父ちゃん…堪えてくれや…」と思った。

 

実は父が激怒した日…

数日前に、その総合病院の医師から

「もう現状では、当院では手を尽くせません。

緩和病院に転院され、養生された方がよろしいと思われます」

と…最終宣告を受けており…

中区舟入町のシムラ病院緩和ケアに相談したばかりであった。

 

「父ちゃん堪えてくれや…」の思いは

シムラ病院の岩田先生はじめスタッフの方が

まさしく…父が希望する医療体系であったからだ。


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