「初春に山を歩いていてガスの匂いがしたら、そこにはヒサカキの花が咲いている」と教わったのが去年の春。一年なんてあっという間です。
今年は花の開花が遅いようでヒサカキもつぼみばかりだったのですが、歩いていてふっとガスの匂いがしたので見てみると、やっぱり咲いていました。満開とまではいきませんが咲いていてくれました。
★ヒサカキ(雄花)
写真ではわかりにくいですが、とても小さな花です。雄花は形がつぼ形です。おしべが見えます。
★ヒサカキ(雌花)
雌花は形がすその少し開いた鐘形。大きさも雄花よりもさらに小さいです。
★ヒサカキの葉
葉っぱがサカキに似ているが、サカキに非ず。ということで非榊→ヒサカキと覚えるのだと教わりました。
LPガスのような匂いですからいい匂いとは言えませんが、一緒に歩いた方は好きな匂いだそうです。理由は「ヒサカキの匂いは宿題のない春休みの匂いなの、だから大好き・・・」、詩人です。
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そんな風に感じたこと一度もないんですが、間違ってるのでしょうか?
全く想像が出来ませんね~
名前が分からなかった…けど今日は何だか嬉しい一日の始まりです。
初めて見ました。
可愛い花ですね。
名前の覚え方にも納得でした。
宿題のない春休みの匂い・・・
いい表現ですね。
ありがとうございました。
えっ?、ガスの匂いではないですか。最初にガスの匂いと聞いたときに「まさにピッタリ」と思ったのですが、味も人によって感じ方が違いますから、匂いもそれぞれなのでしょう。
でも確かにむせるような匂いです。まだ咲いているのがわずかだったので、ふっと鼻先をかすめたような感じでした。
こんにちは。ひまわりさんもガスの匂いではありませんか?、形勢不利になってしまいましたね(笑)。
懐かしい匂いということは子供の頃から野山を駆け回っていたということですね。
今の子供たちにもこの匂いが懐かしいと感じるように野山を駆け回ってもらいたいものです。
普段、海の周りを歩かないのでハマヒサカキは見たことがないのですが、先日海の周りを歩いて、それらしきものを見つけたのですが、さすがに花はありませんでした。すごい悪臭、ということだったので一度匂いを嗅いでみたかったのですが。
ここのものは暖かいところに生えているので早いのです。他の場所ではこちらもつぼみです。でももうすぐですね。
かわいい花ですが、葉っぱに隠れがちなのでよく見ないと見つけられません。とても小さいですし。
大きな派手な花に目が行きがちなのですが、よく見てみると個性豊かなものがたくさんあって面白いですよ。
香りというのは個人差があるので、はたしてどのような匂いがするのでしょうか。
興味ありますね。
>ヒサカキの匂いは宿題のない春休みの匂い・・
上手い、思わず拍手したくなる表現ですね。
じゃ、春休みの匂いって?
それは詩人の感覚なので、説明するようなことではありませんね。(笑)
葉っぱのギザギザのあるなしが違うとのことですが他にも違いってありますか?
