ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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自宅から登山口まで車で10分足らずの「火の山連峰」に中学時代の同級生N氏と2人で登ってきました。以前「秋穂八ヶ岳」として記事にしました。こちらからどうぞ。

どうして2人で登ったのかというと、話は1年半前にさかのぼります。夏のお盆の頃でした。いきなり携帯が鳴り、出てみると中学校の時の同級生のN氏からでした。約30年ぶりでした。なんでも中学校の時の同窓会の最中で「どうしてお前は来ないのか」ということになったのですが、丁度こちらは地域の夏祭りの最中だったので、またあらためて連絡しようということになりました。

しばらくして電話がかかってきましたが、僕はこの同級生なんかと久しぶりに会うというシチュエーションが苦手なんです。男ですから、こういう場合にはどこか居酒屋で一杯やりながらということになるのですが、僕はお酒を飲みませんし、無理して酒席に付き合うほど暇ではありません。ですから同窓会の誘いなんかもほとんど断ります。そのことをN氏に告げると、「普段休みの日は何しよるんか?」と言うので、「天気が良ければほとんど山にいる」と答えると、「じゃあ山で会おう」ということになり、そうなれば断る理由もないので一昨年の9月の中頃に本当に久しぶりに会いました。

山のチョイスは任せるというので山口市の東鳳翩山(ひがしほうべんざん)に登ることにしました。当日妹と2人で現れたN氏は頭こそ多少薄くなっていましたが、面影は中学校の時のままで懐かしさが込み上げました。何でもこの日のために妹と2人で登山靴やザックをあらたに購入したとのことでした。

ところが僕のほうが途中で具合が悪くなり、山頂までたどり着けず、ふたりに心配をかけてしまいました。せっかく道具まで新調したのに本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。ですからその日は「また行こう」ということで別れました。それからちょくちょく連絡はとっていますが「また行こう」の約束は果たせないままに1年半が過ぎてしまったのです。

そして正月も半月過ぎた頃、N氏から「正月で太ったので山に行こう」と誘われ、「でもこの前みたいに具合が悪くなったら困るから簡単な山でいいよ」と言われました。こう言われればこちらにも意地があります。簡単に済ますわけもいかないので、ちょっとハードな火の山完全縦走にしたのでした。

火の山連峰は最高点でも304mですから低山ですが、8つの峰をアップダウンしながら登るので結構しごかれます。汚名を挽回しなくてはいけないので気合を入れてのぞみました。

★火の山連峰概念図


「山口県里山歩き記録集」というホームページより地図を拝借いたしました。

右側の「山口県セミナーパーク」の駐車場に車を置き、そこから舗装道路を一番北側にある「潟上中学校」まで歩き、そこから山に入って縦走し、一番南側にある「林道終点」まで下ってセミナーパークに歩いて戻りました。休憩を含めて約5時間でした。

★秋穂方面から見た最南端峰「亀山」


N氏を迎えに行く前に南側より撮った火の山連峰の最南端峰「亀山」です。岩がむき出しの尖峰は見ているだけで登りたくなります。今回は写真の中央左、日陰と日なたの境目になっている尾根を下りました。

★セミナーパークより望む「火の山~亀山」


車を置いたセミナーパークからの画像です。一番右が最高峰の火の山(標高304m)、一番左の尖峰が上の写真の亀山(標高300m)です。

天気予報では寒くなるとのことだったのですが、思ったよりも寒くなく、最高のお天気でした。

★最北端峰「岩屋山」登山口


駐車地より約20分歩き、潟上中学校の体育館の横を抜けて、最北端峰「岩屋山」(標高218m)の登山口に到着しました。運動場からは野球部の練習する声が聞こえました。

★鯨岩道標


まずは鯨岩を目指しますのでこの道標に従います。ちょっとシダがかぶっていますが、踏み跡ははっきりしています。

★鯨岩


鯨岩を下から見上げたところです。確かにシロナガスクジラのような形をしています。

★鯨岩より小郡、禅定寺山方面


登山口から約20分で鯨岩に到着です。岩の上はテラスのようになっているので休憩場所に最適です。

新幹線の新山口駅と禅定寺山方面です。

★鯨岩より魚切山、東鳳翩山方面


中央右の尖峰が魚切山、左側の鈍頂が狐ヶ峰、そしてその間の低いところかが秋穂往還の通る陶峠です。そしてその陶峠の向こうに見える山が東鳳翩山です。

反対に東鳳翩山の方から見るとこのようになります(写真を表示した後はブラウザの「戻る」で戻ってください)。中央に見える小さく尖った峰が火の山です。火の山は東西から見ると鋸歯状の連峰ですが、北側から見ると富士山のようなキレイなコニーデに見えるのです。そして火の山の手前の低くなったところが陶峠です。

★鯨岩より周防大橋、きららドーム方面


南西方面を見ると阿知須方面です。椹野川(ふしのがわ)と河口にかかる周防大橋が見えます。その向こうには白いきららドームが見えます。

★鯨岩よりN氏と御伊勢山方面


西側には御伊勢山、愛宕山の連峰が見えます。ここも低山ですがなかなか面白いところです。

★岩屋山への道標


鯨岩からは岩屋山の道標に従います。

★岩屋山山頂


鯨岩から約15分で岩屋山(標高218m)に到着です。山頂標識はサルトリイバラのリースで飾られていました。

その2に続きます。


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