星のぶろぐ

日々あったことを徒然に…。ほとんど趣味。

in本多劇場

2022-11-27 22:41:05 | ケータイから日記
KERA・MAP #010「しびれ雲」
下北沢 本多劇場

初日が延期になってしまったため、本日が初です。私的エリザベートが昨日までなので、本日からは頭を切り替え……ていた筈でしたが、まだ千穐楽公演中止の後遺症が多少は残ってます。えーん。゚(゚´Д`゚)゚。
それはさておき(おくのか)、私、初のKERA・MAPです。しかも本多劇場。久しぶりにもほどがあるレベルの劇場です。前回来たのは20年近く前じゃないかしら? その上、下北沢がシャレオツに変わったせいで、駅から迷ったのは言うまでもなく……。まあ、迷うことを想定して行ったので開演には余裕で間に合いました。
しかし、入場してから気づく。……まさかの最前列! ビビりすぎて帰りたくなりました。なんせ私、応援する対象とは適切な距離を保ちたいと思っているので。もちろん、握手会とかはそれなりに楽しみますが、そこまで接触にこだわらないです。というか、お金を出したらその分に見合うだけのパフォーマンスを見せていただければ、それでOK。できることなら素の顔はあまり見たくないくらい。なお、「"素の顔"というテイ」は歓迎。それを素の顔として楽しむ、というプレイです。
さて、ストプレの芳雄くんは初めて観ます。正直なところ、私は彼の歌が大好きなので、歌わない芳雄くんのチケットを取るのには躊躇しました。そうでなくてもエリザベートが財政を圧迫しているし。ですが、本多劇場に立つ彼は見てみたい。ということで、チケット確保しました。そしたら最前列の刑。とはいえ、こんなことは滅多にないことなので、全力で楽しまねば!
物語は、昭和10年(だったと思う)の架空の島での日常……で良いのかな? しびれ雲と呼ばれる雲が現れると、潮目(いろいろなこと)が変わる、という言い伝えがあって……。
芳雄くんは、そんな島に流れ着いた記憶喪失の青年、フジオ(仮名)。どうやら自殺しようとしていたものの、何かの拍子で頭を打ち記憶喪失となったらしい。記憶がなくなった彼は、その島に馴染み穏やかに暮らしていく……。
別に、黄泉の帝王が1人の少女に惚れたり、どこぞの帝国が滅んだりとかすることなく、大きな事件も事故も起こらず……どこか懐かしい感じのする芝居でした。笑いあり、ちょっぴり涙もありで、静かに時間が流れていく感じでした。
なお、歌わない芳雄くんでしたが、最後にちょっとだけ歌いました。やっぱり嬉しいです。

愛、それは罪

2022-11-26 21:44:10 | 芝居

劇団☆新感線 42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』
新橋演舞場

『エリザベート』公演中止延長。帝国劇場千穐楽中止 Σ(゚д゚lll)……という、ショッキングなニュースが入ってきたのは、2日前のこと。ただただ、残念でしかない。゚(゚´Д`゚)゚。もちろん、罹った人を責める気はありません。せめて、地方公演は無事に幕が上がりますように! そして、博多座まで無事に完走できますように! のおかつ、花ちゃんバージョンのBlu-rayが発売されますように!!!!!!!(ドサクサ)

中止が決まった以上、悲しいけどこれ現実なのよね……ということで受け止めるしかありません。大人しく家にいるのもなんだし……と思って、もう一度行きたかった新感線に行こう! と考えたのですが、当日券は抽選方式に⁉︎ しかも、前日に抽選参加券なるものをゲットしなければならない。や、ハードル高すぎでしょ! でも、それだけのことしないと人が並んじゃうんだろうなぁ……。エリザベートも前日電話だったしね。納得しつつ、抽選参加券ゲットに参加してみたところ、運良く確保。発売開始1分以内の出来事でした。まずは第一段階クリア。で、本日、20分前までに新橋演舞場前へ集合。受付をして半券をもぎって貰い、時間まで待機。本日はライブビューイングのため、劇場前には中継車が停まってました。……こういう風景を花總シシィの日にも見たかったよ(ようは機材トラックが停まってる=収録)。で、時間になったら、係員の方が、もぎった半券を引いていく。抽選参加券なので、全員が購入できるわけではなく、当たった人が当日券を購入できるというシステム。アナログだけども分かりやすい。ざっと見た感じですが、確率は3割くらいかなと。こりゃ、流石に無理だわー……と思っていたら、番号を呼ばれました。思わず「はいぃっ!」とヘレネのような返事をしてしまったです(^◇^;)。東宝の神が見放した私を、松竹の神が拾ってくれたということか……。
お席は1階席後方でしたが、花道が少しだけ見えない程度で、後はほぼ問題なく観られました。一度観てるから、話の内容は分かってるし、そこまで気になりませんでした。せっかくチケットが手に入ったのだからめいいっぱい楽しむぞ!

