皆様 こんにちは。
やっと秋らしくなってきましたね。
今回は一見難しそうに見えて、実はかんたんに出来る、
ワンピースの作り方をご紹介します。(カットソー作品です。)
教室の生徒さん達にも 大変好評でした。
そこで・・
多くの方にカットソーの楽しさを体験して頂きたいと思いますので、
ご希望の方には 試験的に、型紙の販売をしたいと思います。
(ご希望の方、詳細をお知りになりたい方は ご面倒でも左記にメールをお願いします。)
型紙は・・
ウエストで切り替えてあるように見えますが、
前身頃の型紙です。 後ろ身頃中心は(わ)で上のように置いて裁断します。
生地は必ず、ニットを使って下さい。
(多少、ストレッチ性がある物でも普通の生地は不可です。)
用尺=W幅、約2m シングル幅(110㎝幅)、約3m
作り方は・・
カットソーの型紙は縫い代が含まれていますので、型紙通りに裁断します。
後ろ身頃襟中心、襟中心、袖山に 必ず合印を付けておきます。
前身頃、裏側の肩に平テープ(伸び止めテープ)をアイロンではります。
前身頃、後ろ身頃の衿ぐりにストレッチテープをはります。
下の写真の様にクリップで止め、(待ち針、洗濯バサミでも可)
ロックミシンで縫い合わせます。(上記写真60番の糸を使用)
リボン(突き出た部分)は縫わずにおきます。
クリップは両端を止めてから、真ん中、さらに真ん中と止めていきます。
(片側から止めていくとニットは伸びる為 ずれてしまいます。)
襟も縫い合わせます。
前身頃を開いて 右下写真の様に クリップでとめます。
(前中心の縫い代は反対向きにしてクリップを止めます。)
カーブしているところは まっすぐにして縫います。
リボンの先端は糸を結んでから短く切っておきます。
リボンを表に返して アイロンで軽くおさえておきます。
(アイロンはこすったり、力で押しつけたりしないでください。)
次に肩を縫い合わせます。
肩を縫い合わせたら、袖山の合印と肩を合わせ 袖ぐりにクリップを止めていきます。
袖ぐりをロックミシンで縫い合わせます。
脇の下、袖口、裾、とクリップで止め、縫います。 脇の下の縫い代は反対向きにして止めます。
襟を表に返して二つ折りにし、合印を合わせておきます。
身頃と 襟の合印を合わせてクリップで止め、ロックミシンで縫い合わせます。
最後は2~3㎝重ねて縫い、余った糸は毛糸針に通して始末をします。
裾と袖口の始末をして出来上がりです。
身頃丈や 袖を短くしてチュニックふうにしたり、 襟なしにしたりしても良いと思います。
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今日は洋裁記事です。(カットソーではありません。)
洋服の襟や袖口を とも布でパイピングをしたいけど
バイヤステープが 上手くつけられない!
そんな生徒さんの声をよく聞きます。
そこで、バイヤステープの上手な作り方をご紹介します。
たとえば・・・
3㎝幅のバイヤステープをつくってみましょう。
まず、布を大きめの幅(5㎝位)にして
必要な長さに 正バイヤスに裁ちます。
( 正バイヤス ) ( ハーフバイヤス )
正バイヤスに裁った生地を アイロンで しっかり伸ばします。
(↑ コツです。)
(ハサミで裁断しても構いません。)
しっかり伸ばした生地を 改めて3㎝幅に裁ちなおします。
これで、3㎝幅のバイヤステープが出来上がりました。
→厚紙で作っておくと便利です。
(5㎝幅のも作っておくとべんりです)
このまま使っても構いませんが・・・
さらに、これを1.5㎝幅の両折りバイヤステープにする場合は、
アイロン台にテープを置き、1.5㎝幅の厚紙を挟みます。
(上記写真のように待ち針で止めておきます)
左手でテープを引っ張りながらアイロンでおさえます。
(厚紙はずらしながらアイロンをかけます)
これで、両折りバイヤステープは出来上がりました。
ついでに・・
接着バイヤステープの作り方もご紹介します。
両面接着テープをアイロン(ドライ、中温)で軽くあてます。(左)
* 両面接着テープは洋裁用のテープです。クラフト用は使えません。
手芸店にあります。メーカーもいろいろです。
紙をはがさずに二つ折りにして軽くアイロンをあてます(右)
(アイロンをかけすぎ無いようにしてください)
使う時に紙をはがして 布を挟んでアイロンをあてます。
裏、表 両面にアイロンを当て、端ミシンをかけて仕上げます。
洋服の襟や袖口、小物やパッチワーク等・・・、
色々な物に活用していただければ 嬉しく思います。
ここまで読んで下さった皆様 ありがとうございます。
カットソー 、と 洋裁、て、どこが違うんですか?