実家では榊と呼んで神棚に飾っていたのですが、葉っぱを見るとヒサカキだったようです。
意識してなかったので花や匂いに気付きませんでした。春に帰省することがあったら、是非確かめてみたいです。
さすが春さん、ありがとうございます。このままでは孤立無援、四面楚歌、え~と、まあいいや、になるところでした(笑)。
いい匂いか、悪い匂いかは別にして、確かにむせるような独特の匂いです。でも興味がわくでしょ。春さんも見つけて思い切り匂いを嗅いでみてください。
>ヒサカキと榊の区別が今ひとつ分かっていません(汗)
実は僕もいまいちわかっていません。花がなかったらすごく迷うと思います。他の違いもよくわかりませんね。
是非実物を確かめてみてください。
サカキのないところではヒサカキを代用するそうですから、同じツバキ科で有ることから似ているでしょうね。
幹を見ただけでは区別が付きませんね。
でも葉の縁にギザギザがあるか無いかということは、実に大きな区別点であり、それが決定符だとしたら大変分かりやすい識別法ですね。
こういった場合の似たもの同士の分別図鑑があれば大変助かりますね。
ところでサカキとヒサカキとでは花の形状や大きさ、咲き方、時期、丈の高さ、新芽の形状などでも差異があり、同じ場所に並べさえすれば、分かりやすいと思います。
小生の場合は、毎朝神前にお榊を供えますので、幸い、両者を見間違うことはないみたいです。
ヒサカキはサカキの代用品になることもあるのですか、しかもツバキ科なのですね。初めて知りました、ありがとうございました。
神棚のある家庭ではサカキは必需品ですから、なじみが深いでしょうね。
実家は神道なので、シキビでなくサカキです。
僕などはこのての葉っぱは全部一緒に見えてしまうほうなので、いつも混乱しています(笑)。
風さんがお持ちの本の著者はヒサカキの花の匂いは良い匂いではないと判断したのですね。仲間が一人増えました(笑)。
ところで、信州ではサカキがめったにないのでソヨゴをサカキの代用にします。そのためかソヨゴをサカキと思い込んでいる人が多く、うっかり間違いを指摘すると怒り出す人さえいますので、さわらぬサカキ(論議)に祟りなしです。
「さわらぬサカキに祟りなし」なのですね。人の思い込みを覆すのが難しいことは毎日体験していますのでよくわかります。
確かにヒサカキにはごちゃごちゃいろんな物がくっついているような印象がありますね。サカキの方がすっきりしています。
「ガス臭い」とは決して思えないんですが…
この「ガスの匂い」発言はいろんな所で反響がありました。僕も決して嫌いな匂いではないのです。金太マイドッグさんがおっしゃられるように、春の匂いだと僕も思います。ヒサカキを見つけたら必ず鼻を近づけます。
ただ、「何の匂いに近い?」と尋ねられたら、やっぱり「LPガスの匂い」と答えると思います。
またのお越しをお待ちしております。
で、1文をものしましたのでTBさせて頂きます。併せてお願いなのですが、私の方の『ヒサカキの匂い』の記事にこちらの記事をTBしていただきたいのですが・・。よろしくお願い致します。
この時期の宮島は、照葉樹の花の宝庫でした。ヤマモモの花とかタイミンタチバナ等,初めて見たものが多数ありました。これはぜひともルンバルンバさんに写真&解説つきで紹介して欲しいものだと思いながら歩きました。いつの日かよろしく!
宮島行きの記事は読ませていただいていました。ヒサカキのことも読ませていただいていました。懐かしい香りに包まれて良かったですね。
先日読売新聞にヒサカキのことが載っていました。やっぱりガスの匂いと書いてありました。
まあ感覚というのは人それぞれですね。宮島は植生が豊富なようですね。
トラックバックの件、承知いたしました。早速トラックバックさせていただきます。
色んな方の反応や私自身の感じ方から一つ気づいたことは、子どもの頃からこの花の匂いを知っていた人には『懐かしい』と言う感じ方があって、それがこの匂いを美化しているのかも知れないと言うことです。
何しろ私が棒切れを振り回していた次代にはまだLPガスはありませんでしたから・・。
年を経てこの匂いに行きついたら、あるいは別の感じ方になったかも知れません。幼少年期の記憶と言うものが密接に関わっているような気がします。
もう一つ気づいたことは、私を含めて誰一人として『香り』とは言わず『匂い』と言っていることです。バラやラベンダーなら『香り』でしょうが、少なくともヒサカキのそれは『芳香』でないことだけは確かなようです。
ところで、同じヒサカキで赤みのある花と白っぽい花があり、アセビにもこの傾向があります。タイミンタチバナと言う初めてみた花にも赤花と白花がありました。これは何を意味しているのでしょうか?
その前に、ルンバルンバさんはこういう色の違いに気づかれたことはありませんか?
きっと木偶さんのおっしゃるのが正解なのだと思いました。最初にどちらの匂いを知っていたかによって、ずいぶん印象は変わるだろうと想像できます。僕などはガスの匂いのほうが先ですから、きっとこのような印象を持ったのだと思いました。
確かに誰も「ヒサカキの香り」とは言っていませんね(笑)。
ヒサカキやアセビにピンクの花があることは承知していましたが、先日よそのブログで真っ赤なヒサカキをみました。こうなると別の花のようでした。
タイミンタチバナという花は初めて聞きました。今後気をつけてみます。
いろいろとご教授ありがとうございました。