光の未来へ

自閉症の長男、光とサンフランシスコから。

ユキ 15歳と5ヶ月 天国へ

2021-10-11 04:45:57 | ラブラドール
1週間前からユキの様子がだんだん変わってきました。
口が開けられなくなり、水分補給をしてから、また自分の口から食べれるようになりました。しかし、顔を左側にぐるっと曲げて、体全体がレジれるぐらいに。車椅子に載せると、左側にくるくる回るほどでした。
そろそろ疲れたかなよベッドに移すと、手足をバタバタさせて、もがき苦しそうでした。
木曜日の夜中はその状態が一番ひどくなり、朝になったらエマージェンシーに連れていこうと思いました。

光のプログラムのお迎えが来てから、すぐにユキ、モモを車に乗せて、自宅から20分でつく病院へ。ここはこの近所で一番人気の病院なので、生命に異常がなければ4時間待ちです。
運転中、ケージに入れたゆきがとても苦しそうにワンワン吠えていました。こんなに苦しそうにして、可哀想でした。
コロナから病院の中へは入れないので、私の携帯にナースから電話がきて、ここのところの様子、飲んでいる薬など知らせました。程なく、ユキは駐車場まで迎えに来たナースと一緒に病院内へ。
モモを自宅に下ろした頃、ドクターからの電話で、ユキは脳に腫瘍があるため、神経が侵され、このような状態になっていることを知らされました。
そして、治療はできるけれども、痛みはすぐには取れないし、それはクオリティーオブライフではないと。。私も同感でした。なので、すぐに少しでも早く痛みをとってあげるため安楽死を希望しました。

ちょうど自宅に戻ったので、ユキの好きなチーズとさつまいもを持っていくことができました。病院に着くと、専用の個室がありそこで待っていると車椅子に乗ったユキを連れてきてくれました。
心の準備ができたら、このブザーを押してください。とナースは私たちだけにしてくれました。
点滴をつけてある足以外はいつものユキでした。すぐにチーズとさつまいもをあげるとパクパク食べました。点滴のせいか少し眠そうな顔をしていました。久しぶりにみる穏やかな顔でした。
今度生まれ変わったら、人間になってね。と話しかけました。そして、楽しかったねー。とも。
いつまでもこのままでいたい気持ちもしましたが、また痛みが出ないうちに早く決断しよう。と思いブザーを押しました。すぐに先生が点滴に刺す注射を持ってきました。最初の薬でブランケットに包まれているような気持ちよさになり、全ての処置は2分ぐらいですと説明されました。
ゆきを腕にだき、本当に安らかに眠るように逝きました。その後もしばらくここにいてもいいよ。と言われまたユキと二人にさせてもらえました。少しづつ冷たくなっていくユキにさよならをして、看護婦さんが連れていきました。

帰りの車を運転しながら、出張中のDaddyに電話をして一部始終を話しました。
家に帰ると、モモが悲しそうな顔で迎えてくれました。ひかるはその日はユキがいなくなったことについては何も言いませんでした。

毎日お世話をしていたユキがいなくなり、なんだか時間がありすぎて。。今日は庭仕事に精を出し、モモをドッグビーチへ連れていき、忙しく過ごしました。
もう少し早い段階で、この処置をしてあげたら、辛い時間が少なくて済んだのかな。。など考えればキリがないですが、今は天国で楽しく走っているユキを想像しています。




水分が足りなかったんだね。。。

2021-10-07 12:33:48 | ラブラドール
昨日から体に吸収されやすい水分補給を老犬のユキに与え始めました。効果はすぐに出ました。
寝かせるときに体を突っ張って、暴れて大変だったのが収まりました。さらには、3−4時間眠れるようになりました。
あんなにガチガチに開かなかった口も、今日の夕方からパクッとさつまいも、バナナを食べられるようになりました。
ご飯はまだボトルであげていますが、明日にはお皿からあげてみようかと思います。
3年前ぐらいから全くお水を飲まなくなり、鶏肉を茹でたスープをあげたり、スイカをあげたりしていました。しかし、体に吸収されなくなったのですね。
体に水分が足りないから、おかしな行動が多々ありました。もっと早くに気がついてあげればよかった。。。
ビタミンがたくさん入っています。これで少し元気なユキに戻れるかもしれません。とは言っても
もう15歳ですから、いつ急変してもおかしくない歳です。
とりあえず、ご心配をおかけしましたので、ご報告まで。


してあげる と してあげたい の違い

2021-10-04 08:31:39 | ラブラドール
ここ最近の我が家の老犬ユキの様子。
11月から吠えなくなっていたユキ。横隔膜が衰えたのか理由はよくわかなないのですが、それまでよく吠えていた犬なので、静かになったのはいいことでした。しかし、立てなくなってから、車いすで生活していますが、ベッドに寝かせて、起きたいときに吠えないので、なかなかわかりずらいのです。
犬の本能として敵に襲われるから、立ち上がろうとするようです。。それで、もがいて起きあがろうと手足をバタバタ・前足はまだ強いので、上体を起き上がらせて、方向を変えて頭からバタンと倒れる。
カメラをユキの寝床に置いてあるので、見ていられる時はすぐにヘルプができます。
あまりにバタン、バタンと倒れるので、クッションをユキのベッドの周りに置いてみました。しかし、それが悪い結果に。。。

