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緒方コーチを救った勝利

2011年04月30日 08時32分12秒 | カープ

サードコーチは難しと言われる。

成功すれば選手の好走塁。

失敗すれば、壊れた信号機と揶揄されコーチの責任。

 

我々素人は、スタンドやテレビで

回れ・・・止まれ・・・と軽々しく論じることは簡単に出来るが、

しかし当事者であるコーチや選手は、その瞬時に起こる状況で判断しなければならす、成功すれば拍手喝采で、その逆であれば野次の攻撃をくらう。

 

サードコーチとは・・・

■相手の守備陣系や脚力と肩の強弱

■自チームのランナーの走力や状況判断能力

■GO・STOPの勇気

 それらの条件を噛み合わせていくのであろう。

 

昨日までの試合では、緒方コーチの役割は非常に少なかった。

考えてみれば、サードコーチで試合を決める試合は年間数試合。

しかし、その数試合が・・・勝敗を大きく左右し、得てして

クローズアップもされ、失敗すれば批判の対象にもなる。

 

昨日は2回、判断能力を求められた緒方コーチであるが

東出がランナーでありながら回せなかった心理・・・広瀬のアウトを引きずっていたのだろう。

 

現役を引退し、コーチ修行1年で

いきなりのサードコーチ就任。

緒方コーチに同情もするが、そこはプロ・・・

頑張ってほしいものである。

 

先日の阪神三連戦。

試合前の阪神の守備練習で、カープベンチから視線を送っていた努力の人緒方。

失敗から得たものを生かし、勇気を持って手を回してほしい。

気になるのは・・・自信のない手の回し方が目に付くことが、まだ多い。

しかし・・・それも時間が解決するであろう。

 

野村監督が現役時代・・・

「サードコーチの高代さん(現オリックスヘッドコーチ)が、自信を持って手を回されるから、絶対にセーフになると思って、無我夢中で走りました」とのコメントがあった。

選手に勇気と自信を与える・・・鼓舞する役目もサードコーチの大切な仕事。

緒方自身の現役時代を思い出し、さあ・・・今日から新たな気持ちで頑張ってほしい。



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