人生には意味がある ― 学校では教わらない疑問への答え

私たちが宿っているところの肉体は、これは私たちの乗船であり、車であるのです。

皆様方が、いかに自分の愛車を大事にされたとしても、

その車を自分自身と見間違うことはないでしょう。

いくら車が壊されようとも、売り払われようとも、自分自身ではないと思うでしょう。

ところが、人生というものは厄介なものであって、

肉体を自分と思う人が大多数になってくるのであります。

この考え方を180度転換して、

いや、肉体に宿る魂こそが、主人公であるということを、

まず知ることが、王道を歩んでいくための出発点なのです。

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人生最大の苦難、困難の中にある人は、

それこそが、今世あなたの魂の磨きとして用意されているところの

最大のものであるということなのです。

人生の問題集の中の一番大事なことであって、

それを避けて通っては、今世の修行は相ならんと言われているわけです。

このように各人は、それぞれの魂にあっただけの問題集を与えられているのです。

それ以上でも、それ以下でもないのです。

どのような問題が降りかかってきても、

それは、あなたに解ける問題であり、

また、あなたにしか解けない問題であるのです。

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どうしてもどうしても皆様方に知っていただきたいことは、

皆さん自身は神の光が宿っているのですが、

けれども言葉を変えて言うならば、

本当の人生はこの肉体そのものではなくて、

肉体に宿っている魂、霊体としての皆さんが、本当の自分ですよということを握っていただきたいんです。

言葉を変えて申し上げます。

死んであの世に持って帰れるものは、皆さんの心しかないんだということです。

あの世には何一つ持って帰ることができないんです。

この世にあるものは何も持って帰れないんです。

家を持って帰れない、財産も持って帰れないんです。

服であろうと何であろうと持って帰ることはできないんです。

この世の学歴であろうとも、あるいは地位であろうとも、

そういうものを持って帰ることはできないんです。

あの世に帰る時には、心一つなんです。

皆さん方の心が美しいかどうか。

清らかであるかどうか。

皆様方の心が豊かであるかどうか。

それのみが問われるんです。

天国の門をくぐる時には、

この世のものは何一つ持っていくことはできないんだということを、知っていただきたいんです。

だから、あの世に持って帰れるものは心しかないんだから、

この世で経験する様々な事柄は、

皆さんの心を磨くための材料にしかすぎないんだということを、

どうかどうか、強く強く思っていただきたいんです。

それが人生の目的そのものでもあるということなんです。

だから、その意味で言えばこの世において、

いかなる苦難や困難、挫折、悲しみ、人間関係の失敗こういうものに遭遇しない人は、

ほとんどいないでしょう。

けれども、いろんなそういう悲しみや苦しみの中を生きながら、

どうやって皆さんの心を美しく、輝かせるかということが大事だということです。

別な言葉で言うとするならば、他の人に害されたという気持ちを持って、

そして自分自身を傷つけて生きる人もおれば、

他の人に害されたので、他の人に復讐することでもって自分の人生を設計していく人もいるけれども、

そういう人生は誤りであるということを、私は述べているんです。

この世はいろんな経験をする場所であります。

その経験の中でいかに、豊かで、丸い美しい心を作るかということが大事だということなのです。

---owari---