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「成功者を祝福する心」を持とう(後編)

2020年01月27日 | 人生
(祝福することによって、自分もまた成功への道に入れる)
前述(ぜんじゅつ)したように、「成功した人が次の人を引っ張り上げていくカルチャー」をつくっていったほうが、全体としては、豊かになるし、成功者も多くなります。
したがって、日本特有の人間関係の問題については、次のように付け加えておきたいと思います。

“カニの挟み下ろし”は、おそらく、日本的な平等社会の原点でしょうが、これからの流動化する時代においては、できれば、祝福の心を持ち、他の成功した人を肯定(こうてい)する考え方を持ったほうがよいでしょう。

そうすると、今度は、祝福した相手が自分に援助の手を差し伸べてくれるようになります。あるいは、「郷土(きょうど)から出ていって出世した」というような人であれば、故郷(こきょう)に対して、何かお返しをしてくれるようになるのです。

もし、自分のなかに、成功した人を悪く言うような傾向があるならば、それは、なるべく直さなければいけません。

ここまで述べてきたことは日本人全体に言えます。「“カニ挟(ばさ)み”をして、成功者を必ず引きずり下ろす」という傾向は、村社会から永田町(ながたちょう:日本の国家中枢機能が集中するところ)まで、日本の至るところで出てきます。

そのように、日本には、傑出(けっしゅつ)した人を求めない風土があるわけです。
しかし、本当に国を富ませて素晴らしい方向に導いていこうとするならば、やはり、祝福の心を忘れてはなりません。

祝福の心はキリスト教的な考え方かもしれませんが、日本人には、これが少し足りないように思われます。

「成功した人は、神の恩寵(おんちょう)を受け、神に祝福された人である。そして、そういう人を祝福することによって、自分もまた、同じようなお招(まね)きに与(あずか)れるようになるのだ」ということを知っておいたほうがよいでしょう。

以上が「人間関係向上法」です。

---owari---
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