大山レンゲ

花の歳時記

備忘録1

2017-12-07 22:43:05 | Weblog

師走に入り、気分だけが忙しく、1週間が飛ぶように過ぎていく。ここ数日雪も降り寒さが厳しい。

 

紅葉の頃の思い出。いつも集まる仲間から「松茸を食べに行こう」と誘われた。喜んで返事した。行くところは松茸があり、紅葉も見ごろな帝釈峡。その日は暖かい日だった。帝釈峡には数回行っているが、神龍湖の遊覧は初めてだ。遊覧時間は40分。湖面から眺める紅葉は鮮やかな赤、黄色も混じり、時折、落葉が湖面に舞い落ちている。オシドリの集団が静かに移動している。

夕食は松茸ずくしのご馳走を堪能しながら、久しぶりの再会に盛り上がった。松茸と鱧の土瓶蒸し、松茸と広島牛のすき焼、松茸と地穴子の天婦羅、炊き込みご飯など松茸を美味しく頂いたが、カメラを部屋に忘れたのが残念だ。その夜は男性、女性と部屋を別にし、親の介護、自分の体調、老後の事など遅くまで話が尽きなかった。

翌朝は神石高原町のホテルに日本庭園を見に行った。一万坪もある広大な庭園は人影もなく静か。庭を作った人はあの有名な足立美術館を手掛けた人だとか。皆が散策している間池のそばのベンチに座って待っていた。こんなきれいな景色なのに悲しいことに一句も浮かんでこない。静かな湖面に時々大きな鯉がさざ波を立てている。

帰り道を少し遠回りして、空港近くの三景園の紅葉を見に行った。自然の紅葉と手入れされた庭園の紅葉。この季節に出会えた嬉しい小さな旅だった。

男性4人、女性3人、女性は若い頃、数年同じ職場で働いた仲間であるが、私の主人だけ同じ会社で、友人達のご主人は違う会社の人である。もう一人の人は整体の先生。会社を退職した頃から一緒に山登りをした仲間である。今回の旅でも色々な所で皆がさりげなく支えて下さった。思い出すたびに胸が熱くなる。15年前、突然、足が動かなくなった時、すぐに友人が駆けつけて、整体の先生の伝言を伝えてくれた。「イメージトレーニングが必要だから、足が動いていると思うように」と。入院中、いつも動いている、歩いているとイメージしていた。あの一言が今につながっていると確信している。皆にはすぐに会い行かれない距離だが、暖かいご縁に感謝している。


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2 コメント

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日頃のご褒美のひとときでしたね。 (ととろ)
2017-12-08 06:41:13
ゆうさん、お早うございます。今朝はしぐれています。
新しい年が近づいてきましたね。

紅葉、日本庭園、マツタケ尽くし(これが一番羨ましい)
旧知の仲間達とお過ごしになった一日。
日頃のお疲れがほっと飛びましたでしょう。
こんな日があると、「また頑張ろう!」という気に
なりますね。

 私の方も11月は舞鶴からの友人、思いがけず
八千代座・復興半ば(まだほど遠い)の熊本城。
日田での半日何だか近場ですが、忙しく
過ごしていました。お時間のある時にブログへお越し
下さいませ。コメント入れなきゃあとか無理なさらないでのぞき見して下さいね。
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こんばんは。 (ゆう)
2017-12-08 22:54:07
ととろさんこんばんは。
早速コメント頂きありがとうございました。
更新をしないブログに度々来て戴いて
ありがたく感謝しております。

紅葉の景色もさることながら、おしゃべりとご馳走と元気が蘇った旅でした。ほんとうに「また頑張ろう」と思いましたよ。

ととろさんの楽しい旅の様子、拝見しました。さすが素晴らしい文章力に一緒に旅をしているようでした。
遠方のお友達との再会も嬉しい出来事でしたね。

嬉しい出来事を力に忙しい年末を乗り切ろうと思っていますが、すぐに風邪をひいてぐずぐずしています。これも仕方がないかな~とゆっくりのんびりです。
ととろさんも無理をされませんように、ご自愛くださいね。
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