二宮尊徳がつくった五常講は、世界最古の信用組合というべきものだった。これは二宮尊徳の独特の考え方から生まれたもので、1820年に始められている。
小さなお金を人々から出資してもらい必要な人に貸し付けるという、現在の信用金庫に極めて似たシステムであった。
まだ近代化の進んでいない封建時代に、資本の運用システムをつくり出すところに、二宮尊徳のユニークさがある。元来、元手の資本を団体で集 . . . 本文を読む
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