こんなに頑張っているのに認めてくれない。
こんなに才能があるのに認めてくれない。
こんなに美人なのに認めてくれない。
こんなにカッコいい男なのに認めてくれない。
こんなに家柄がいいのに認めてくれない。
こんなに金持ちなのに認めてくれない―――。
こんなことは、たくさん、たくさんあるだろう。
しかし、そういうあなたは、
他人の何かを認めてあげたことがあるか。
一体、何回、何人に対して認めてあげたか。
「奪う愛」や「与える愛」という言葉は
知っているけれど、
こんな言い方をされたら、
たちまち立ち止まって、
「ウーン」と考え込むのではないか。
そういう人たちに私は言いたい。
他人に認められたいという心も、
一種の「奪う愛」だと。
人から賞賛を浴びたいと思う心も、
やはり「奪う愛」なのだと。
その前にやるべきことがあるだろう。
あなたには感謝の心があったか。
人々が協力してくれて、
毎日毎日の生活が成り立っていること。
勉強ができるようになったのは、
教えてくれる人がいたからであることを。
親の恩。
師の恩。
社会の恩。
国家の恩。
ささやかな感謝もお返しである。
他人の愛に対する感謝も、
「与える愛」の出発点だと知ろう。
---owari---
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