アンヌ女王は美しく、そしてイケメンでした(知ってる)。早乙女友貴くんの殺陣は圧巻。特に川原さんとだと、「いや、本物がきたー!」って気になります。楽しい! エンタメ最高! 公演中止の悲しみを吹き飛ばしてくれ!

二幕は、初っ端は泣き笑いです。日比谷の閣下は観られなくなったから。1回目に観た時は不意をつかれたので笑いが止まらず、内容が入ってこなかった(^◇^;)ですが、今回はちゃんと歌を聞いたぞ! 「最高の〜タンスは、俺のもの〜」。泥棒だから色んな物を盗む。小さなものから大きなタンスまでってことだそうで。一応、理屈は合ってるますな! トドメの黒燕尾は、目の保養すぎました。
ところで、イクシタニア王子(河野さん)のアドリブが宇宙戦艦ヤマトだったのは何故なんだろう……。しかも、ライビュだから全国各地&海外の方々も沢山観ているというのに、何故? 世代的にかなり上の方の人にしか伝わらないのではないだろうか? や、笑いましたけどね。
テーマが世代交代ということで、若い役者たちが頑張ってました。欲を言えば、みはるちゃんの歌がもっと聴きたかったです。あと、ロザリオは、もしかしたら神田沙也加ちゃんだったのかな……なんて考えてしまいました。もちろん、石田ニコルちゃんはとっても可愛くて、上手だったので文句があるわけではありません。


痛み入ります

2022-11-23 23:56:22 | 芝居

家政夫のミタゾノ THE STAGE ~お寺座の怪人~
EXシアター六本木

エリザベートの合間を縫っての観劇です。連日だとキツイかなーと思いつつ、行ってきました。もちろん、マスクと消毒はマストです。
さてさて、ドラマ家政夫のミタゾノは、全部を見ているわけではなく、それなりに知ってはいる、というレベルです。が、登場人物は把握してるからおそらく大丈夫。結果として、大丈夫でした。
公演時間は2時間で、休憩無し。最近一幕二幕構成ばかり観ていたから、ちょっと新鮮。というか、この椅子で2時間ぶっ通しはちょっとツラいなぁ……とか思ったり。なんせ尻が帝劇に慣れちゃってるのでね(^^;)。
それはさておき、さすがはミタゾノ。面白かったです。ドラマ版より怖さは弱いかな? 面白さの方が強かったです。
主演がTOKIO松岡昌宏なので、絶対あるぞと思っていたジャニーズネタは、どちらかというと原ちゃんが担ってました。客層もあってバカウケでした。そして、初めて知る。そうか、きみはカウコン呼ばれたこと無かったんだね……(/ _ ; )。何かあったら松兄に呼んでもらいなね。きっと可愛がってくれるよ。知らんけど。あと、私的には好きな感じの子だったので、逆転裁判は実現して欲しいと思いました。ガタイが良くてカプコン体型で大変よろしいわ(^o^)。
公演タイトルからして、オペラ座の怪人のパロディなのかと思ったら、そうでもなかった(笑)。でも怪人は出てくるんですけどね。やはりそこはミタゾノ。ご家庭のヨゴレを落としまくってくれます。
浦嶋りんこさんのドリカムネタとシスターアクトネタは、客席の笑いがほぼ無くて、笑っていいものか悩むところでした(や、笑っちゃいましたけどね。制作側の意図を汲みますよ)。
宝塚ネタは、面白かったけど、セリフで流し気味で笑うタイミングが掴みにくいので、あからさまに「ベルサイユのばら」みたいな分かりやすいパンフレットとかをバーンと客席に見せた方が面白いと思う。賽銭箱から取り出して「こ、これは……た、宝塚のパンフレット!(で、客席に見せる)」みたいな。その方が客が笑うタイミング掴めます。元ジェンヌ役の子、上手でした。
驚きの展開もあり、最後には何故か歌って踊る。欲を言えば、松岡昌宏の恥ずかしいダンスが見たかったです!!!!!


