◇親子お茶サロン結愉・お菓子部◇子育て中こそ愉しもう!茶道とお菓子作りの豊かな時間

健やかな子育てと豊かな毎日につなげるひと時

お茶サロンで日本文化
お菓子部で一緒に作ろう!一緒に食べよう!!

夏休み通信2017

2017-08-20 18:29:10 | お菓子とお茶 季のモノコト
9月予定はこちら 
お茶サロン お菓子部

朝晩の風に秋を感じるころとなりました。
みなさまいかがお過ごしですか?

8月は夏休みをいただいております、親子お茶サロン結愉より、
夏休み通信をお届けします


8月も下旬となったとはいえ、まだまだ日中は暑い毎日ですね
この時期は、見た目にものど越しも涼やかな和菓子を目にします。
その材料は、葛(くず)粉、蕨(わらび)粉・・・などいろいろありますが、
なんといっても「寒天かんてん」です。

水ようかんや錦玉羹(きんぎょくかん)〈↓鶴屋吉信 金魚の涼〉
HPより
寒氷(かんごおり)〈右↓洗足太市 撫子〉
HPより
などに姿を変えます。


この「寒天」は、いわゆるトコロテンを凍結脱水し乾燥したもので、
江戸時代に殿様が食べ残したトコロテンを寒晒(かんざらし)にして偶然生まれた、
日本が世界に誇る食品です


原料は、
天草(てんぐさ)やオゴ草などの海藻、つまり植物性で0カロリー、
動物性の「ゼラチン」とは異なります。

またその特徴は、
常温でも固まること、
また保水力バツグンの食物繊維を豊富に含み、消化吸収されないこと。
つまり大量の水を保持したまま腸へと届き、糖やコレステロールを吸着して体外に排出してくれます。


寒天の種類は3つ。
天然の気候条件で作られた「棒寒天」と「細(糸)寒天」、
冷凍機と乾燥機を利用して作られる「粉寒天」です。

棒寒天と細寒天は、
夜は厳しく冷え込みますが、雪や雨は少なく、日中は晴れ上がる気候条件が良質の寒天を作る条件で、
12〜2月頃に作られる、信州茅野や岐阜山岡の特産です。
 
ふやかしたり煮溶かすのに少し時間がかかりますが、
粘り気があり風味が良いのが特徴。

これに対し粉寒天は一年中作られるので比較的安価で簡単に手に入ります。
使い方も水に直接入れて短時間で煮溶け、とても便利です。
 


みなさまもぜひ寒天を召し上がって、残暑を健やかにお過ごしくださいね。
健やかで豊かな毎日をお祈りしております

9月お茶サロンの干菓子は「寒氷」、
9月お菓子部メニューは、この寒天を使う「あんみつ」です、
おたのしみに

また9月からの結愉でお会いできるのをたのしみにお待ちしております


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。