ジンジソウ

僕が「師」と仰ぐ「花*花・Flora」のなかなかさんが長い沈黙を破って復活されました。喜ばしいことです。
なかなかさんのブログは植物を深～く掘り下げて記事にされるので、とても興味深く、いつも読ませていただいていました。
今回復活にあたって、ソフトタッチで記事にしていくとの事でしたが、僕はなかなかさんがそんなことの出来る人ではないと思っていました。そうしたら早速ジンジソウの斑点の謎について究明を開始されました。こうでなくちゃいけません。
ジンジソウの上部の小さな花弁の斑点は黄色のはずなのに、なかなかさんの写されたものは斑点が赤色で、ひょっとしたら新種のジンジソウなのか、それとも地域性があるのかと問題提起されたのです。なかなかさんのジンジソウの記事はこちらから見てください。
そんなわけで僕が持っている過去の画像を見てみたら、山口県で写したものは斑点が黄色でしたが、福岡県で写したものは赤色でした。そこでまた丁度咲いている時期ですから見に行ってきました。

★ジンジソウ


時期的にはちょっと遅いかと思っていたのですが、今年は秋の花の開花が遅れているせいで丁度満開の見頃でした。



流れのそばなどの湿った場所が好きな花です。

★山口県のジンジソウ


そしていろいろと花を観察してみましたが、ここのものはすべて斑点が黄色でした。

★福岡県のジンジソウ


そしてこれは昨年福岡県の英彦山で撮影したものです。昨年の同じ日に撮影していましたが、こちらはすでに終わりかけです。でも赤い斑点は確認できます。確かに赤い斑点のものがあるのですね。

なかなかさんがその後紹介されている掲示板では山口県でも赤い斑点のものがあったとのことで、日本海側に赤い斑点のものが存在するのではという仮説が立てられていました。今しばらくなかなかさんの究明を待ちたいと思います。