絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

葡萄畑と集落 F0 水彩

2006-09-04 08:59:59 | Weblog
フランスを旅していると葡萄の畑ばかりが目について、その他の作物を作っているのはあまり見たことがない。
農業国フランスというイメージは実感出来ない。
食糧自給率はほぼ100%なのだから、野菜も穀物も作っているに違いないのだが私が通る道筋では何故か葡萄しか目に出来ない。偶にオリーブの林が斜面にある程度なのだ。
罌粟の栽培ではあるまいし、人目に付かないところでこっそり作っている訳でもあるまいに不思議な事だ。
葡萄の木は日本のような棚に這わせるやり方ではなく、人の背ほどに一本一本が独立して育てられる。
フランスの個人主義思想を葡萄にも適用しているようで面白い。


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2 コメント

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野菜や穀類はどこに行った? (湖の騎士)
2006-09-04 20:41:57
野菜や穀物類がまったく目に見えないというのはじつに不思議ですね? だれでも「農業国」というイメージでフランスを見ているでしょうがーー。今度「なぜだ?」と私も在仏経験者に聞いて調べてみようと思います。でも何十年もパリに住んでいても見えない真実が、悠々さんのような旅行者には見えるのかも知れませんね。
湖の騎士様 (悠々)
2006-09-04 20:47:46
実際には麦畑も、野菜畑も有るに違いないです。

オーベルのゴッホの墓の近くには広大な麦畑があります。ごっはが烏の群舞を不気味に描いた場所です。

私が景色に気を取られて気付かないだけなのでしょう。

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