金曜日の夜中。2時にユキの様子を見た時はぐっすり眠っていたのに、3時に見た時は苦しそうにもがいていました。もがいているうちに鼻先がクッションの間に入ってしまったようでした。呼吸が非常に早くて、体もかなり熱くなっていました。これは緊急事態。ぐったりしているユキをなんとか車いすに乗せて、庭に出てホースで水をかけました。
夜中の水はとても冷たくなっていましたが、これが効いたみたいで30分ほどで呼吸も落ち着き、眠りました。もうこれでお終い。。と思いましたよ。
そして今日は日曜日。うちの犬は3食に分けてご飯をあげています。お昼ご飯をあげた時、いつもより時間がかかりましたが、なんとか完食。しかし夜ご飯はお皿を顔の前に持っていっても、舐めもしません。スプーンで食べさせようと思っても、口が空きません。
ケーキ作りに使う使い捨ての絞り出し袋をロールで買ってあったのを思いだし、そこにフードプロセッサーでお粥状にして口の隙間から少しづつ絞り出したら、ごくごくと飲んでくれました。まだ飲み込むことはできるのが幸いです。
その後、車いすでお散歩をしました。少しだけですが、いつものように楽しそうに押してあげると楽しそうに歩きました。

新しく寝床を整えたところ。
15歳と5ヶ月。


今日のお題のしてあげたい。ユキのお世話はそのものです。
どれだけしてあげたくても命がだんだん細くなっていくのを見るのは辛いものですね。

モモのお散歩をドッグウオーカーにお願いするようになって2週間経ちました。モモは毎日誰か来てくれるのがとても楽しみな様子。
彼女は週末の朝きてくれる動物病院の先生を引退されたジニーさん。とても早足でモモと3キロ歩いてくれます。
ユキの世話ばかりしている私を少し悲しそうな目で見つめているモモ。

来月のサンクスギビングにはモモの大好きな陸が帰ってくるからね。もう少しの辛抱だよ。と言い聞かせています。


2021/08/17

2021-08-18 02:02:39 | ラブラドール
ゆきの車いすが届いた日

約一ヶ月前に注文した車椅子がやっと日本から届きました。
サイズはバッチリ!
高さなど調節ができるようになっていますが、とりあえずこれで練習をして、職人さんにビデオをおくり、指示をもらえるようです。
なかなか届かないので心配しました。びっくりするぐらい大きな箱に入っていて、トラックから台車にのってうちのガレージまで運んでくれました。
本人もなれないので、固まっていましたが、おやつで誘導すると、スタスタとびっくりする速さで動いたので、久しぶりに犬らしいゆきの姿が見れて嬉しかったです。
明日から毎日少しずつ練習です。
歩かなくても、車椅子に乗っていると立っていられるので、腰への負担もなく、楽そうでした!




犬の介護生活 8月

2021-08-17 14:20:50 | ラブラドール
アメリカでは新学期が始まりました。この頃になると夏もそろそろおしまいで、秋の気配を感じ始めます。それでも、昼間の太陽は強く、日陰は涼しい毎日です。
ユキはもうすぐ15歳と4ヶ月になります。
最近は後ろ足がかなり弱くなり、腰が立たない状態です。ハーネスの取ってだけでは支えられず、お腹の後ろ足に近いところに支えのための腰バンドで支えます。
その後ろ足用の支えを使うことで、スタスタと歩けるのです。

先月、日本から犬用車いすを購入しました。岐阜にあるメーカーさんで、職人さんが犬のサイズに合わせてカスタマイズしてくれます。
その車いすを東京の転送コムに送ってもらい、そこで特注の箱に入れ、DHLで発送してもらいました。かなり大きな箱になったようで、本体より国際輸送代の方が高くつきました。
それでも、ユキが少しでも自分の力で歩けるようになるのを見るのが、とても楽しみです。早く、届かないかな〜。。

ユキは去年の11月から毎晩、夜中に2回は起きて、庭に出して用を足します。それだけでは落ち着かずに家の中をうろうろするときがあります。これは犬のボケのサインだそうです。
人間の年齢で言ったら100歳近いのでしょうがないですね。
目もよく見えないので、小さな段差もなかなか足を踏み出せなくなりました。横になるときは頭を支えてあげないと、お布団までの距離感がよくわからず、怖いようです。

先日、久しぶりに動物病院へ行き、尿検査、血液検査、予防接種をしました。特に犬のためのインフルエンザの注射は今年から始まったようです。3週間後にもう一度打つ予定です。
モモは7歳になり、ラブラドールではシニアになったので、彼女もゆきと同じ検査をしました。おかげさまでモモは何も問題がなく、健康そのもの。体重も少し減ったし、よかったです。
ユキは薬の副作用か、肝臓の血液の値が少し上がってきたようです。それでも、少しでも毎日を痛みがなく安心して過ごせるように、続けているホルモンの薬、痛み止めは続けます。

夜中はどうやら腰などが痛くて起きているかもしれないので、寝る前に飲む、よく眠れるための薬をドクターが勧めてくれました。その効き目は素晴らしく、やっと朝の4時半まで眠れるようになり、私も随分と楽になりました。
まだま食欲だけは落ちないユキ。食べても食べても痩せていくのはしょうがないのでしょか。。体重はまた減っていました。一番太っていた時は84パウンドだったのが、46パウンドになりました。
それぐらい軽い方が、抱っこもしやすくていいのですが。

それでは、車いすが届いたら、またご報告します。