たった1人の人間なのに、俺を震えさせる

2022-11-22 23:50:04 | 芝居


エリザベート
帝国劇場

東京公演も残りわずか。育三郎トートが、終わっちゃうんだなぁ……(しみじみ)。
さて、本日は子ルドルフがまた3人目に当たりました。子ルドルフは3人ともとても上手なんですが、私はこの子のお芝居がとても好きです。
ゾフィーお祖母様とのシーンで、
「母も子も妻もないのです!」と言われた後、一回首を横に振ってから「お祖母様!」と呼ぶのが良い。未来の皇帝であろうと、お祖母様はお祖母様なんだ! という、意思表示。切ない。甲斐ルドルフに通じるんだよなー。甲斐ルドルフはママ鏡で、ママを必死で説得する……というか、説得できると信じてるんですよね。信じて歌ってるからこそ切ない。初期の甲斐ルドルフはよく分からん芝居だったと思うけど、最近のはとても好きです。デカくて健康的すぎるけど、ま、いっか。
育三郎トートは、なんだか初期よりラブ度が上がってました。というか、ちょっと人間っぽくなったのかな? ラスト近くで演技プラン変えてきたのかな。いっくんファンがやられてる色気ってのはきっと、「エリザベート、泣かないでお休み、私の腕の中で」のトコと、ドクトルだよね? たしかに私も「うわっ」となったです。というか、なんか生々しいぞー。そして、歌はホントーに上手い! 歌の紫トートですわ。
そういえば、闇広なんですが、今日の甲斐ルドルフ、ずっと上を歌ってました。これはルドルフによって決まるんじゃなくて、もしかしたらトートで決まってる? 教えて詳しい人!


皇后の言いなり

2022-11-20 23:43:23 | 芝居


エリザベート
帝国劇場

本日、花の会(花總まりFC)貸切。お席をご用意いただけたので、張り切って行ってきました。私としては、帝劇でのラスト古川トート。正直、もっと観たかったー。チケット確保の時、思っていたよりご用意いただけてて、ビビったものですが、今となってはそれですら足りなかった(^◇^;)。
本日は今期初の補助席。……ちょっと愚痴。前の列の席(S席最後列)の男性が、開演直前に膝掛けを出したんですよ。冷え性なのかな? と思った次の瞬間、折り畳んだ膝掛けをお尻の下へ。それって、座高アップですよね? 最後列とはいえ、後ろには、観やすいとはいえない補助席組がいるんですけどー。まだ段差のある2階席とかならまだしも、1階席で大人のやることじゃないんじゃないと思いますよ。そして、とても手慣れていたので、もしや常習犯なのでは? まあ、私は座高が高いのでそこまで騒がずともそれなりに観えたし、せっかくの貸切公演に水を差したくなかったので何も言いませんでしたけど、お隣の方は観えなかったんじゃなかろうか。ちょっと気になる。

