ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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登山サークルの今年最初の例会は大分県の国東半島にある猪群山(いのむれやま・標高458m)でした。どうしてこの山を選んだのかといえば、今年が亥年だからです。干支登山といって干支の字のつく山に登ろうという団体があると聞いたことがあります。この山にも今年の登山記念の杭が立ててありました。辰年の「竜」「龍」のつく山は沢山ありますが、それ以外はそれほど多くありません。

★国東半島の地図


猪群山は豊後高田市の旧真玉町にあります。以前ご紹介した「スパランド真玉」という温泉施設のすぐ近くです。

★猪群山登山口


猪群山への登山口へは「ストーンサークル」という標識をたどっていくとわかりやすいです。「猪群山ストーンサークル」と書いてある標識もありますが、ただ単に「ストーンサークル」と書いてあるものもあるので、とりあえず「ストーンサークル」を目指してください。
登山口の所は道が少し広くなっていて、5台くらい駐車できるスペースがありました。

★猪群山山頂


登山口から整備された階段状の登山道を登ること約45分、猪群山の山頂に到着しました。猪群山は双耳峰で三角点のある写真のピークが西峰で、ストーンサークルと呼ばれる巨石群のあるピークが東峰です。
西峰には休憩舎やベンチなどが整備されていますが、今回は記念撮影だけして東峰に向かいました。

★ストーンサークルへの道標


山頂からは登ってきた道と、ストーンサークルへの道と、スパランド真玉方面への道とみっつに道が伸びています。今回はこの道標に従い、ストーンサークルへと向かいました。

★猪群山頂の環状列石


ストーンサークルは環状列石というのですね。古代の祭祀遺跡とあり、女人禁制だったと書いてありましたが、おばさんたちは平気な顔して入っていきました。

★陰陽石


丁度祭祀場への門のような感じで立っていました。謂れを読んだだけで何だか厳かな気持ちになりました。

★こちらが「陽」ですね


こちらが「陽」の方の石です。そそりたっています。

★こちらが「陰」ですね


こちらが「陰」の方の石です。割れ目が入っています。

このような石は山ではたまに見かけます。山自体が信仰の対象になってきたからでしょうね。「陽」が男で、「陰」が女です。でも医学用語では局所はどちらも陰部といいますね。男だから陽部とは呼びませんものね。まあ、どうでもいいことなのですが・・・。

★神体石


これがご神体の石です。祭祀の中心だったのでしょうね。

★遠く由布岳と鶴見岳


幾重にも山が重なって山水画のような風景が広がっていました。その一番奥に見えるのが由布岳(右)と鶴見岳(左)です。このふたつの山は天気が良ければ山口県からでもよく見えます。

★漁師めし


山での食事は妻は弁当を絶対に作ってはくれませんからコンビニのおにぎりがほとんどです。ただ今回は行きに立ち寄った道の駅・豊前おこしかけでこの「漁師めし」というのを見つけたので買ってみました。値段は300円とリーズナブルです。鯖めしの上にシャコと卵焼きがのっていました。温かかったらもっと美味しかったのでしょうが、そこそこのお味でした。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
石の環 (ぶちょうほう)
2007-02-03 15:21:34
ルンバルンバ様 こんにちは
ストーンサークルを「環状列石」とは上手い訳ですね。
小生なら精々「石の環」となるところです。
ところでこれを言葉で表わすのに、「環状列石」と「ストーンサークル」とでは英語のほうが先なのでしょうね。
こういう大掛かりな築造物の中に身を置いてみたいものです。

話変わって、政治ネタ・・・柳澤さんの発言から始まり、リンクを辿って武部さんの次期首相論に至るまで面白く読ませていただきました。
柳沢さんは押すも退くもならなくなりましたね。
来週の政局がどう動くか、野次馬になってしまいそうです。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2007-02-03 19:21:46
★ぶちょうほうさんへ
いつもコメントいただきありがとうございます。おそらく世界にもこのような遺跡みたいなものがあるのだと思います。大分県の別の場所にもあったと記憶しております。山を霊域として崇拝していてた先人の思いにふれたような気がしました。
柳澤さんは僕の予想では今週中に辞任すると踏んでいたのですが、なかなか粘っています。早くも閣僚がふたりも辞任したとなっては安倍さんのリーダーシップが問われることになるので、安倍さんも必死で慰留しているのでしょうね。辞めないのなら辞めないで選挙にツケが回ってきそうですね。
 
 
 
由布岳 (TA)
2007-02-10 12:23:42
はじめまして
由布岳 思い出しました!
昨年九州旅行で行きました。国東半島・熊本・鹿児島・長崎・・・と。
登山の趣味はありませんが、旅が好きです。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2007-02-10 23:41:40
★TAさんへ
はじめまして、お越しいただきありがとうございます。
伊豆や箱根から富士山が見えると感動するように、大分県で由布岳が見えると感動するものです。
僕も旅は大好きです。今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
 
なつかしいです。 (K.I)
2009-07-04 20:57:31
大学時代に昭和53、54、55年の3年をかけて猪群山の調査を行いました。
入り口には陰・陽石があり2重の環状になっています。確か東野方角に鏡石(半分に切られて鏡面上になった石が有りました。石の大きさは地上に出ている部分が1~2m位で、中央に4m程の中央石が斜めに立っており、石の頂上には窪みがあります。
窪みの中は磁力があり、磁石は正しい方向を指しません。
位置の材質はその山の物では無いようなので誰がが運んで並べたのだと思います。

56年に松本清張先生を始め、九州の考古学者が集結して調査が行われました。
先生たちは皆さん高齢で、真玉町の若い衆がカゴを作って担いで上っていました。
皆さんは卑弥呼の調査の一環として調べたれていたようです。

私たちの調査せは、この遺跡について古代の文献は見つかりませんでした。

この遺跡について古文書の存在をご存じの方が有りましたら教えて頂きたく。

今、神奈川県に住んでいます。本州でもストーンサークルを探してみたいと思うのですが、どなたかご存じですか?
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2009-07-06 20:09:13
★K.Iさんへ
コメントいただきありがとうございます。お恥ずかしい話ですが、僕はそういう学術的なことはよく分からずに登っていました。
この年は丁度「いのしし年」で、年初めの登山で干支の名前の付く山に登ろうということでこの山にしました。
でも山頂のストーンサークルは本当に不思議でした。人工物のようでしたから、昔の人はすごかったのですね。
またよろしくお願い致します。
 
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