ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



田中澄江さんは著書の「新・花の百名山」で、その一峰の中に道後山(標高1269m)をあげていらっしゃいます。高山植物が大好きな方だったようですから、西日本からはあまり選ばれていないのですが、花が多いということで選ばれたようです。冒頭の一部をご紹介します。

「山高きが故に尊からず」という言葉は、道後山の1269mのためにあるような気がした。一等三角点のあるその頂きに立つと、北に伯耆大山がうつ然と盛り上がり、胸にこたえる重量感だ。・・・(中略)・・・。西には、烏帽子、立烏帽子などの山名を持つ尖った頂きを持つ山々が連なり、南には猫山の何か生きものがうずくまったような姿が見える。
道後山には花が多いとだけ聞いてあこがれ・・・(後略)・・・。

この本を読んだから行ったわけではないのですが、「比婆道後帝釈国定公園」のこの地域・山域は花の多い場所です。気がついたら、5月に「帝釈」に、6月に「比婆」、そして7月に「道後」と毎月のように通っていました。とても魅力的な場所なのです。

今日から5回にわたって道後山の夏の花をご紹介したいと思います。一部道後山のものではないものも含まれていますが、近くで見たものですのでご了承願います。

★オオバギボウシ


6月17日の記事でつぼみをご紹介しました。丁度見頃を迎えていました。背の高い花なので群生しているとキレイです。

★コバギボウシ


オオバギボウシが草原のような場所で見られるのに対して、コバギボウシは湿原のような場所で見かけます。オオバギボウシよりも小柄ですが、花の色が濃いのでキレイです。

★ユウスゲ


名前の通り夕方から咲き、一日花ですから翌朝には終わってしまいます。たまに翌日のお昼頃まで開いているものもあって、この花はそうでした。
昨年のユウスゲの方がキレイですので、こちらから見てみてください。

★ノカンゾウ


家の近くで見かけるのはヤブカンゾウばかりなので、ノカンゾウを探していたら見つかりました。ノカンゾウの方がすっきりとしていて好みです。

★ノギラン




地味な花ですが、夏の山ではよく見かけます。

★ヤマジノホトトギス


この花を見ただけで汗がダラダラと流れてきそうです。ほとんどパブロフの犬状態です。それだけ暑いときに咲いているという印象の強い花です。

お気付きになった方もいらっしゃるでしょうが、今日の花はすべてユリ科の花たちです。春にはキンポウゲ科やラン科の花を追いかけていましたが、夏はユリ科やキク科の花が多いですね。道中も車の中からコオニユリやヤブカンゾウのオレンジ色をたくさん見かけました。

その2に続きます。

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )


« オニコナスビ 道後山の夏の... »
 
コメント
 
 
 
行ってきました。 (コモレ日和)
2007-08-04 03:46:10
こんにちは。私も先日、道後山、帝釈峡に行って自然を堪能して来ました。遠いところ精力的に通われてますね。

 
 
 
ホトトギス (naoママ)
2007-08-04 11:07:01
おはようございます。
昨日から「北岳」に登る予定でしたが、台風の影響を考え中止になりました。
少々ガックリ来てしまい、山の記事を載せているブロガーさんを訪問して心和ませています。

やはりルンバルンバさんの所は「高山植物の写真」が豊富で嬉しいですね

先日の「北アルプス登山」の折に、常念小屋からの下りでギボウシもホトトギスもたくさん咲いていました。
黄色のホトトギスでしたから「山ホトトギス」だったのかしら?

田中澄江さんの「新・花の百名山」は我が家にもありますので、これから読んでみますね。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2007-08-04 18:55:30
★コモレ日和さんへ
お越しいただきありがとうございます。
片道約3時間半もかかるところをよく通ったものだと自分でも思います。それでも地元では見られないものが見られると思ったらどうしても行きたくなるのです。
広島県にはいい所がたくさんあって、これからもまだまだ通い続けたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2007-08-04 19:00:57
★naoママさんへ
先日来の燕岳のレポート楽しませていただいています。とっても羨ましいです。
うちの登山サークルの人たちも2日から薬師岳に行く予定にしていたようですが、中止にしたそうです。台風では危ないですものね。
黄色のホトトギスはタマガワホトトギスとかジョウロウホトトギスの仲間ではないですかねぇ。ヤマホトトギスはヤマジノホトトギスの色とほぼ同じですから。
田中澄江さんの本は最初の「花の百名山」の方が語り口が優しくて好きです。でも身近な山が載っているのは「新・・」の方なのです。
山は逃げませんから頑張って挑戦してくださいね。
 
 
 
こんばんは (多摩NTの住人)
2007-08-04 20:11:01
台風がお近くを通過したようでしたが、大変でしたね。お見舞い申し上げます。
今年はヤマジノホトトギスとヤマホトトギスをもう一度きちんと比べてみたいと思っています。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2007-08-04 21:29:58
★多摩NTの住人さんへ
台風は思ったほどひどくなかったので助かりました。
ヤマジノホトトギスとヤマホトトギスは見ると違いはよくわかるのですが、言葉でそれを説明しようとすると難しいです。頑張ってくださいね。
 
 
 
私も (panda)
2007-08-05 22:49:10
ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの区別
してなかったです・・・
お盆に雲仙に帰省したときよく見てきます
まだ咲いてるかしら?
モウセンゴケも楽しみにしてるんですよ~
あと1週間・・・
ルンバルンバさんいつも有り難う
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2007-08-06 17:35:05
★pandaさんへ
今までヤマジノホトトギスとヤマホトトギスが同じところに咲いているのを見たことがありませんので、どうも棲み分けができているように感じます。
モウセンゴケも数日後に載せる予定ですから、よく見て帰られてくださいね。モウセンゴケはよく晴れた日ならば10時頃から2時頃までの間が見頃です。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。