そんな感じでちょっとご機嫌斜めになってしまった私でしたが、公演始まってしまえば、観ることに集中です。
そうそう、今回ついに3人目の子ルドルフに当たりました。これで全キャストコンプリートです(ただし芳雄を除く)。
そんな3人目の子ルドルフ、とても良かったです。歌声がちょっと小さいかもだけど、お芝居がとても好きでした。今年の子ルドルフ、歌が上手い子・顔が可愛い子・芝居の上手い子といった感じかと。どの子も可愛いので、古川トートの性癖が炸裂(←言い方に気をつけろ)。『ママどこにいるの?』で、「呼んでくれれば来てあげる。必ず」で、ドサクサまぎれに頬っぺ触ってます。閣下、もしかして、ルドルフがでっかくなっちゃって可愛くなくなったから殺しちゃったんですかい?(違います)
そんな古川トートですが、またちょっと痩せた気がする。個人的にはガタイの良い今期のトートが好きなので、このまま痩せすぎないでいただきたいです。糖度高めな美しいトート、たまらんですわ。
でも、今日は割とあっさり目だった気がします。いつもはもっと迫ってませんかね? 貸切公演だからって遠慮したのかな? でも、花ちゃんファンは古川くんも好きという人が多いと思うよ?(私もそのうちの1人である) なので、もっともっと迫っていただきたい。そして、それを全力で拒むシシィ(ごめん、古川くん)。
皇后陛下の体操室での長椅子の飛び乗りはやや復活。でもこれからまだ先が長いので、無理はしないでねー。
今日はカフェのシーンで、登場するルキーニが押してくるワゴンの上のカフェグッズが床に散らばるというハプニングが。結構大きな音でガシャーン! と派手にぶちまけてました。以前にも、割と大きな音でガタン! となつたことがあったので気になってたのですが、ついにやっちまったか、という感じです。小道具もお疲れなのか(^^;;。
花ちゃんは、それはそれは美しかったです(知ってる)。『私だけに』での迫力が増してきた。魂の叫び。ここへきてまで進化する花總シシィ、凄すぎる。それとは対照的に、カーテンコールは、いつもより笑顔でした。FC貸切だからある意味ホームだし、安心したのかな?
さて、終演後はFC貸切公演恒例、岡本プロデューサーが仕切るトークコーナー(笑)。あ、その前に、特別映像「ヒロインへの道」上映。花ちゃんは鏡の間のお衣装のまま登場。エリザベートじゃなくて、花總まりとして着て登場なので、表情が違う。綺麗けど可愛いんですわ。重たいのに、ありがとうございます。トークは前回とほぼ同じ。岡本Pが「前回の続きからで良いですか?」と聞いたら、花ちゃんが「始めからでお願いします」とお願いしたので(この辺り、前回来られなかった人への配慮なんだろうな)。見ていて思ったのですが、岡本P花ちゃんファンだよね? それならBlu-ray発売について、お力添えいただけませんかね? 「♪岡本Pはファンの鏡(鑑)だから、岡本Pはファンの思い全てわかるはず」とママ鏡の節で歌いたい。
今回もプレゼントコーナーがありまして、またもや「皇帝と皇后の顔のマグカップ」です。前回と同じく、くじを入れた箱を乗せたワゴン(ルキーニのカフェのやつ)と共に登場。万里生くん、アシスタントありがとう。花ちゃんがくじを一枚引いては、番号を読み上げるんですけど、いちいち言い方が可愛い。なぜか拳を握り勢いをつけて読み上げるんですよ。ちなみに、「M、マリーのM!」とこだわっていたのがまた可愛い。ですが、一度くらいは「万里生のM」と言ってあげてー(笑)。隣でニコニコしながら黙々とアシスタントしてくれてた万里生くん、本当にありがとうです。なお、私はもちろん当たりませんでしたけどね! お土産は全員にリペアジェルとポストカードでした。楽しかったー!


お言葉、嬉しく伺いました。

2022-11-17 22:35:35 | 芝居


エリザベート
帝国劇場

週始めに、公演中止の一報があり、ついに来たかと心配しておりました。ですが、本日から公演再開。ありがたいです。でも、中止期間中のチケットを持っていた方、それどころか中止期間中のチケットしか持っていなかった方のことを考えると、手放しで喜べず……。チケットを確保するためにどれだけの手を尽くしたかと思うと……他人事ではなく、胸が痛いです。