こんな質問を良く受けます。
詳しく説明したつもりでも、質問した方は???
初めて教室に来られた生徒さんの中には、
「私、カットソーは着ないので洋裁だけ教えて下さい。」
でも、上から下までカットソーで作られたお洋服を着ておられます。
そう, なんです・・
カットソーとは、デザインや形ではなく 縫製方法(縫い方)を言います。
わかりやすくいうと・・
カットソーとは、ニット生地を ロックミシンで 縫い合わせた物を言います。
ロックミシンソーイング、とでも言えば解り易いでしょうか。
(糸も専用の物、60番を使っています。)
洋裁は、普通のミシンで縫い合わせて 縫い代のほつれ止めにロックミシンを使います。
ではなぜ、カットソー(ロックミシン)ではニットしか縫えないのか?
言葉では解りにくいので、実験をしてみました。
ニット生地 普通の生地3本ロック 同、4本ロック 普通の生地に普通のミシン
写真のように、それぞれに縫い合わせてみました。
人が身体を動かしたとき、お洋服の 縫い合わせた部分に力がかかります。
では、上の縫い合わせた物を同じくらいの力で引っ張ってみましょう。
ニット生地 普通の生地 普通の生地
(3本ロックミシン) (4本ロックミシン) (普通のミシン)
( 表に 返して 見たところです。)
結 果 は・・
ニットは全体に伸びるため、縫い合わせ部分に あまり力がかからず
むしろ 生地のほうが伸びてしまっているのがわかります。
普通の生地はロックミシンで縫い合わせた部分が開いて 見えてしまっています。
3本ロック、4本ロックミシンとも 同じ結果になりました。
普通の生地に普通のミシンで縫い合わせた物は変化がなく、
ロックミシンに比べて 縫い合わせ部分に強度があるのがわかります。
実験の結果、カットソー(ロックミシン)では
ニット生地以外は縫えないということがわかります。
以上、ご理解いただけたでしょうか。
カットソーは、 洋裁は難しくて諦めていた方、
忙しくてあまり時間のとれない方
そんな方にお薦めの縫製方法です。
カットソーの型紙、その他については長くなるので次回にさせていただきます。
皆様に少しでもカットソーを楽しんでいただきたい思いでいます。
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ロックミシンが上手く使えない、トラブルが多い・・・
ロックミシンに、苦手意識のある方も多いようです。
多くの生徒さんを教えさせていただいて感じるのは、
ほとんどの方が、同じく 間違った使い方をしているということです。
それは、押え金具、をすぐ上げてしまうということです。
押え金具
押え金具は必要な時(返し縫や方向を変えるとき、筒縫い等)以外は
上げないようにして下さい。
縫い始めの時、布がずれてしまう場合は 押えを親指で上げて下さい。
→押えを挙げてから布を差し込みます。
縫い終わった時も 押えは上げないでください。
そのまま押えは上げず、ロックミシンを動かして
空環を必ず4~5㎝後ろ側に出しておきます。
それから、気持ちは良くわかるのですが・・・
縫っている途中で 失敗した思いから、すぐ押えを上げてしまう方が多いのです。
押えを 上げたままロックミシンを動かしてしまうと、糸が絡んで
慣れない方には 修正出来にくくなります。
これを守って頂ければ・・
トラブルはかなり少なくなると思います。
ロックミシンを 上手に使って楽しんでいただければ嬉しいです。
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