ここのところ木製の大判カメラの注文を頂くことが増えた様な気がします。金属製大判カメラがリンホフ、TOYO、ウイスタ位しか無くて木製カメラを選択肢にする方が増えているのかも知れませんね。ただ木製カメラ製造もタチハラ製作所の廃業や、匠の技を持った職人の減少で、欲しいときに直ぐ買えるアイテムでは無くなってもいるのも事実です。先週、写真のナガオカ8x10とエボニーSV45U2の2台が入荷しましたが、どちらも発注してから入荷まで約2ヶ月掛かっています。確かに木製カメラは職人が1台、1台を調整しながら組立をするので時間が掛かるのは当たり前なのですが、ちょっと長いと感じませんか。良く先輩業界人から聞いた「人間、欲しいと思ってから待てる期間は1ヶ月まで」の言葉はどの様に変化しているのでしょうか?この言葉を裏付けする事例も在った事は事実で、昨年、木製8x10カメラを注文され納期の2ヶ月後には「注文したので購入しますが、あまり必要性が無くなって直ぐに売ってしまうかも知れません」と言うお客さんもいました。めまぐるしく変わる現代ですが注文してから待てる期間は皆さんはどの位ですか?
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