そんな再開したエリザベート。古川トートはマチソワニ連投。大丈夫かなぁ……(余計なお世話)。
本日のお席も2階席。上手側のサブセンター。……ちょっと愚痴。前の席の方が前のめラーで、お隣の方がスマートウォッチ光らせまくりでした(涙)。こういうのは自分じゃ気づかないんだよね。私も気をつけようと思いました。
さて、前回観たのが育三郎トートだったので、まず、ビジュアルの差にビビる。歌はともかく、とりあえず見た目が好みである。そして、今日は、花ちゃんシシィに古川トート・万里生フランツ・甲斐くんルドルフ、1マリーとトリプルフェルセン。皆でマリーを取り合ってるの図(笑)。たまらん。
今日は今まで観た中で一二を争う出来だったと思います。やっぱり公演中止直後だからなのかな。ここへきて、花ちゃんシシィの美しさが上がってる。そりゃフェルセンズも取り合うわ! 古川トートのお姫様抱っこは相変わらず無いですが、個人的には気にならない。むしろこっちの方が好きかも。ただ、立ち去るのに手持ち無沙汰になるから、1テンポ置いてから(シシィを名残惜しげに見てから)立ち去ったらどうだろうか。
そして、ここへきて甲斐ルドルフが、良くなってきている。いいぞー、なんか革命成功させちゃいそうだけど(笑)。だが、それがいい。
あ、子ルドルフの3人目には、未だに会えていません。ルドルフ、どこなの? 聞こえてるの?


闇の中から見つめている 最後に勝つのはこの俺さ

2022-11-12 23:50:15 | 芝居


エリザベート
帝国劇場

今日も元気に帝国劇場。本日は久しぶりの育三郎トート。お席は2階A席上手よりサブセンターのため、少々遠い。でも、全体的に観るには良いお席。

相変わらず、瞬きしない育三郎トート。カラーコンタクトのせいもあって、不気味さ倍。たしかに青い血が流れてそう。愛と死の輪舞の後、お姫様抱っこ有り。大変だろうから、育三郎閣下も、トートダンサー使ってくれて良いよ。

ルキーニのちっちゃいアドリブが増えた。なお、入れ方は育三郎ルキーニっぽいと思いました。

トートダンサーの靴音(足音ではなく、キュッキュッって音)が割と聞こえる。こんなに聞こえたっけ? 二階席まで聞こえるって結構な音よ? もしや、乾燥のせい??
結婚式の時、シシィが元気よく「はいっ!」って誓った瞬間、ルドヴィカは笑顔になったけど、マックスは絶望的な顔になってた。一階席だと、近くにいる閣下に目が行きがちなのですが、二階席だからゆっくりとシシィをオペラでガン見です。うん、美しい(知ってる)。その副産物的な感じで知った、シシィの両親の表情だったりします。

フランツとルドルフのすれ違い、マリンツの「この新聞を知っているか?」のところで、ルドルフに対するお芝居が少し変わった。今まではキツく問い詰める感じだったけど、問いただす感じ?

エーヤンでの棺馬車から、甲斐ルドルフは飛び降りるのね。今までどっちがどっちだかわからなくなってた(^◇^;)。闇広、立石ルドルフは上下どっちもだけど、甲斐ルドルフがずっと上。
皇后陛下の体操室で、「それがいい、エリザベート。待っていた!」で、上着を先に脱いで、かーらーのー、シルクハット、スパーン! と投げる。おお、宝塚みたいだ。ずっと古川トートばっかり観てたからとても新鮮。古川トートは、帽子脱いでそっと長椅子に置いてからの、上着の前をバサっと開く! という若干痴漢おじさ……いや、なんでもありません。
あと、育三郎トートは、長椅子に飛び乗ってた。ああ、危ないからやめてーヽ(´o`;革命失敗の時、育三郎トートは立ち塞がらないで、正面向いて立ってる。ああ、ルドルフにはあんまり興味ないんだねー。
死にたいのか? で、ちょうど唇のところのラメが光って悪魔的。これは単なる偶然なんどけど、なんか印象的でした。

ルドルフの葬儀、悲しみが強かった。階段降りるときには、泣き疲れてる感じ。個人的には、ルキーニに写真を撮られて、咄嗟に顔を隠す。美貌が衰えたのを見せたくないという、エゴイストの一面をこの一瞬で見せるのがとても好き。ちなみに、「自慢の黒髪についに白髪が一本」の時に、マジ顔で女官の手を掴むのも老いに対する恐れがリアルで好きです。


悪夢で、最後の「エリーザベーーーーーー!」が一回だけで、めっちゃロングトーンだった。さすが歌ウマ閣下! 聞き応え抜群ですわ。
ちなみに、育三郎トートでの私的ツボは、最後のダンスで1回目のサビ後の吐息です(「お前は俺と、踊るさーだめー(チャラッチャッチャッチャッ)ah〜」です)。分かってくれる人多いと思うんだけど、どうだろうか……。


