ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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★クリ


その昔、解剖学の「内臓学生殖器系」の授業において「人間の精液の匂いはクリの花の匂いに似ている」と教わりました(こういうことだけはちゃんと覚えています)。正確に言うと精液は大きく前立腺液と精嚢液に分けられ、匂いのもとは前立腺液の中のスペルミンという成分です(精液のことを「スペルマ」と言いますがここからきているのですね)。ちなみに精液がネバネバしているのは糖分を多く含む精嚢液のせいです。前立腺液はサラサラしているそうです。
ちなみに植物図鑑を調べてみましたが「クリの花の匂いは人間の精液の匂いに似ている」と書いてあるものはありませんでした(当たり前だって!)。



しかしこの事を教わった当時は植物には全く興味がなく、クリの花がどんな花かも知らず、匂いもかいだ事はありませんでした。ところが田舎に戻って山歩きを始めて、入梅前の時期に歩いていて鼻をかすめた匂いに「これだ!」と直感しました。そして匂いのもとの花を探すと細長いクリーム色の花で、あらためて匂いをかいで、「クリの花に間違いない」と確信し、帰って調べてみたらやはりそうでした。



ところが僕はこの匂いが大嫌いなのです。今では山を歩いていて鼻先をかすめると胸が「うっ!」となり、気持ち悪くなります。写真を撮影しているときもなるべく口で息をするようにしていました。花の匂いでそれほど嫌いというものは少ないのですが、クリの花のこの生臭い匂いはダメです。降参です。

★タンナサワフタギ


タンナサワフタギはハイノキ科の落葉低木です。「タンナ」とは韓国の済州島(チェジュド)の古名だそうで、最初に済州島で見つかったのでこの名前があるそうです。タンナトリカブトも同じ理由と思われます。
済州島(チェジュド)といえばチャングムが流刑で流されたところです。当時の済州島は日本でいえば佐渡のようなもので流人の島だったのですね。最近はリゾート地のようですが。しかしテレビで「チャングムの誓い」を見るかぎり、流人の島というイメージはありません。流人の島というと朝から晩まで強制的に働かされてボロボロになっていくイメージがありましたが、チャングムはわりと自由でした。しかもいつの間にか試験を受けて脱出していました。日本の流刑のイメージとはずいぶん違っていました。

★ネズミモチ


ネズミモチはモクセイ科の常緑の小低木です。果実がネズミの糞に似ていて、葉っぱがモチノキに似ているのでネズミモチというそうです。残念ながらネズミモチの果実も、モチノキの葉っぱも、そしてネズミの糞も見たことがないのでコメントができないのが残念です。

★ユキノシタ




このユキノシタは田舎の大きなお屋敷の苔むした高い石垣にびっしりと生えていました。それは見事でした。車で結構スピードを出して運転していたにもかかわらず、すぐにユキノシタの群生だとわかりました。ですからUターンして撮影させていただきました。
相変わらずユキノシタは大根足です(変わるわけないって)。僕はどちらかというと細いほうが好みです。ですからジンジソウの方が好みです。

コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
若い頃 (横浜のおーちゃん)
2006-06-19 21:32:51
冒頭に書かれた知識があって、現在の家に移り住んだときにこの匂いだと納得しました。

近所にクリの木がいっぱいあるからです。

私は平気なので花から実への経過を観察しています。

ものすごいユキノシタの群生ですね。こんなビッシリなのは初めて見ました。
 
 
 
栗の花 (mogu881)
2006-06-19 22:02:14
お久しぶりです。栗の花私も見つけました。TBさせていただきました。栗の木はよく見るのですが花ははじめて見ました。雪ノ下もたくさん増えますね。こんなにたくさん咲いていると見事です。
 
 
 
時代ですね (ぶちょうほう)
2006-06-19 22:41:57
ルンバルンバ様 こんばんは

鼠の糞にだけ反応しておきます。



その昔は鼠君とは随分鉢合わせをしました。

米びつの中にネズミの糞が入っていたり、縁の下に鼠の巣が有り、まだ目の開かない仔鼠を見たり、野良猫が鼠をゲットして、食べ残した頭と尻尾が家の濡れ縁に並べられて居たりと、生活の随所に鼠君が登場しました。



