有志舎の日々

社長の永滝稔が、 日々の仕事や出版・学問などに関して思ったことを好き勝手に 書いていきます。

大門正克さんの「現代日本の社会構造と「記帳・自粛」」を読み直しました。

2020-03-03 11:40:12 | 出版
いまの現状を、歴史を振り返って考えてみる事が必要という事で、
大門正克さんの論文「現代日本の社会構造と「記帳・自粛」」(『歴史への問い/現在への問い』校倉書房、2008年)を読み直しました。この論文は1988~89年にかけての昭和天皇の病気・死去をめぐる「記帳・自粛」の広まりについて分析した文章です。
感染症と天皇の死とは違いますが、社会を覆った状況は似ているので、今こそ読み直す必要があると思った次第です。
ただ、現在の状況の方が遥かに判断が難しいので、何でもやめずに強行しろという事ではありません。
要は、同調圧力に負けることなく、自分のアタマで考え、正しく憂慮しつつ、自分で判断するということだと思うのです。もっとも、これ自体がとても難しいことですが。

なお、この論文を収録している『歴史への問い/現在への問い』(校倉書房、2008年)は、この本の校倉さん在庫を引き継いだ有志舎で販売扱いをしております。
ただし、有志舎で扱っているのは校倉さんの「全て」の在庫ではありません。この本を含め2点のみです(この点を勘違いされる方も多いのでお気を付け願います)。
アマゾン、もしくは有志舎直販サイトでお買い求めいただけます。
ただ、こう書くと便乗商法みたいで恐縮ですが、別に購入する必要はないので、図書館などで借りて読んでいただいても全く構いません。
ですからあえて、ご購入用のリンクなどは貼りません。



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