もう誰にも歯車を止められはしないさ

2022-11-10 23:05:52 | 芝居


エリザベート
帝国劇場

♪財政は破綻したまま、観劇は続いてる〜
というわけで、私の懐とってもコールド、財布の中身を完全ホールド(タイバニ、ブルーローズ風)ですが、頑張ります(何を?)。今期で最後との噂の花總シシィ、いまだ収録の気配はなく、記録に残るかはもはや絶望的なので、記憶に残すしかない。試される私の記憶力!

さて、相変わらず美しい花總シシィ。今日は初っ端から可愛さ全開。たまらん。そりゃ閣下も惚れますわ、納得。なお、育三郎トートより古川トートは、ラブ度が高いと思う。なんというか、少女漫画っぽいというか、アニメっぽい感じ。ええ、大好きですよ!

古川トートはちょいちょい変わってました。まずは、愛と死の輪舞歌い終わりで、シシィを、お姫様抱っこせずにトートダンサー呼んで代わりにさせてた。手下を使い倒すトート閣下、これはこれで良い。
最後のダンスでのスライディングが、いつもより甘かった。あと、マントの裾でシシィを撫でなかったΣ(゚д゚lll)。私の好きポイントがーー(ノД`)。あと、皇后陛下の体操室で長椅子飛び乗りが無くて普通に上ってた。うん、それでいいよ、危ないもん。長丁場だから、怪我とかマジで心配だから(^_^;)。それから、「ルキーニ、早く取りに来い」が歌に戻った。

バート・イシュルで、シュガンツが花シシィをひと目見た瞬間から、ずっと目で追って古川くんるのを初めて視認。だってフランツと一緒で、いつもシシィ観てるからさー(笑)。「ああ、陛下、一目惚れですか」って思いました。まあ、花シシィは可愛いからな! 納得その2。

そんな可愛いシシィですが、結婚式の後から、終始不安そうな表情になる。人生の歯車が狂い始めたんだろーなぁ。不安がつきまとう、いうよりは「違和感」の方が正解かな。その、違和感=死(トート)。常につきまとう死の影。僕は怖い(作品が違います)。
この作品は、演者(特にルキーニ)によって解釈が変わってくるから、面白いんですよね。個人的には、大きく分けて、
全て、ルキーニの妄想→裁判官殿にウソついてる
ルキーニは、トート閣下の手下→裁判官殿に本当のことを言ってる
の2種類かなと思ってます。

今日は、なんか全体的に演者に力が入ってる気がする。いいぞいいぞー! そして、今期のシシィで今日の花ちゃんが一番キレイな気がする。や、いつもキレイなんですが。今日は特別により一層キレイだわーと、一幕終わってシシィの美しさの余韻を楽しんでから、トイレに行こうとしたら、目の前にリーヴァイさんが! そりゃ、力入るわな。納得その3。

リーヴァイさんも楽しんだ花總シシィ、映像に残してください。BOX上等! 買うわ! というか、買わせてくださいーーー!!!!!!!