屋根裏を鼠がドタドタ走るのは常識でした。

ところが鼠は面白いのですよ、屋根裏に向かって、「人間が寝るまで静かにしていて呉れろ」と声にして話しかけると音がしなくなるのです。



くだらなくなりましたね。

そうそう、鼠の糞は黒くてラグビーボール状で、この実とはよく似ています。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2006-06-19 22:48:47
★横浜のおーちゃんさんへ

クリの花の匂いは知識としては男性ならば持っているかもしれませんね。ただ近くにクリの木がないとなかなかその匂いに遭遇することはありませんでした。

ユキノシタの葉っぱは沢山見ていましたが、これほどの花を見たのは僕も初めてだったので嬉しくなりました。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2006-06-19 23:08:29
★mogu881さんへ

コメントとトラバ、ありがとうございます。クリの花は今が花盛りです。今年は少し遅れています。

クリ以外のどんぐりの花なども似たような匂いがしますが、クリほど強烈ではありません。

こちらからもトラックバックさせていただきます。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2006-06-19 23:12:08
★ぶちょうほうさんへ

うちも数年前までは天井裏をねずみがかけっこしていました。丁度稲刈りが終わると家に入ってきていました。最近は野良猫が住み着いているのでねずみが来なくなりました。そういえば糞を見たことがあるはずなのですが、失念していました。形まで覚えていませんでした。話しかければ静かになるのだったら話しかければよかったと悔やんでおります。
 
 
 
そうだったんですか~チャングム~! (なかなか)
2006-06-20 20:23:28
な・な・なんと「タンナ」とは韓国の済州島(チェジュド)の古名だったんですかぁ~!! いいことを教えてもらいました。

チャングム 面白いですよね~。 友人から教えてもらってはじめシブシブ見ていたのですが、すごくはまってしまって一気に見てしまいました。

流刑のチャングムが試験を受けたとき、おいおい帰らなくっていいの~・・てまじで思いましたよ。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2006-06-20 23:24:44
なかなかさんへ

なかなかさんもチャングムを見ておられるのですか。面白いですよね。死罪をかろうじて免れて流刑になったわりには、自由でしたよね。ドラマとはいえ不思議でした。
 
 
 
TB有難うございました♪ ()
2006-06-21 15:50:35
我が家のユキノシタはもう終わっていました。

ユキノシタは大根足なのですね。

実は数年前足を怪我して1ヶ月間ギプスをつけていました。

ギプスを外した時ものすご~くスリムな足に成っていました。

このままだったらいいな~と思いましたが歩き始めたら元に戻ってしまいました。

私もジンジソウになりたいですわw
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2006-06-21 23:51:12
杏さんへ

大根足は僕の個人的な見解ですが、他の同じ仲間のものに比べるとそのように感じました。

歩き始めて元に戻って良かったのですよ。元に戻そうとすごく努力しているのになかなか戻らない人が多いのですから。ジンジソウにならなくて良かったのです(笑)。
 
 
 
タンナサワフタギ (keitann)
2006-06-22 14:09:39
ルンバルンバさん、こんにちは。

ずいぶん前の記事にコメントをつけることをお許し下さい。

実は私も先日タンナサワフタギとサワフタギと思われる二種類の樹木の花を見ました。もう10日前に撮影した画像ですが、ようやく今日アップできました。

どちらもよく似ていますが微妙に違うようです。

ルンバルンバさんの画像の花は葉の形や花の咲き方がサワフタギのようにも見えますね。
 
 
 
コメントありがとうございます (ルンバルンバ(管理人))
2006-06-22 22:51:19
keitannさんへ

コメントいただきありがとうございます。

タンナサワフタギとサワフタギの花というのは似ていますね。タンナサワフタギにした決め手は葉っぱの鋸歯で決めました。じつはまだサワフタギを見たことがありません。今度探してみます。
 
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