ひとり者のナイトキャップ 2010-12-10 | 本 結婚しないという条件つきでデンマークに番頭として、送られた主人公 昼は店番として働いて、夜になるとナイトキャップをかぶり眠る ガラス窓もない寒い部屋、 ナイトキャップを目の下まで下ろすと、古い記憶がやってきて 熱い涙が真珠のように溢れてくる 体がきかなくなって、寝ついてしまった老人には看病してくれる人もなく 心の中に広がったのは かんばしい薔薇の花と林檎の花のかおり・・・・ あまりにも儚くて 美しいお話 アンデルセン ひとり者のナイトキャップ