最高のタンスは、俺のもの

2022-11-05 18:16:32 | 芝居

劇団☆新感線 42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』
新橋演舞場

『しびれ雲』初日延期! Σ(゚д゚lll)……という、ショッキングなニュースが。このご時世、仕方ないと分かってはいても、残念と思う気持ちも仕方ないです。もちろん、感染した方もワザとなわけじゃないから責める気はありませんが。だからといって、こちらが沈んでいても仕方ない。なので、「払い戻しのチケット代がら戻ってくる!」と無理矢理言い方に考えて、別な費用に充てようと思います。
という、謎の前向き思考で、新橋演舞場へ。当日券取れるか分からんけど、ダメだったらシャンテでエリザ飯食べて帰ろう……という、プランBを用意しつつ行ってきました。なお、夕方には帰宅したいので、昼の部限定。……何故、自らハードル上げるのだ、私よ(^_^;)。
五右衛門ロックシリーズは好きですが、薔薇サムが1番好きです。五右衛門が悪でカッコいいというのはもちろんですが、なんせアンヌがカッコいいしキレイ! 古田さんと同格で張れる女優さんってなかなかいないのでは? と思います。
物語は前作の『薔薇とサムライ』の続きです。前作を観てないと、シャルルのネタはちょっと分かりにくいかも? しかし、それを覆すくらいの浦井くんの存在感(なのか?)。とりあえず面白いので、よし!
そして、生バンド! 楽しすぎる! ミュージカルもですが、生演奏ってテンションあがりますよね。ちゃんとストーリーは進むのに、バンバン入れてくるネタ! これぞ新感線! って感じで、あっという間に一幕は終了。楽しい!
そして、二幕。……。初っ端からなんかきたー。すみません、笑いが止まらなかったです。まさかのトート閣下(風)降臨。ちゃんと空から登場というこだわり。傘もって飛んでたから、メリーポピンズ風でもあるかな? フライングのワイヤー外す時に手下(?)にパンチくれてるのは、閣下がトートダンサーを退かせるやつよね。そんで、歌い出したのは『最後のダンス』……ではなく『最高のタンス』! どんなタンスや! 面白すぎる! だが、美しい! しかも、髪が銀髪だから、古川トートっぽい。いつも通りに大笑いするのは憚られたので抑えつつ笑っていたため、とてもキツかったです。危うく黄泉の国へ旅立ちそうに(笑)。いのうえさんの安定のエリザネタ(そーいや、今期のエリザではロビーでお見かけしてないなぁ)。
そして、トドメに、黒燕尾! ぎゃー!!!!!!! ナニコレ、カッコイイ! もう、美しいとカッコイイが大渋滞してました。ここを観るだけでお釣りが来ます。宝塚退団してから四半世紀以上経ってるのに、このカッコよさ! 凄すぎる……。
エンタメって素晴らしい! と思わせてくれる公演でした。もう一度観たいよう……。


誤魔化すなよお前は、あいつを愛しちゃいない

2022-11-03 23:20:56 | 芝居


エリザベート
帝国劇場

安定の帝劇通い。観られる時に観ておかないと、もうどうなるか分からないので、お財布の許す限りは通います。
許してなくても通います。

本日のお席は、上手側の割と前の方。今期は下手側が多いので、珍しい。

私だけに、いつもより芝居っ気が多い気がした。歌の上手さで言えばちゃぴシシィだと思うけど、私は花シシィの方が好きです。なんというか、心に訴えかける……。

どーでも良い話ですが、ちょっとツボったところ。エリザベート開けてくれ、で、フランツがドアをひいてた。陛下、そのドアは押してー。
マダム・ヴォルフのコレクションで、マデレーネをお披露目されてる時、大司教さまが十字切ってた(今まで全然気づかなかった。ごめん、大司教さま)。

子ルドルフのシーンで地震。セットも結構ガタガタいう程の大きさで、びっくりした。けど、芝居続行。プロだ。客席もざわつかず。こちらも、プロ(笑)。

体操室のシーンで、古川トートが長椅子に飛び乗るの失敗した。右足引っ掛けたっぽいですが、そのまま片膝ついてシシィを睨みつけたまま、「誤魔化すなよ、お前は〜」と歌い続けていた。コレはコレで、カッコ良かった。今期の獣系トートならではのリカバリーではないかと(なお、「誤魔化してるのはお前の方じゃ!」と、心の中で突っ込みましたが(^◇^;))。
でもね、前々からこのシーン危ないなぁ……って思ってたんですよ。今年の古川トートは、割とヒラリと飛び乗ってたから安心してたんだけど、ついにやっちまったかーと。育三郎トートも気をつけてねー。

悪夢の「ルキーニ! 早く取りに来い!」が歌じゃなくて、セリフになってた。前回観た時も思ったけど、変えてきたのかな?

それから、カーテンコールのトートダンサーが変わってました。月替わりなんだなー。ということは、御園座とか梅芸、博多座も違ったりするのかな?

 
こうして見てみると、やはり少しずつ変わってきてます。生の舞台の醍醐味だなぁ……。と観られる有り難さを噛み締めつつ、次の観劇を楽しみにするのでした。