今日は胃についてのお話しです。
私たちが食べるものは、お米や野菜、お味噌汁、お魚やお肉など、いたって自然の食べ物です。化学薬品のような過激なものは摂取していません。けれども、食べたものが胃のなかに入ると強烈な酸性の強い胃液や蛋白質を分解する消化酵素ペプシンが胃から分泌されて、食物の消化と食物と一緒に体内に取り込まれた細菌の殺菌や腐敗防止を行っています。
分厚い肉片でさえ溶かしてしまうほどの強い酸ですが、同じタンパク質でできている胃そのものを消化することはありません。
胃はなぜ自己消化(溶ける)されないのでしょうか? . . . 本文を読む
私たちの体を流れる血液は体重の約8%。体重60㎏の人であれば、約5リットルの血液が全身をかけめぐっている計算になります。
血液の主な役割は、三つあります。
酸素・二酸化炭素・栄養素・ホルモン・老廃物などの「運搬」があります。
体温の調節や水分バランスの調整、pHの維持など「体内の環境を一定に保つ」機能があります。
体内に入った細菌の捕食や免疫反応および止血作用など「生体の防御」機能があります。
このように血液は多彩な働きを行っています。 . . . 本文を読む
一卵性双生児は当然ながら、遺伝子(DNA)はまったく同じです。
にもかかわらず、70歳になったときの二人の顔をみると10歳以上の歳の差を感じるのです。
何がこのように差をつけたのでしょうか?
デンマークで70歳以上の一卵性双生児を追跡調査した興味深い研究データがあります。 . . . 本文を読む
私たちは日頃、物を見ているのは「目」だと考えがちですが、実は「見る」という作業は目と脳の非常に緻密な連携作業とチームワークによって、素晴らしくバラエティに富んだ働きをしているということなのです。
「見えるのが当たり前」と日常では意識することも少ない器官ですが、目は実に繊細かつ精緻な仕組みで機能しています。
外部からのさまざまな情報を脳へ伝達すると同時に、身体の状態や感情までも表現する貴重な器官なのです。 . . . 本文を読む
皆さんは、オキシトシンという脳内ホルモンをご存知でしょうか。
オキシトシンは別名、幸福ホルモンとか恋愛ホルモンと呼ばれています。
オキシトシンには心を癒す効果があるといわれているのです。
今日は、近年「幸福ホルモン」として注目されている「オキシトシン」についてのお話です。 . . . 本文を読む