?2月の新刊『トウモロコシの先住民とコーヒーの国民』(中田英<wbr></wbr>樹先生著)は2月26日配本となりますので、3月上旬には書店さ<wbr></wbr>んに並ぶと思います。
著者が14年間に亘って中米の先住民社会について考え尽くした、<wbr></wbr>その熱い思いがギューーーッと込められた一冊です。何度も原稿を<wbr></wbr>書き直し、一心不乱に著書をまとめることに邁進する、そういう熱<wbr></wbr>い著者と一緒に本をつくれて楽しかった!まさに力作です。
http://www18.ocn.ne.jp/~yushisha/newpage709.html
この前、近世儒学思想を勉強し直していると書きましたが、やはり『論語』をきちんと読まないといけないと思い、吉川幸次郎校注の『論語』(中国古典選、朝日文庫)を古書店で買って読んでいます。さすがは吉川幸次郎先生、解説がわかりやすい。
でも、どっちかと言うと、私は『老子』の方が好きなんですけどね。
ちなみに、自宅の本棚には『老子』と『資本論 第1巻』上・下が並んで置いてあり、「なかなかシュールな並びだ」と一人で悦に入っています。
秋から思想史関連の新しいシリーズを刊行する予定で原稿督促を続けながら、入ってきた原稿を読ませていただいています(執筆者の皆さん、あと少しで初校を出しますので、もうちょっと待ってくださいね)。
最近はその影響から、近現代日本の思想史をきちんと勉強し直そうと思い始めています。そこで、70年代くらいに筑摩書房で出していた「現代日本思想大系」全35巻から読もうとネット古書店や神田の古本屋街を回って収集中。
一方、久しぶりに大学時代の指導教官であった故・沼田哲先生の著書『元田永孚と明治国家』(吉川弘文館)も引っ張り出してきて、近世後期儒教思想の勉強をもう一回始めています。卒業して25年、ここに来て学生時代に習った事に還ってくるとは思いませんでしたが、この本を読んでいると、「お前もやっと俺の仕事の意味が分かったか」と沼田先生に後ろからのぞき込まれているような気がしてしまいます。
そうだ、気候がもっと暖かくなったら、沼田先生のお墓参りをしよう。そして、先生が好きだった泡盛を墓前にお供えし、シリーズのヒット祈願をしようかな。
ほぼ半日かかって取次あての請求書を作成、今やっと終わりました<wbr></wbr>。毎月初はこういう経理関係の仕事で忙殺されます。実は、私の老<wbr></wbr>父が定年前は証券金融会社にいて経理ができるため、起業以来、有<wbr></wbr>志舎の経理は父にをやってもらっているのですが、取次への請求書<wbr></wbr>だけは複雑な出荷分類があり、出版についての知識もないと作れな<wbr></wbr>いので、いつも私が作らないといけません。そのため、どうしても<wbr></wbr>半日仕事になってしまう。
もう父も78歳と高齢のため、誰か経理の後継者が欲しいけど、正<wbr></wbr>社員を雇えるような財政状態ではないし、困ったもんです。大学の<wbr></wbr>ゼミの同級生(女性)が、「来年くらいになったら子供の手が離れ<wbr></wbr>るから手伝えるかも」などと言ってくれてますので、その実現を期<wbr></wbr>待して頑張ります。卒業から25年を経ても、青学史学科・沼田哲<wbr></wbr>ゼミの絆が変わらずにあるのは嬉しいことです。
そうそう、それで思い出した。また沼田ゼミの同期で同窓会を企画しなければ。